by mccoy12345
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【技術点11/11 体力点18/18 運点12/12】
この星系の第二惑星は、生命の存在に理想的であると走査機が告げる。地表では、かなり洗練された知的活動が行われている可能性が高い。どうやらここが高文明を有する惑星キュールマターだ。ブラックホールに関する何らかの情報を得るには、ここは勝負どころのようだ。先進科学に詳しいDr.セルゲイ科学官と、その護衛役のベルカ警備員を上陸班員として選び、私達は着陸ビームに乗った。 着陸したところは街路だ。建築様式は異星風だが、人影が全く見当たらない。しかし道の向こうで機械音が聞こえてきて、奇妙な乗物が我々の方に向かってくる。一種の浮上車のようだ。 穏便なファーストコンタクトの用意をしていると、ヘルメットに内蔵された翻訳機が突然何かの声を聞きつけた。「こっちだ、早く!」見回すと、人間くらいの大きさの昆虫めいた異星人が、自分の建物内に入れと差し招いている。我々は言われるままに従って、建物の中に駆け込んだ。 「間に合ってよかった!通りでPCどもに見つかったら大変だからな!」親切そうな異星人はそう叫ぶ。 ホクト「惑星キュールマターの住民の方ですね。私は地球人のホクト・サワムラです。地球連邦軍偵察船トラベラーの艦長を務めています。」 異星人「地球だって!そんな星聞いたこともないぞ!お前ら侵略者か?」 セルゲイ「いえいえ、敵対する意志はありません。母星に帰るため、ブラックホールの座標を探しているのです。 異星人「なんだ、そういうことか・・・」 ホクト「誰か天文関係に詳しい方はご存知ありませんか?」 私とDr.セルゲイの柔和な口調に安心したのか、相手は落ち着いた。「さっき“PC”と言いましたが、その方が支配階級者なのですか?」とDr.セルゲイが尋ねると、異星人は悲しそうに首を振り、こう言うのだった。「PCとは人口抑制係のことだよ」と。 彼の話によると、医学が発達したこの惑星には、もはや自然死が存在しない(!)。だがそれだと人口が増加する一方なので、人を減らして余裕を作る必要がある。そのため、PCには理由なしで自由に人を殺す権利が与えられているのだそうだ。「戒厳令の時刻を過ぎても外に出ているところを見つかってたら、君も確実に殺されていたよ・・・」 想像を絶する制度に、思わず顔を見合わせる我々。そこで突然ドアが開き、鎧を着た異星人が3人ずかずかと入り込む。 「この建物にいたか、外へ出ろ!」PCの隊長株が叫ぶ。「違う、この方たちは戒厳令のことを知らない惑星外からの訪問者で・・・」「やかましい!」 ZAP!! 先ほどまで我々と話していた親切な異星人は、PC隊長が突きつけた指からほとばしった電撃に胸を貫かれ、絶命した! マサイ戦士の魂を持つベルカが対応行動をとり、豹のようにしなやかな動きでフェーザー銃を構える。しかし私は「よせ!」と彼女を止めた。この星は我々より進んだ技術を持っている。銃の撃ち合いでは、あまりに分が悪い。 「・・・おとなしく外に出よう。だが、我々の事情も聞いてくれ」と私は交渉するが、PCは「この時刻に外に出るのは違法だ。罰は死罪に決まっている」と有無を言わせず、たぶん犯罪者移送用であろう乗物に乗せようとする。 ならばやむをえん!私はベルカとDr.セルゲイにアイコンタクトをとる。そして我々は乗り込むようなふりをして・・・PCのうちの1人を飛びかかって襲う! できるならば彼を人質にとろうと思っていたのだが、ものすごい力だ!!あっという間に地面に3人とも吹き飛ばされてしまった。「おろかな犯罪者どもめ!」PCは我々を拘禁して車に乗せ、乗物は発進してしまった。 こうして死刑囚となった我々を乗せて、車は一路郊外へと走り出す。 ベルカ「車を止めろ・・・ここから出せ・・・!」 ホクト「無理だベルカ。彼らに理屈は通じない。体力を温存しよう」 ベルカ「ううっ・・・」 セルゲイ「それより艦長、気づきましたか?」 小声で話す私とDr.セルゲイ。さきほどの取っ組み合いで健闘したのはベルカ警備員だ。倒れながらも奴のヘルメットをひったくって外したのだ。するとそいつはスイッチを切られたように、不自然な格好のままぴたりと動きを止める。しかし隊長が落ちていたヘルメットをまた被せると、たちどころにまた動き出す・・・という光景を、しっかり我々は見た。このことは、無慈悲なこいつらから逃げる際に、何らかの手がかりになるかもしれない(この惑星における技術点チェックの際に-2ボーナスを得る)。 我々を収監した車は、半時間ほど後に大きな丸い建物の外で停止した。他にも同様の移送車があり、この建物には大勢の異星人が連行されていく。彼らはみな、抵抗せずに粛々と来るべき死を受け入れているようだ! 「強制収容所、ってやつですかね」Dr.セルゲイが皮肉たっぷりにつぶやく。「私・・・死ぬのか・・・ここで・・・?」ベルカも不安そうだ。 「大丈夫、チャンスはある。こんな理不尽なことで死ぬわけにいくか!」と、私は彼らを励ますのだった。しかし、そんな私も笑顔が引きつっている。 我々は他の囚人と共に3列縦隊で並ばされた。そして収容所内を歩かされ、行き着いた先は、がらんどうとした大きな部屋だった・・・急いで行動しなくてはならない! 【技術点11/11 体力点18/18 運点12/12】 SAVE:67
by mccoy12345
| 2006-02-21 22:56
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