by mccoy12345
カテゴリ
甦る妖術使い ナイトメア キャッスル モンスター誕生 仮面の破壊者 ロボット コマンドゥ 迷宮探険競技 サムライの剣 深海の悪魔 電脳破壊作戦 サイボーグを倒せ 海賊船バンシー号 宇宙の連邦捜査官 恐怖の神殿 フリーウェイの戦士 宇宙の暗殺者 死神の首飾り 地獄の館 雪の魔女の洞窟 サソリ沼の迷路 トカゲ王の島 死のワナの地下迷宮 盗賊都市 さまよえる宇宙船 運命の森 バルサスの要塞 火吹山の魔法使い 親に戻る or 豪華版
以前の記事
2009年 09月 2009年 08月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 02月 2007年 01月 2006年 12月 2006年 11月 2006年 10月 2006年 09月 2006年 08月 2006年 07月 2006年 06月 2006年 05月 2006年 04月 2006年 03月 2006年 02月 2006年 01月 その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
【技術点11/11 体力点18/18 運点12/12】
収容所に収監された私は、とりあえず船に連絡をとり、現在の窮状を伝えようとした。しかしリストバンド型通信機を試してみるものの、雑音がするばかりだ。 「完全な電波障害か・・・」頭をかくDr.セルゲイ。しかし!PCの異星人は、ある周波数でじっと動きを止めて動かなくなるのだ。スイッチを切るとまた活動を始める。「そうか!」それを見てDr.セルゲイが何か考え付いたようだ。ぶつぶつ推論を口にしている。 我々は大きなゆったりとした部屋に入っている。そして武装したPC達が部屋の奥にある開け放しの戸口を抜けるよう、罪人たちを誘導している。戸口からは鈍く赤い光が・・・ 分子破壊光線だ。まちがいない!我々は列の最後尾に並ばされた。整然と処理されていく罪人たち。背筋に冷や汗が走る。私は叫んだ。「Dr.セルゲイ、結論が出たのなら、早く報告してくれ!」 Dr.セルゲイは技術点チェックに成功した。「艦長、もう一度通信機を!周波数オメガ、最大出力で!」 私は言われたようにする。すると部屋中のPCの動きが止まった!「彼らは生き物そっくりに作られたアンドロイドなんです!」そして通信機の電波が、完全に彼らの行動を阻害する悪質なジャミングをかけたわけだ。我々は脱兎の如く処刑部屋を飛び出した! 我々は通路の角から角へ警戒しながら移動しつつ、複雑な作りの施設の中央にあるコンピュータ室を目指す。私たちの船へ何度か連絡をとろうとしたがつながらない。とすれば、電波障害を発生させ続けている装置が絶対そこにあるはずだからだ。 そして通りかかった部屋の一つが、紛れもない通信室だ!中にはPCアンドロイドが2体いるが、私が通信機の出力を上げると、やはりフリーズする。続いてベルカ警備員が高分子ナイフでヘルメットをぶちぶちっと頭部から分離させて、彼らを無力化した。Dr.セルゲイが「これなら私にも扱えますよ!」と、一心不乱にコンソールを操作する。やがて・・・ 「こちらトラベラー、上陸班員の誰か、聞こえますか?こちらトラベラー、チクショウ、返事しやがれっ・・・このっ」母船にいるパウロの声だ! 「ゴンザレス技官、私だ。ホクト艦長だ。いやしくも地球連邦の軍人ならば、感情的に取り乱すな。」茶目っ気たっぷりに私は返答する。「ああっ、艦長、生きてましたかっ!地表からの発信電波が途絶して心配してたんですよ~」泣きそうなパウロの声が返ってきた。 安堵してため息をつくDr.セルゲイと私。「いやまったく、惑星キュールマターの調査はひどい目にあったが、幸運なことに上陸班員は全員無事だ。すぐビーム乗船させてくれ。この地点の座標は254.352.114.1125だ。繰り返す、座標は・・・」 こうして我々は命からがら宇宙船トラベラー号に帰還したのだった。 我々が遭遇した事実の詳細を聞くと、マイヤー保安官は激昂する。そして今すぐ報復としてフル武装で強襲上陸しましょうと提案した(ドイツ系の彼には、かようなホロコーストについて特別な感情がある)。しかしここで戦闘して余計な火種を蒔くこともないし、クルーの損失も怖い。こんな過酷な社会システムの惑星は自滅するに決まっているのだから、と、私は彼をなだめるのに一苦労だった。 今回の遭遇でいちばん得をしたのは、実はパウロ技官かもしれない。ベルカがお土産とばかりに持ち帰ってきたPCの軍制品ヘルメットを与えられ、嬉々として改造に着手し始めた。自室にこもって食事以外は出てこなくなり「まるで艦船模型を与えられた子供みたい・・・」とソフィー医務官も呆れ顔だ。 そして数日たった後、「じゃじゃーん♪見てくださいよ、これを!」彼は、このヘルメットの電子配線を改良して、私の頭に完全にフィットする防具を作り上げてきたのだった。実に進んだ科学の産物と、パウロ技官の才能が結合したこの部品は、高感覚ヘルメットとして進化したのだ!具体的にはこれを被ると、私の技術点に+1ボーナスを与えてくれる。まったくもって素晴らしい才能だと、クルー全員が彼を見直すのであった。 さて、ここから先の針路としては、3.6光年先に生命が存在する可能性のある星系がある。とりあえず私はその星を次の目標地点に設定した・・・。 【技術点11/11 体力点18/18 運点12/12】 SAVE:34
by mccoy12345
| 2006-02-21 23:33
| さまよえる宇宙船
|
ファン申請 |
||