by mccoy12345
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【技術点14/14 体力点15/23 運点11/14】
見事穴居人との綱引き対決に勝利し、力の試験は突破した。 次の試験はえーっとなんだっけ、そうだ、知恵の試験だったな。競技監督ノイは部屋の真ん中に置かれた木の櫃を指差した。 ノイ「この櫃の中にはさらに6つの櫃が入っていて、そのそれぞれに、もっと小さな櫃が3つずつ入っている。櫃の数は全部でいくつだ?」 ほうほう、なるほど、さっきの骸骨男のリドルよりかは簡単そうだ(´・∀・`) 落ち着いてよっく考えれば大丈夫。俺は床に小石を置いてみる。 いちばん外側の櫃(□)、その中にある6つの櫃(◇)、さらにそのそれぞれにもっと小さな櫃が3つずつ(○)。図にするとこういうことだ。 □ ◇○○○ ◇○○○ ◇○○○ ◇○○○ ◇○○○ ◇○○○ 小石の数を数えてみそ。そうさ、全部で・・・25個!! (答えの数のパラグラフに進めっ!) 競技監督はしばし黙りこみ、それからゆっくりと口を開いた。 ノイ「お前は第二のテストにも合格した」 ブリッツ「やりいぃ!」(´∀`) ノイ「いよいよ最後のテストだ、このわしと戦え!」 ブリッツ「おう、ブッ殺してやる!覚悟しな!!」(しゃきーんと剣を抜く) ノイ「いや、ちょっと(・A・)オチツケ・・・」 なんだよなんだよ。ノイの顔がちょっと汗ばんでる。ふうん、予定を急きょ変更したって感じでソワソワしてるぞ。本当はここで殺し合わなきゃいけないんじゃねえのか? 奴が口先で作り出したルールによれば、真剣勝負はやめたらしい。やるのは竹棒での模擬試合だ。頭か胴への一撃が決まったら、必殺打と見なされて試験終了なんだってさ。そんなのヌルポだぜ┐(´ー`)┌ ノイ「ことわっておくが、わしの目が見えないことは、わしにとって何のハンディキャップでもない。耳でお前の居場所がわかるからな」 ブリッツ「なーんだ、命をかけた勝負じゃないんだ。拍子抜けだぜ」(挑発気味に軽口を叩く) ノイ「う、うるさい!さあ戸棚から竹棒をとってこい、わしの方は用意はいいぞ!」 ブリッツ「へいへい・・・」 俺は戸棚から竹棒を選ぶ。手に取って素振り。うーん、これはどうも軽いな。じゃあこっちの棒にしてみっか。また素振り。いやーこれもちょっと中心線が曲がっている。じゃあこっちは? またまた素振り。これは“しなり”がちょっと強すぎるかも・・・ ノイ「ええい、早くしろ、早く!」(* ゚Д゚) ブリッツ「そうは言ってもよ、竹棒にはひとつひとつ、クセってもんがあんだろ」( ̄ー ̄) ノイがジリジリしだした。ヘヘヘ、いいぞいいぞ、もっと焦れ! やっとこさ俺は竹棒を選んで、ノイの前に立つ。「いいぜぇ」と、気のない返事で油断した風を見せて、さらに挑発する。鼻の穴なんぞをほじりながら(笑) 顔を真っ赤に怒らせたノイは、裸足の脚を踏みしめ、音も立てずに突進してきた!ははっ、初めの合図もなしかよ。俺の目論見どおりさ。 戦いにおけるノイの武器、それは静かな水面のような平常心だ。そこにさざ波を起こして乱してやれば、俺様の土俵に持ち込めるってもんだ! さて、最初の一撃は、頭に来るのか、胴に来るのか・・・ 奴のフェイント、1,2,3・・・はん、たった3回だけで、読まれないと思ったか。甘い! がぃん!俺はノイの放った胴への打ち込みを易々とブロックする。するとノイはふわっと宙に飛んだ。怒りにまかせた続けざまの攻撃。空中から俺の面を狙うつもりだ。 そうくると思ったよ。単純なんだお前の動きは!技術点チェック、成功!! ひらりと身体を回転させてノイの攻撃軸から外す。そして奴が着地した瞬間にバックハンドで、そらよ!一丁上がりだ!! がつーん!俺はノイの脇腹に強烈な一撃を叩き込む!! 「ぐはっ!」腎臓を1つ潰されたくらいの衝撃をぶちかまされ、血を吐いてごろんごろんと床を転げまわる競技監督。 俺は竹棒を肩に構えて、とんとんと首筋を叩きながら、ゆっくりと奴に近づく。ノイはハッと顔を上に向けた。盲目で相変わらず瞼を閉じているが、おびえた表情がありありと浮かんでいる。 ブリッツ「ドアタマ、カチ割ってもいいんだが・・・」 ノイ「ひいっ!」(頭を両手で隠して縮こまる) ブリッツ「う・そ♪(´ー`)老いぼれをいたぶるのは気が引けらぁな」 俺はコロンと竹棒を床に落とす。奴隷の挑戦者ふぜいに助命された屈辱に、競技監督ノイは荒い息のまま、唇をわなわなと震わしている。 ノイ「お、お前は、すべてのテストに合格した。そ、それでいいだろう!」 ブリッツ「はいはい。これに懲りたら、あまり挑戦者をナメた態度、とらない方がいいぜぃ」 全てに敗北したノイはがっくりと肩を落とし、最後に「さあ、わしの後ろの扉から出ていくがいい」と弱々しく呟いた。さっきまでの傲岸不遜な態度はみじんもなく、完全にプライドを粉砕されて打ちひしがれている。 まあ、思いあがっているお前さんにゃあ、いい薬になっただろ。 俺は自分の革袋と盾を再び担ぎあげ、競技監督の部屋を抜けた。 その先はまた薄暗くて長いトンネルになっていて、間もなく魚が跳ねた形の石の泉に出る。 あーここかな。小さな(ryのビリーボッブが忠告してくれたところは。たしかこの泉の水は飲まない方がいいんだ。 さっきの戦いで喉が渇き、少し休憩したいところだ。だけどガマンガマン!(・A・) 俺は先に進み続ける!! 【技術点14/14 体力点15/23 運点11/14】 SAVE:329
by mccoy12345
| 2008-04-20 19:59
| 迷宮探険競技
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