by mccoy12345
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【技術点14/14 体力点13/23 運点9/14】
曲がりくねった通路を、俺はそーーっと腕を前に出して歩いていく。 真っ暗だから手探り状態だ。出会うのはキーキー鳴きながら地面を這いずってるネズミだけだが、さてさて、この先何があるんだろう? ぬちょ。 ん?なんだか足もとが生温かい。それにヌルヌルしている。これは・・・泥だ! 硫黄のような悪臭を発しているねば土の地面にはまりこんじまったらしい。あっという間にねば土はひざ上までの深さになった。 どうする?このぬかるみをさらに進み続けるか?それとも戻るか?? 底なし沼だったらたまったもんじゃねえ、戻るか・・・いや、待て!(・A・) 硫黄の臭いだって?八幡国の頃を思い出せ、硫黄の湧き出るところに何があったかというと・・・ お ん せ ん だ ♪ (´∀`) 俺はあったかいぬかるみの中をさらに進み続ける。腰、そして首までどっぷり泥につかることになったが、やがて足もとの地面は徐々に上り坂となり、やがてぬかるみを脱した。 そしてその効能は・・・『実はこれは火山泥のぬかるみで、鉱物(ミネラル)質に富み、素晴らしい治療効果を持っている。体力点5と技術点1を加えよ』・・・だってよ! こいつはいいや!一気に傷が治っちまったぜ。これも風呂好きの八幡国で得た温泉知識のおかげさ!(;^▽^) さて、通路はやがて光る岩に照らされた部屋に出た。 部屋の真ん中には石鹸石で造られた高さ1mの像がある。かたどっているのは象だ。象の像。何だかややこしいなあ・・・(´-`) おう?この象の下腹にまっすぐな筋が入っている。内部に秘密の空洞がありそうだ。でもどうやって開ければいいんだろ。 ああそうか、この筋は象の鼻までつながっている。だったらここを引いて・・・こう・・・くいっとね。 象の鼻を引っ張ると、案の定、蓋はカチリと開く。そして黄金の指輪がコロンと出てきた。よし、これで俺が集めた指輪は、ええっと6つ目だ。 これ以上ここでぐずぐずしていてもしょうがない。俺は急ぎ足で部屋を出て、さらに奥につながっている通路へ入る。サクサク進むぜ!!(σ゚∀゚)σ しっかし、ここまで真っ暗だとなあ・・・ いい加減心細くなってきたところに、ようやく、俺は明かりを見つけた。 光は床に開いた穴から漏れてくる。穴の縁からのぞくと、ここの通路の下にもっと広いトンネルがあるのがわかった。 よし、こっちのほうがいいな。俺はそっちのトンネルに身体を移すことにした。 しゅたっと飛び降りてから、素早くあたりを見回して状況確認。 すると、前方で何やら人影が・・・ 相手もこっちを認めたようだ。くるりと向きを変えて、ゆっくりとこちらに向かってくる。 ガシャン!ガシャン!すごい鎧の物音だ。松明の揺れる明りにさしかかったとき、俺はその人影が誰だかわかる。 漆黒のとげとげした甲冑を装着し、同じくとげとげの飛び出したメイスを武器とするタフガイな戦士。俺と同じ迷宮探険競技の挑戦者、その名も「カオスの王者」だ!! ブリッツ「よーぅ」( ̄ー ̄)v カオスの王者「ほほう、ここまで生き残っている奴が、俺以外にもいたとはな」 ブリッツ「これも何かの縁だ。共同戦線、組まねえか?」 カオスの王者「ということは、お前は、俺様の下僕になるということだな?」 ブリッツ「なにい?」 カオスの王者「ご主人さまに黄金の指輪をすべて差し出せ!」 ブリッツ「ばっかやろー!ナメンなゴルァ!!」<#`Д´> 交渉決裂!! 中指おっ立ててみせた俺に対して、カオスの王者は激怒して、スパイクつきのメイスを頭上でびゅんびゅん振り回しはじめる。こいつは生れてこのかた、ひたすら殺しと略奪のみに生きてきた戦闘マシーンだ。野獣のような咆哮が通路に響き渡る! 【カオスの王者 技術点11 体力点12】 1R (カオスの王者/21)(ブリッツ/21) Draw 2R (カオスの王者/22)(ブリッツ/22) Draw がきい!ごわきい!奴のメイスと俺の剣がぶつかり合う! うひょおお、手がジンジンしびれるぜ。力比べは分が悪そうだ。 3R (カオスの王者/20)(ブリッツ/22) カオスの王者/体力点-2 だったらスピードで勝負!! 4R (カオスの王者/18)(ブリッツ/19) カオスの王者/体力点-2 俺はフットワークでくるくると動き回り、奴の死角に回ってはちくちくと剣を差し込む! 5R (カオスの王者/18)(ブリッツ/20) カオスの王者/体力点-2 さあ、さらにギアを上げてくぞっ!ほれほれ!! 6R (カオスの王者/18)(ブリッツ/出目3) ブリッツ/体力点-2 うわっと!調子に乗っていたら一撃くらったあ!!(><) 7R (カオスの王者/13)(ブリッツ/18) カオスの王者/体力点-2 うずくまって地面に転がった俺にのしかかるカオスの王者。 だけどあまぁい、それは誘いのワナさ! 8R (カオスの王者/19)(ブリッツ/23) カオスの王者/体力点-2 そう、お前の重い鎧じゃあ、身体がうまく曲がらないだろ 9R (カオスの王者/20)(ブリッツ/21) カオスの王者/体力点-2 ←KiLL!! だから俺は速やかに鎧と兜の隙間の首に、剣をグッサリ!! 「ぐはああ!!」カオスの王者は兜の奥からくぐもった断末魔の悲鳴を上げる。そしてジタバタと悶絶するが、やがてぴくぴくとしか動かなくなり・・・そして息絶えた。 まあまあの強敵だったが、狡猾さが足りなかったな。力自慢だけじゃこの迷宮は勝ち抜けねえのさ。それは俺がいちばんよくわかってる。 こいつはベルトに革袋をつけていた。その中に入っていたのは1枚の紙切れ。「第2組・358」とインクで殴り書きされていた。何かのヒントなのは間違いない。メモしておこう。 それから象牙の小箱も持っていた。その中に入っていたのは、おお、また黄金の指輪だ。これで7つ目!(^v^) たぶん今回の迷宮探険競技は、挑戦者の中でいちばんこの指輪を集めた奴がチャンピオンになれるとか、そんなふうにして決まるんじゃないかな。 俺は指輪を大事に自分の革袋にしまうと、先に進むことにした。 【技術点14/14 体力点16/23 運点9/14】 SAVE:44
by mccoy12345
| 2008-04-22 22:56
| 迷宮探険競技
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