by mccoy12345
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【技術点11/11 体力点15/20 運点11/13】
アーチをくぐると明るさも十分な廊下だ。何もかも真新しく、全く汚れがない。いよいよこの都の支配者、大巫女リーシャの居住地域まで来たんだろうな。 用心深く進んで行くと、廊下は突き当たりになり、そこにドアがある。カギはかかっていない。 開けてみると何もない空き部屋だ。奥の壁に別のドアが1つ、そして床に落とし戸がある。 落とし戸を開けてみると、地下の暗がりに伸びる階段が続いていた。闇の中からはカビ臭さが強烈に上がってくる。この粗末な階段を下りていくか? ・・・うんにゃ、やめておこう。 黄金の雨のおかげで魔法はもう使えなくなっちゃったから、<光の術>で明るくすることができない。真っ暗闇を手探りで歩くのはあまりにも危険すぎる! 食料もないしな。見ないフリ見ないフリ・・・( - _ - ) というわけでこの落とし戸はスルーし、俺は奥の壁にある扉から部屋を出た。 そして・・・正解! こっちのドアを開けると、そこは宝物庫だ。わお!(゜∀゜) 盃や彫像、宝石の詰まった櫃、何百というすばらしい工芸品・・・ひゃっほーい♪ (゚∀゚∀゚∀゚∀゚∀゚∀゚∀゚∀゚∀゚) 俺はウキウキしながら宝物をあさるが・・・ここで我に返った。 ちょっと待てよ、失われた都ヴァトスに来たのは、単なる宝探しのためじゃないぞ。 龍飾りを5つ見つけてぶち壊し、マルボルダスと闇エルフたちの野望を阻むためだ! だから宝物を吟味する時間はとってられないな。さっさと必要なだけ、持って行かなくちゃ。 俺は手っ取り早く目利きした中で、いちばん見事な工芸品だと思った黄金の骸骨像を手にとってみる。 うお!ズシリと重たい!!信じられないほどの値打ち物だ!!! これ1つだけで今回の命がけの冒険の報酬には十分な値打ちがある。運点+1なんだぞ。ヘ(゚∀゚ヘ)ウエヘヘヘ♪ さあて次は、この箱の中に何が入っているかなー??? 調子に乗った俺は、次に値打ちがあると思った、黄金の箱を何気なく開けてみる。 ぱかっ。 あ、ちょっと待った! おバカな俺様はそのときになって気づいた。 拷問を受けてた哀れな召使い、シッタからもらった情報を忘れてたぁぁぁぁぁー! 「・・・そのとき、目の前にいきなりマントを着た人影が現れるのを見ました。顔はチラッとしか見えませんでしたが、それは恐ろしいものでした。金の箱に何かを入れると、また姿を消してしまいました・・・」(byシッタ) だけどもう、うっかり開けちゃったのよね。時間は巻き戻せないわけで。くるぞぉ-、死の使者の仕掛けた呪いの文字片がぁぁぁぁぁぁー!!(><) って、あらっ? 違った。呪いの文字片じゃなかった。箱の中に入っていたのは1枚の紙切れだ。そこにはなんて書いてあるかというと、ええっとね・・・ 『死ノ使者ガ汝ヲ待ツ』 書き付けられたこの赤い字は・・・インクじゃない・・・乾いた血だよ。 ぞーっ((((;゚Д゚)))ガクガクブルブル 紙をビリビリに引き裂いて、あたりをキョロキョロと見回す。 そうか、シッタが言っていた、金の箱に紙切れを入れた“マントを着た人影”っていうのは死の使者じゃなかったんだ。そのさらに上、死の使者の雇い主だったんだ。すなわち・・・ マ ル ボ ル ダ ス 。 俺の行動は奴に読まれていたわけだ。チキショウ! 奴にあざ笑われたような悔しさを覚えて、俺は腹立ち紛れに箱を床に叩きつける。なんだか気分がドッチラケだぜ。もうここの宝物庫いいや。出ようっと!プンプン!!(`Д´) 俺はプリプリ怒りながら宝物庫を出て、新しい廊下に出る。 ここをちょっと歩くと分かれ道だ。左か右か、うーん、こっちだな。何の手がかりもないが左の道を選ぶ俺。 すると階段の下に出た。この階段を上がっていくと、厚い樫のドアがあって、そこを開けると・・・ 外に出た!!Σ(゚Д゚) そう、さしづめ脱出用の秘密通路といったところか。こっちの通路はどくろ砂漠に通じていたんだ。俺はヴァトスの都の壁の外に出てしまったのだ。 いきなりの眩しい太陽光に目をパチパチさせる俺様。お、こんなところに、足跡がある。都の壁沿いに遠ざかっているぞ。 (1)足跡について行くか? (2)階段をまた下りて廊下を逆方向に進むか? うん、感情的には(1)だよね。黄金の骸骨像なんていう宝物も見つけたし、一刻も早くこの恐怖の都市遺跡からトンズラこきたいのはヤマヤマだけどさあ・・・。 悲しいけど、これ冒険なのよね。 と、俺様はスレッガー・ロウみたいに呟いてから、肩をすくめて樫のドアを閉める。 そしてまた薄汚れた暗がりの中に戻って行くのだ。 リーシャとマルボルダスを倒し、アランシアの平和を守るために!! ↑ (すげえカッコいいじゃん俺。えへへ・・・) 【技術点11/11 体力点15/20 運点12/13】 SAVE:358
by mccoy12345
| 2007-04-27 23:59
| 恐怖の神殿
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