by mccoy12345
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【技術点11/11 体力点13/18 運点11/12】
ハルマリス星系に向かう途上、私は現在の体力点の半分の点数(つまり6点)回復する。これで原点に戻った!休養十分だ!! だが先のラディクス星系で拘束された折に、レーザー剣を没収されている。さらに携行品の赤外線ゴーグルとジリディウム張りのブレスレッドも失った。幸い所持金は2100クレジット残っているし、予備の反重力パックもあるので携行品を再び6個まで貯めることはできる。しかし武器がないのはやはり・・・腰回りが落ち着かない・・・。 そんなこんなでそわそわしているうちに、惑星ハルマリスへ到着した。 ここは旧銀河連邦領の最辺境(=アルカディオン帝国の最前線)にあり、環境の苛酷な惑星だ。地形は荒涼、陸地は山岳が多くを占め、活火山も多い。日中はひどく暑いのに、太陽が地平線に消えて3つの月が上ると、一転して凄まじく寒くなる。 また自転速度が高いせいか重力が大きく、この惑星に滞在中は強制的に技術点-1のペナルティを負ってしまう。とすると、やはりどこかでレーザー剣を入手することが必要か・・・。 さて、兄のマサト・サワムラが事前にくれた調査レポートを読むと、ここに駐屯しているのはほとんどが中央アルカディア人だ。旧銀河連邦の植民地時代は科学研究が中心だったので、頭脳・支配階級の彼らが引き継ぐのは当然と言えよう。そして地下組織のリーダーは、彼または彼女が農耕ステーションの助手の一人である、ということくらいしかわかっていない。 さすがにアルカディオン帝国本土に近付いてきただけある。敏腕の兄でもこれ以上は情報封鎖のカーテンが厚かったようだ。 私は例の如く星間商人に扮してサクラ号を宇宙港に着陸させるが、惑星ハルマリスには税関はなく、予想していた面倒も少なかった。 擬装目的の積荷を下ろした時に、「翌日に乗客が乗船するので宇宙港で待機しておくように」と管制室から指令が入ってきたくらいだ。 乗客だって? 任務遂行のため厄介払いしたいところだが、拒否するのは怪しい船であると叫ぶようなものなので、了承せざるを得ない。 まあいい、今日中にあらかた目星をつけてしまおう。 今は昼下がりで日没まであと4時間。レジスタンスのリーダーが潜伏しているという、農耕ステーションはどの地点だ??? 宇宙港にはグレイの制服を着ている職員と、ブルーの制服を着ている地球人の職員がいた。私はすぐ近くを通りかかったグレイの方の職員に尋ねてみる。もちろん星間商人に扮して、穀物種子の買付けを装いながらだ。 グレイの制服を着たそいつは清掃・保守要員だった。彼の言葉によると、農耕ステーションは宇宙港の北東、約10kmのところにあるという。しかしもうすぐ日没で、この星の低温下の地表でそこまで歩くのは自殺行為だとも付け加えてくれた。 よし、次は武器だ。あくまでも馴れ馴れしさを装いつつ・・・「なあ、同じ地球人のよしみだ、教えておくれよ。どこかで武器を手に入れるつてがあれば・・・」 そこまで話したところで、彼は血相を変えてすたすたと離れていく!面倒には関わりたくないのが見え見え。ふむ、アルカディア人の統制は相当厳しいと見える。 だが剣を入手できないと、技術点はトータル-3で戦闘に臨むことになる(注:ハウスルールで素手戦闘は技術点-2にしています)。それはやはり避けたいところだ。 では今度は・・・あいつならどうだ? 私は宇宙港のロビーにたむろしていた、タフで自信がありそうな、一見して荒くれ者の荷揚げ人のような地球人男性に目星をつけた。あの男ならそれなりに腹も据わっているだろう。 私はそいつが一人で宇宙港ロビーを歩き始めたところを見計らって、こっそりと歩み寄る。男は案の定、不審な目を私に向けてきた。 荒くれ男「何なんだお前は?」 ケイト「なにを聞いても驚きを顔に出すなよ」 荒くれ男「「なに・・・!」 ケイト(彼にだけ聞こえる声で)「実は、レーザー剣が欲しい。手を貸してくれるか?」 荒くれ男「・・・」(無言でカツカツと歩を進める) 荒くれ男と私は、緊張関係を維持しつつ、無言で数十秒並んで歩く・・・ やがて人影もまばらな宇宙港ロビーの片隅までやってきて・・・ 奴は、ぴたっと止まって、言った。 荒くれ男「俺には無理だ。だが、力になれそうな奴は知っている。一緒に来るといい」 そして我々はさらにいくつもの角を折れ曲がり、数えきれないくらいの階段を上り下りして、宇宙港西ウィングの屋上にぽつんと存在しているプレハブユニットのところまできた。 どう見ても怪しげな雰囲気だ・・・。 だがここまで来て引き返すほど、SAROSのエージェントは臆病者ではない。私は泰然自若のまま、悠然と男の後について建物の中へと入る。 ドアの向こうは木枠や箱が積み重ねられていた。その間の狭い通路を通って、私はアゴのがっしりした人間の前に連れていかれた。 いかにも密輸商人の頭目といった風情のそいつは、顔もあげずにデスクに座ったまま「何事だ?」と尋ねてくる。 そこで私を案内してきた男が、ボソボソと奴に耳打ちし、闇商人はにんまりと笑った。 闇商人「ああ、剣なら売ってやれるぜ。旧連邦軍の備品倉庫にあった。最高品質だ」 ケイト「いくらだ?」 闇商人「ちぃとばかし値が張るぜ。1000クレジット」 ケイト「・・・!」 闇商人「払えるか、勇ましい姉ちゃん?」 ニタニタしながら、机の上にごろんと中空の筒を投げ出す闇商人。 日頃から手に携えてきた私が見間違えることはない。こいつは本物だ。私が喉から手が出るほど欲しいレーザー剣だ。 しかし価格が1000クレジットとはあまりに法外な値段・・・むむむ・・・。 【技術点10/11 体力点18/18 運点11/12】 SAVE:84
by mccoy12345
| 2007-11-14 23:54
| 電脳破壊作戦
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