by mccoy12345
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【技術点11/11 体力点20/20 運点13/13】
さてここで地図を見てくれ。 今の地点である鯰川のほとりから、どくろ砂漠までたどり着くには、AとBの2ルートある。 A. 鯰川を渡り、ズバッと陸路で南下する。 B. 鯰川を下りポート・ブラックサンドに出て、海路で沿岸地帯に上陸する。 歩かないで楽なのはBだな。 あの犯罪都市ポート・ブラックサンドを経由しなけりゃならないのがちょっと気にかかるが、たどり着いた先の失われた都ヴァトスでは、たぶん、過酷な冒険が待っているに違いない。とすれば、体力点は極力温存しておくべきだ。 というわけで鯰川に架かっている吊橋は渡らず、代わりに川岸の船着場にいた、古いはしけにたむろっている気の荒そうな男の数人組に、俺は声をかける。 ブリッツ「いよう、船長はいるかい?」 荒くれ水夫どもは俺を疑り深そうにジロジロ見ていたが、かなり経ってから「ついてきな!」と答えが返る。 はしけの船室に通されると、そこにはずんぐりむっくり体型の船長がいた。昔は立派だったであろう衣服をまとっている。船長はぷっと唾を吐いてから、俺に「何の用だ?」とだみ声で尋ねてきた。 ブリッツ「ポート・ブラックサンドまで行きたいんだ」 船長「盗賊の都に・・・?あそこの評判は知ってんだろ???」 ブリッツ「・・・(こくこく、とうなずく)・・・」 船長「金を払ってまで行きたいとは、よほど必死か、さもなきゃ頭がおかしいんだ!」 船長はヘラヘラ笑いながら「金貨5枚!」とふっかけてきやがった。そりゃ高いよ!!(・へ・) 金貨2枚が妥当な値段ってところ・・・いやたしかに・・・でもさあ・・・(けんけんがくがくの値切り交渉)・・・結局、金貨3枚で手を打つことになった。 俺は船長と握手して船室を出る。さっそく船長が「よーそろー!」と怒鳴ると、ゆっくりと荷物を積んだはしけは川岸を離れ、流れに沿って動いていくのだった。 ふう、あとはこいつに乗ってればいいや。やっぱ歩くより楽だな。(´∀` ) 客を入れる部屋もないお粗末なはしけだが、太い縄を巻き上げたところに、ちょうど1人分の大きさで横になれるスペースがある。俺はそこに潜り込んで、ウサギのように縮こまって眠りをとることにした・・・ZZZ・・・Oo。(。ρω-。)オヤスミィ 水夫「おい、起きろ、旦那!!」(肩を叩かれる) ブリッツ「ハッ!」( ゚д゚) 水夫「そろそろ着くぜ、命知らずの都に、よ!!」 どれくらい眠っていたのだろうか、いつの間にやらはしけは目的地寸前まで川を下っていた。 いかにも不穏そうなたたずまいをした街が、俺の目の前に迫っている・・・きたきたぁ・・・ポート・ブラックサンドだぁ・・・(*´д`*) ここに来るのはザンバー・ボーンを倒すため、魔術師ニコデマスに会いに来たとき以来だ(『盗賊都市』参照)。あいつ、今でもあの臭いどぶ川の橋の下に住んでいるのかな??? まあ、あんなすっとぼけた爺さん、今回の冒険では関係ないや。トロール警護兵のサワベリー&ファットノーズの一件もあったし、この街に長逗留して面倒なことを起こすつもりはない。すぐ南に向かう船に乗せてもらうだけだ。余計なことはする必要なかんべえ。 はしけは大きなアーチをくぐり、街の外壁の内側に入り込んだ。間もなく水夫たちは船長の指示に従ってはしけを停泊させ、あわただしく積荷を下ろし始める。日が落ちて暗くなる前に、とにかくこの街から出発したいんだってさ。 船長「ポート・ブラックサンドで、一晩過ごすほど阿呆じゃねえよ!」 ブリッツ「ハハハちげえねえ。んじゃ、ま、元気で。あんがとよ!」( ̄ー ̄)/~~ 俺は船長に約束の金貨3枚を支払い、はしけから離れる。そしてポート・ブラックサンドに降り立つのだった。 相変わらず胃がムカムカするゴミ溜めの臭いだぜ。それにこの人ごみ!路地にはウジが湧いた死体が投げ棄てられ、その肉をゴブリンが切りとって秤売りしてらあ。相変わらずトンでもねえ街だなあ。Σ(´ⅴ`lll) 日もとっぷり暮れてきた。さてさて、俺も早いとこ今晩の宿を決めなきゃならんな。 船長が言ったとおり、この街で夜通しフラフラ歩くことは、自殺行為に近い。追いはぎに「僕、カモでちゅー。ネギしょってまちゅー(=゚ω゚=)」と言いふらしてるようなもんだからな・・・。 宿を探して細い通りや路地を歩いていると、ぼろをまとった老人が、ひょいっと俺の前に飛び出してきた。 老人「おのぼりさん、宿を探しているのかね?」 ブリッツ「ああ、まあ、そんなところ」 老人「部屋にスープとパンがついて、たったの金貨1枚のところを知っとるよ」 ブリッツ「マジ!安いジャン!!」∑(・∀・) 老人「よかったら、ついて来なされ♪」 こいつはよかった、助かった!(^v^) 俺はひょいひょいと歩く親切な老人の後を追い、足取り軽くついていく・・・ わ け ね え だ ろ が 。ここはポート・ブラックサンドなんだぜ。 俺はベルトにさした剣の柄に手を置き、いつでも抜けるようにしておく。そして彼の背後にぴったり寄って歩いていく。足音は極力たてずに、な。 さあ、罠にかけてみな。いつでも食いちぎってやるぞ!! 【技術点11/11 体力点20/20 運点13/13】 SAVE:332
by mccoy12345
| 2007-03-14 23:24
| 恐怖の神殿
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