by mccoy12345
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【技術点11/11 体力点20/20 運点13/13】
ぶくぶくぶく・・・沈んでいく・・・ 後ろ手に縛られた縄は固く結んであってほ ど け な い 。 チキショー!(`Д´) 海底に近づくにつれ光は薄暗くなり、何もかも青緑色に包まれていった。サンゴ礁が下に見える。いや、これはサンゴ礁じゃないな。 都市の残骸だ! 海底に崩壊した都市遺跡が眠っているんだ。こんなとこが俺の墓場か・・・ごぶっ! とうとう息がこらえきれなくなって、俺は口を開けた。身体の中に海水が入ってくる。もがいたがやっぱりダメポなので、ついに俺は覚悟をきめ・・・きめ・・・(ぱあっ!)・・・あり??? 息 が で き る ぞ う ? ( ̄□ ̄;) 俺が沈められた場所は、サンゴや海藻に覆われた中庭のような場所で、足が海底に着いた瞬間、まばゆい光がぱあっと身体を包んだんだ。 見回してわかった。この中庭全体に巨大な魔法陣が描かれている。俺はちょうどそのど真ん中に着地したのだ。 俺は傍のサンゴに近づいて、その尖った角に手首の縄をこすりつけた。ぶちっ。縄が切れる。そうしたら次は足首の縄を外す番だ。ついに身体の自由を取り戻したぞ。やれやれ! だけどなんか・・・首回りがなんかモゾモゾする・・・妙に思って剣の刃を鏡代わりにして映してみると・・・うわーお!俺の首に魚のエラが生えている!( ゚Д゚) ここの魔法陣の魔力効果によって俺の身体に異変が起きていた。そう、俺は人魚みたいに水中で息ができるようになったのだ!! なんだかよくわかんねえが、神様連中はまだ、俺に「死ぬな」って言いたいらしい。 運がいいことに、食料を入れた革袋は防水加工だった(たぶんダグラスが気を回してくれたのかもな)。それに剣もある。 海面に泳いで戻ってブラッドアックスに仕返しすることも考えたが、やめた。凶悪な海賊団を相手にたった1人じゃ、多勢に無勢だ。くやしいのうwwwギギギwwwww だとすれば、これからどうしようか???(・_・) この中庭は海藻やサンゴで覆われているのだが、濃い赤と緑色のタイルで描かれた魔法陣だけは、汚れ一つなく輝いている。あたりの建物は灰色の石造りだ。随分古めかしい建築様式だな。特にその中の1つは、とても大きくて高い建物で、あまり崩壊していない。 おっ?その建物の中に、なんか動く者がいたぞ?? 知性がない魚のような動きじゃない。俺は誰かに見張られていたみたいだ。気に食わねえな機先を制してやるか。 俺はその建物の中に侵入する。おうおうおう!俺を覗いていたのは誰でい!(・ω・)ノ 中にいたのは・・・ 美しいマーメイドでした(*゚∀゚)=3フォォォ 裸の胸に貝殻というせくすぃーだいなまいつなバディに俺の目は釘つけさ。もちろん剣を収めて敵意がないことを示す。人魚はにっこり微笑みかけてきた。 ブリッツ「いやぁすいません。いきなりあなたの住み家に乗り込んじまって(*´∀`*)」 人魚「あなたの行動は賢明でしたわ船乗りさん。このアトランティスには邪悪な怪物がたくさん潜んでいますから、剣を構えるのは恥ずかしいことじゃありません。この大聖堂の窓からあなたが降りてくるのが見えたので、私はこうやって待っていたのです」 ブリッツ「待っていただなんて照れるなぁもう(*^-^*)ゞ・・・あ、だけど、どうして俺は水の中で生きているんでしょう???」 人魚「それはですね、あなたは・・・」 マーメイドの姉ちゃんはきれいな声音で答えてくれた(不思議なことに、水中でも音が聞こえるのだ)。 俺は運良く魔法陣の中に入って強力な魔法に守られることになった。それは俺の身体に、人魚族と同じようなエラを造る魔法だ。夜が来るまではそのエラで水中呼吸ができる。 しかしエラが生えているうちは、決して海面に上ってはならない。なぜならいったん空気を吸えば、その時点で魔法の効力は消えてしまうからだ。 なのでいちばんいい方法は、これから1日エラが生えているうちに水中を歩いて、ここからできるだけ遠く離れることだろう。そして海面上にいるブラッドアックス船長の海賊船からなるべく離れたところで水面に浮上して、あとはなんとか陸地まで逃げ帰ることだ・・・と・・・。 いやだめだ。それじゃ腹の虫がおさまらねえ。( ゚`A´゚ ) ブリッツ「おれは海賊に復讐したいんだ!!」 人魚「せっかく助かった命じゃないですか」 ブリッツ「だけど・・・だけど・・・くやしいのうwwwくやしいのうwwwwwギギギwwwww」 は◎しのゲンみたいに歯がみして悔しがる俺に対して、「しょうがないなあ年下の男の子は」みたいな感じで人魚のお姉タンはふふふっと笑うと、また優しく語りかけてくる。 人魚「そうできる力と策があるなら、復讐するのもいいでしょう。このアトランティスにあなたが来たのは、決して偶然というわけではなさそうですから」 ブリッツ「おうよ!そーすっと、俺はどうすればいいっすか?」 人魚「これだけは教えてさしあげましょう。黒い真珠をお探しなさい!それは強い魔力を秘めていて、あなたが海賊を打ち負かすのを助けてくれるでしょう」 ブリッツ「OK、黒い真珠だな、わかったぜ!」 さらに人魚は胸にかけていた貝殻の首飾りを外して、俺にくれる。こいつは幸運の首飾りで、運試しの結果が1回だけ自動的に吉になる。運点も減らさなくていい。だが使えるのはあくまでも1回だけだ。 いやぁ海底はけっこういいとこバイ(´∀`) でもどうして、このキレイな人魚は、俺に親切にしてくれるんだろう??? 人魚「あなたはここの冒険で様々な力を手に入れるからです。その力で・・・」 ブリッツ「ブラッドアックスの野郎をギッタンギッタンにしてやるぜ!」 人魚(ゆっくり首を振り)「いいえ。その後・・・それ以上の・・・敵を打ち負かす必要があるのです。そのためにきっと役に立つはずです。私どもアトランティスの魔法の力は」 ブリッツ「・・・???」 人魚「それでは幸運を祈ります」 人魚は不思議めいた言葉を俺に投げかけた後、投げキスをして、尾びれを振って窓から外へ泳いでいってしまった。 さて・・・と・・・。 この部屋の中には興味を惹くものは何もない。階段が上の階に続いている。それと、暗い縦穴が下にも続いている。 ようっし、まずはこの建物の中で、他にめぼしい物がないかあさるとすっか。まずは日の光が明るい上の階からだ。そしてとりあえずやることは黒真珠を集めることだな。 道筋も決まったし、俺は明るい気分で階段を上っていくのだった。 【技術点11/11 体力点20/20 運点13/13】 SAVE:398
by mccoy12345
| 2007-12-23 22:43
| 深海の悪魔
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