by mccoy12345
カテゴリ
甦る妖術使い ナイトメア キャッスル モンスター誕生 仮面の破壊者 ロボット コマンドゥ 迷宮探険競技 サムライの剣 深海の悪魔 電脳破壊作戦 サイボーグを倒せ 海賊船バンシー号 宇宙の連邦捜査官 恐怖の神殿 フリーウェイの戦士 宇宙の暗殺者 死神の首飾り 地獄の館 雪の魔女の洞窟 サソリ沼の迷路 トカゲ王の島 死のワナの地下迷宮 盗賊都市 さまよえる宇宙船 運命の森 バルサスの要塞 火吹山の魔法使い 親に戻る or 豪華版
以前の記事
2009年 09月 2009年 08月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 02月 2007年 01月 2006年 12月 2006年 11月 2006年 10月 2006年 09月 2006年 08月 2006年 07月 2006年 06月 2006年 05月 2006年 04月 2006年 03月 2006年 02月 2006年 01月 その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
【技術点14/14 体力点19/23 運点13/14】
北に向かって歩いていくと、沼地を覆っている澱んだ水蒸気の幕がお出迎えだ。 だが“瘴気の沼”とはいうものの、今の段階では、まだこれは毒性の空気じゃない。あくまでも今の段階では、だが・・・ 縦横に走る小川や細流を越え、さらに先へ進む。すると、ほとんど水が流れていない小川に行き当たった。むき出しになった川底の泥は、まだジメジメしている。 ということは、つい最近、この小川はせき止められたというわけか・・・( ̄д ̄) よし、ちょっと調べてみるか。俺は小川に沿って上流に行き、何が流れを詰まらせている原因なのか、確かめてみることにした。そして、さかのぼってみたら・・・ 小川の中に山岳部族の女戦士が横たわっていた。 彼女が原因だったのだ。何者かの襲撃を受け、ここで力尽きたらしく、身体に数本の矢を突き立てて弱々しく呻いている。とりあえずまだ生きてはいるのだが・・・うーむ、瀕死状態だな。 キャンチェスから買った回復の水薬を彼女に使うかどうか? だけどあの薬を飲ませても、ちょっと回復は無理そうだ。ムダになって勿体ないかな。 いや、でも・・・きれいな姉ちゃんだからなあ(゚∀゚)♪ ここは親切にしてやろう。俺は女戦士の身体を岩にもたれかけさせて、それから回復の水薬を口にそっと含ませてやることにした。目の下にクマを作りながらも、心持ち彼女は楽そうな表情になり、ぼんやりと俺を見上げた。 女戦士「じゅ・・・じゃ・・・」 ジュジャ?そう言えば廃墟の村で老婆が教えてくれたな。「ジュジャを探せ」って。お前さんが、その「ジュジャ」なのか?おい!!(・A・) 女戦士は弱々しく首を横に振る。ということは、お前さんもジュジャとやらを探してたのか? 今度は、女戦士は首を縦に振った。そうか。ここらへんにジュジャってのが住んでいるわけか。そいつが男か女か、はたまた怪物か、わからねーけどな。でもとにかく賢い人物なんだ。 ブリッツ「ジュジャに会えば、モルガーナを倒せる秘密を教えてくれるかな・・・?」 女戦士「も・・・る・・・がーな・・・!」 俺がモルガーナの名前を出した途端、女戦士はくわっと目を見開いた。 あ、ヤバかったかな?(*´Д`) 恐るべき魔女の名を聞くと、ガタガタ震えだし、目に見えて衰弱が激しくなる。そして苦しい息の下から、最後の声を絞り出した。 女戦士「あなたは・・・奴の隠れ家で・・・3つの扉を見つける・・・」 ブリッツ「そうか。モルガーナについて何か知っているならしゃべってくれよ。お前の願いは俺が引き継ぐからさ」 女戦士「木の扉を開けなければ・・・ならない・・・」(がくり) それが女戦士最後の言葉だった。きれいな姉ちゃんだったのに、惜しいなあ('A`) 俺は彼女の遺骸を丁寧に埋葬してやることにする。あばよ姉ちゃん。ここで安らかに眠ってくれナムナム(ー人ー) さて、女戦士の墓を建ててやった後に少し歩いたら、じきに太陽が翳ってくる。 あたりは暗くなってきた。夜がやってきたのだ。 相変わらずのもやとドブのような悪臭の中で、一晩中稲妻が光っている闇の到来だ。不気味で鬱々とした静けさの中、歩き続けるのも危険なので、俺はここで野宿することに決めた。 