by mccoy12345
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【技術点11/11 体力点18/18 運点11/12】 【武装力点12/12 防御力点3/4】
植物園は首都のほぼ真ん中にある。待ち合わせ場所に取り決めた大温室は、エキゾチックな植物がとりとめなく広大に展示されていた。 トーラス夫人は先に来て待っていた。だが彼女は、まだ私には気づかずきょろきょろと周りをうかがっている。貸金庫から取り出したアタッシュケースが、よそいきの女性の服装といかにも不釣り合いだ。 さて、では行こうか・・・いや、その前に。 ここまでさんざん煮え湯を飲まされ続けてきたんだ。周りを少し「掃除」してみることにしよう。私は彼女と接触する前に、植物園一帯に不審な人物がいないかどうか調べてみることにした。 運試しは・・・吉。案の定、ひどく疑わしいものが2つ見つかった。 1つは、強力な狩猟用ライフルを持って木立の中にいる男。そしてもう1つは、大温室の裏に停めてある、窓が遮光ガラスで中の様子がわからない黒のスポーツセダンタイプのエアカー。 車の方はこの距離からではどうにもならないが、あの狙撃手は厄介だ。トーラス夫人は気が付いていないが、彼女は奴の完全射程圏内にいる。 だが、私からも射程圏内にいるんだがね。 私は自分の熱線銃を抜き、ヒットマンに狙いをつけた。この殺し屋はトーラス夫人に集中しており、私の方に背中を向けている。ここで技術点チェックは・・・成功! では、死にたまえ。ZAP!! 私の射撃は見事に奴の延髄を貫いた。もんどりうって倒れるヒットマン。 銃声によって木々が振動で震える。いきなりの銃声にびくっと振り向くトーラス夫人。 私はゆっくりと射殺した相手に近づく。なんとこいつは、私と同じメイド・イン・ジャパンの勤勉な男だった。IDカードにはユウ・ダンシタと書いてある。たぶんアーサーとトーラスを屠った殺し屋だったのだろう。だが最後の最後で詰めを誤ったな。 私は何食わぬ顔で茂みから出て、青ざめた顔をしたトーラス夫人の元に出た。 トーラス夫人「今の音は・・・?」 マサト「こんにちは。トーラス夫人。書類はお持ちですか?」 真っ正直に答えて相手をさらに脅えさせるほど馬鹿ではない。 さっさとブツを受け渡してもらって、罠だらけのこの場所から出よう。さっき見つけた不審車の方も気にかかる。 トーラス夫人「え、ええ。ここに持っています」 マサト「それは結構。では・・・」 大温室は熱帯を模した蒸し暑い空気に支配されていた。 だから彼女の近くにあるゴミ箱から、何者かによって捨てられたビールの空き缶がキラッと光を反射する。それと飲み口に刺さったストロー。ビール缶にストロー? いや違う。あれは・・・起爆信管!! マサト「伏せてっ!」 私がそう叫び、彼女に抱きついて地面に引きずり倒した瞬間だった。 BAZOOOOOOOM!!!!!! 空き缶に擬装してゴミ箱に隠されていた仕掛け爆弾が、情け容赦なくあらゆるものを空中に放り投げる。そして大温室のガラスも粉々になって飛び散った。 くそったれ、奴ら、どこまでこちらの動きをつかんでいるんだ!? ここで2d6の分だけ体力点が低下するが、体力点-4で助かった。いち早く地面に伏せられたため、植物が運良くクッションになってくれたようだ。トーラス夫人もショックで気絶しているが、呼吸は確かだ。ひとまず一命はとりとめている。 私がよろめきながら立ち上がると、例のスポーツセダンに1人の男が乗り込むところだった。奴はトーラス夫人の持っていたアタッシュケースをすでに拾い上げており、小脇に抱えて持ち去るところだった。 やがてシュイイインン!と、エアカー独特の音を発して黒のスポーツセダンは音もなく発進していく。 逃がさん! 私は額の傷口もそのままに、顔面血だらけになりながら、黒い快速車を追って道路へ走り出た。 だが植物園へピクニックに来ていた行楽客がパニックになっており、私は人込みにのまれそうになる。くそ、通してくれ!そこをどけっ!! ZAP!ZAP!ZAP!! 何とか射線が通ったので、黒のスポーツセダンが丘の向こうに消える前に、ひざまづいて何発か熱戦銃を撃ち込んでみる。だが、肝心なところで目の中に血がにじみ、狙いを外す。当たらなかった!奴らの車は通りを疾走していく・・・ まだだ!まだゲームオーバーじゃないぞ! 私はこちらにやってくる車の前に出て、大きく手を振った。驚いてクラクションを鳴らし、急停止する不幸な運転手。 不幸な運転手「なんですか?」 マサト「銀河連邦警察だ、失礼!」(彼を車から引きずりだす) 不幸な運転手「ちょっと・・・待ってくれ!」 私は不幸な運転手を蹴飛ばして路面に置き去りにすると、ぐるりと車を回して、逃走する悪漢を追って発進する。後ろでわめく声が聞こえるが知るもんか。 少しはツイていたようだ。この車はツインタービンエンジンを搭載した6輪スポーツカーだ。こいつなら時速数百キロまで出せるぞ! 交通レーダーのスイッチを入れ、前方を走る黒の快速車を捕捉する。 そしてアクセルブースト! 一気に速度計の針は200km/hまで上がった。 【技術点11/11 体力点14/18 運点10/12】 【武装力点12/12 防御力点3/4】 SAVE:387
by mccoy12345
| 2007-06-08 23:29
| 宇宙の連邦捜査官
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