by mccoy12345
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【技術点11/11 体力点12/16 運点9/10】
西への道は、泥作りの小屋で突き当たって終わっていた。1つしかない窓から中を覗いてみると、小屋の中央にあるテーブルに黒い肌の大男がすわっている。『胸をむき出しにして、両腕の筋肉を盛り上がらせている』 何なんだお前は (゜д゜) 見たまんまアニキィ~というような筋肉男だ。やばいやばい、お尻を守りつつ、さっさとここを去ろう・・・。と思った瞬間、ずるっと足がすべって大きな物音を立ててしまう。あう、男が俺の気配に気づいてしまった。もう逃げられない(;´Д`) 覚悟を決めて俺はおずおずと小屋の中に入った。このアニキはクインという名前のレスラーらしい。 『小屋に入ると、大男は口元に笑いを浮かべる。君に会えてうれしいようだ。そして、太い声で話し始める』 ごめんなさいカンベンしてください。僕にそんな趣味はないんです(><)・・・はっ?腕相撲の賭けをしたいですと?(ほーっ) 腕相撲勝負をするのはまあいいですが・・・俺は奴に見られないように、抜け目なくヤズトロモから買った力の腕輪をはめた。クインは筋肉ムキムキの大男だが、俺だってこれで負ける気はしなくなった。 ブリッツ「いいっすよ、それで、何を賭けます?」 クイン「金貨10枚か、(俺の腰回りをジロジロねめつけながら)金貨10枚分の品物に対して、俺のふわふわ粉を賭けようじゃないか(*゚∀゚)=3ムハー!」 ま け ら れ ね え (((( ;゜Д゜)))ガクガクブルブル こんな森の奥で そして勝負の合図。力の腕輪の効果に加え、俺の必死の力で、クインの腕が徐々に押され始める。奴の顔に信じられない表情と苦悶の色が浮かぶ。負けられない、絶対、負けられない。俺は、俺は、ノーマルなんだぁー!!!!!(>Д<) どすぅん クインの手の甲が台についた。さすがヤズトロモのマジックアイテム。俺の勝ちだ。ふうううう。 奴は立ち上がると、 黙りこくったまま小屋の隅っこに行き、木箱に収めてあったガラスの小ビンを引っ張り出して、無言で俺に渡した。そしてまったく沈痛な面持ちで椅子に身を沈める。あの、そんなにがっかりせんでも・・・。 だけどクインは本当にがっかりしている。何もかける言葉がなく、俺は人里離れて侘しく住んでいるアニキの小屋を立ち去った。まあこうして、ともあれ俺は、きらきら光を受けて輝く「ふわふわ粉」を手に入れたのだった。たぶん何か重いものをどかすときか、自分が空中に浮かび上がりたいときに、このアイテムが必要になってくるんだろう。 俺は小屋の外に出て、さっきの四つ辻の分かれ道を北に行く。 「そうか、俺の貞操は、金貨10枚分の価値か・・・」などと思いながら。(笑) 【技術点11/11 体力点12/16 運点9/10】 SAVE:291
by mccoy12345
| 2006-02-05 22:51
| 運命の森
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