地獄への一丁目ってのはこんな光景なのかな・・・(´・д・`) そして翌朝。 この胡散臭い瘴気の沼から離れて、北東にうっすらと見える山地、クリル・ガーナッシュへ向かうこともできる・・・だけど・・・ そうだよ、ジュジャに会わなきゃいけないんだ。この辺に住んでいるんだからな。だからもうちょっとこの沼地を探索してみることにしよう。よーしいくぞ!( ゚д゚) 相も変わらず真っ黒な泥の中をずぶずぶと進んでいくと、やがて泥の地面は沼へと変わり、俺が立ってられるだけの小さな土塁が点在する地形になった。俺はポツポツと水面から顔を出している土塁を跳び渡りつつ、さらに瘴気の沼の奥深くへと進む。 ・・・よっ!とうっ!はっ!! だんだん俺を取り巻くもやが濃くなってきた。遠くは何も見えなくなる。 こりゃあ、現在位置を見失ったら、もうおしまいだぞ~(((( ;゚д゚)))) ・・・ふんっ!いよっ!ほりゃあっ!! 俺は足元だけを見て土塁をぴょんぴょんと飛び渡っていく。 だんだん土塁の数が少なくなってきた。だから俺のジャンプする距離もだんだん長くなってくる。こりゃあ地味だけどなかなかキツイ反復運動だぜ(;´Д`) ・・・うらっ!せいっ!どっこいしょ! いよいよこの世とかけ離れた光景になってきた。 あれは鬼火か?あちこちで怪しげな光がきらめいては・・・スーッと消えていくのだ・・・。 俺は薄気味悪さを感じながら周囲を確認する。右と左には土塁がある。だけどちょっと、ジャンプしても距離が遠すぎるぜ! だから俺はヤケクソになった!正面にある沼に飛び込んでやらあ!泥んこ大好きワンパクっ子だぜ、いぇーい♪( ・∀・) ど っ ぼ お ん ! ! ・・・ ・・・ ・・・ とは、ならなかった、って、ええー???(゚Д゚ ) なんと、そこには固く乾いた地面の魔法の道があったのだ。 不可思議な結末に首をかしげながらその道をたどっていくと、やがて古い一軒家に着いた。表札にはこう書いてある。 『ジュジャ』 あっここか!探し当てたぞ!!+(0゚・∀・) + 俺は興奮を抑えて礼儀正しくドアをノックする。すると出迎えてくれたのは、一人寂しく住んでいたらしい人間の爺様だ。眼鏡をかけてやせっぽちで、飄々とした立ち振る舞いだが、瞳には英知が宿っている世捨て人だ。 ブリッツ「あなたが、ジュジャ?・・・だよね!」 ジュジャ「いかにも。わしはジュジャ。どんな人間にも知られておらず、どんな伝説にも語られていない、取るに足らぬ魔法使いよ」 またまた謙遜しちゃって、もう♪ヽ(*´∀`)ノ この爺さんは一目で俺が邪悪側の人間でないと見抜いたらしい。快く家の中に招き入れて食事をごちそうしてくれる(体力点+4)。ありがてえ・・・むしゃむしゃむしゃ・・・ ジュジャ(にこにこ)「ひと心地ついたかね?」 ブリッツ(ぷはー!)「ええ、ありがとっす!だけど・・・すごいっすね、ここ」 うわぁ。この人の家の中は本と錬金術の道具だらけだ。俺が生まれる数百年前の稀少本が無造作に積み重ねられているぞ。ヨーレの森の賢者どもに見せてやったらヨダレダラダラだろうな。 魔術師ジュジャはやっぱり人間じゃないみたいだ。じゃあどんな種族なのかよくわからんが、とにかくはるか昔からずっと生きている。 彼は世界に邪悪が満ちたことに失望して、この地に隠居してしまったのだ。それ以来魔法の本や道具に囲まれつつ、ときたま霊魂だけを外に出し、広く、遠く、世界を旅して見聞を広めているのだ。 それだけ培った知識の量なら!(σ・∀・)σ 俺は単刀直入に、モルガーナを倒すための冒険の旅のことを語った。かくかくしかじか・・・ ジュジャ「ふうーむ、なるほど。そうだったのか」 ブリッツ「ええ、よければ教えてくださいっすよ。モルガーナをぶちかます一発逆転の・・・なんかそーいうの・・・ありませんかねえ?」(=゚ω゚)ノ ジュジャ「ちょっと待ってくれよ、若いの。わしの記憶から検索してみよう」 ジュジャは両手の人差し指を左右のこめかみに当てる。何か思い出すときのサインだ。 ぽく ぽく ぽく ぽく ちーん! ジュジャ「 ひ ら め い た ! 」 ブリッツ「ほんとっすか!?」 ジュジャ「うむ、あんたは乙女の谷に住むヴァシティに会うといいじゃろう!」 ・・・誰?それ??( ´゚д゚`) 【技術点14/14 体力点23/23 運点13/14】 SAVE:215
by mccoy12345
| 2008-10-22 23:58
| 仮面の破壊者
|
ファン申請 |
||