by mccoy12345
カテゴリ
甦る妖術使い ナイトメア キャッスル モンスター誕生 仮面の破壊者 ロボット コマンドゥ 迷宮探険競技 サムライの剣 深海の悪魔 電脳破壊作戦 サイボーグを倒せ 海賊船バンシー号 宇宙の連邦捜査官 恐怖の神殿 フリーウェイの戦士 宇宙の暗殺者 死神の首飾り 地獄の館 雪の魔女の洞窟 サソリ沼の迷路 トカゲ王の島 死のワナの地下迷宮 盗賊都市 さまよえる宇宙船 運命の森 バルサスの要塞 火吹山の魔法使い 親に戻る or 豪華版
以前の記事
2009年 09月 2009年 08月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 02月 2007年 01月 2006年 12月 2006年 11月 2006年 10月 2006年 09月 2006年 08月 2006年 07月 2006年 06月 2006年 05月 2006年 04月 2006年 03月 2006年 02月 2006年 01月 その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
【技術点11/11 体力点14/20 運点12/13】
真夜中とはいえ、グレイギルドは文明の進んだ街らしく、けっこう賑やかだ。 灰色のマントをたなびかせて、花束を出し入れして見物人を驚かせている奇術師みたいなのにも出会うが、ここは無視無視~。余計なトラブルに巻き込まれてもつまらないからな。 俺は最短経路で盗賊組合に行く道を探し当てる。たしかスカーフェイスの言葉によると、トレーダーズ・ロウの近くにある下水道につながる排水溝に・・・あった!(・∀・) ひっそりと地下に下りる排水溝がある。ちょっと汚いが・・・ま、入るしかないわな。べちゃ!うわっぷ、膝までネバネバした泥に浸かっちまった! 大きな土管の中をずるずる進んでいくと、左側の壁に小さな丸い扉があった。よーしここだな。開けてみよう・・・っと、その前に、なになにここで運試しか・・・まあ、今の運点は12だから自動的に吉ではあるが・・・俺は泥に足をとられてずるっと転んでしまった! 次の瞬間だ。鋭い銛が俺の背後から飛んできて、ビイィィィン!俺の腹部をかすめて扉に突き刺さる!ここには隠されたワナが仕掛けてあったんだ!! あたた、これで体力点-2だ。だけど転んで身体が脇にずれていたから、これだけですんだ。もしあのまま突っ立っていたらモロに腹部を貫通して・・・ぞぉー・・・((( ;゚Д゚))) ん、待てよ?ということはこの場所を教えてくれたスカーフェイスは、俺を・・・ という疑念を感じながらドアを開ける。そこは素晴らしい調度品をそろえた部屋だ。ふかふかしたソファに酒場レッドドラゴンで会った面々がくつろいでいた。彼らは俺を見ると驚いて立ち上がり、剣に手をかける!! ここで俺はぐっと踏み込み、手の平を前に出して奴らを押しとどめた。戦うのは下の下だ。まずは盗賊組合流のご挨拶を交わし、とにかく俺は招待客だぜ、ということを奴らに穏やかに伝えてみよう。 ところが、酒場レッドドラゴンで見かけた、あごから耳まで傷のあるスカーフェイスは舌打ちしてこう言うのだ。 スカーフェイス「俺たちが本当にお前さんが来るのを望んだのなら、もっと安全な道を教えたことだろうよ!」 ガ━━━━━━∑(゚д゚lll)━━━━━━ン くそっ、やっぱりそうか・・・まったく盗賊って野郎は・・・!!(><) 奴らは俺を取り囲むようなフォーメーションをとる。そしてスカーフェイスは、得意げにせせら笑いつつ「これがお前みたいな奴を歓迎するやり方さ!」と手下とともに襲いかかってくる! やっべえなチクショウ。まさに袋のネズミだ!! 俺は、もう、ヤケになるしかない。ドカッとその場に座り込んだ。そして怒鳴りつける。あーもう、殺すなら殺しやがれ!だけど儲け話も手に入らないぞ! ???「よさねえかっ!!!」 俺の命は風前の灯という状況の中、ここで野太い怒号が響いた! ビクッとして動きを止める盗賊ども。新たに部屋へ現れたのは、白テンの毛皮を着て、口ひげを生やしたハンサムな中年男だ・・・。 この男は、スカーフェイスに向かってあごをしゃくる。するとそのサインを受けて、さっきとはうって変わってオドオドと落ち着かない様子で、スカーフェイスが彼を紹介してくれた。 スカーフェイス「このお方が、盗賊組合の親分、バグランド様だ」 ブリッツ「おう、よろしく。俺はブリッツ」(n`∀´)ノ 臆さずになれなれしく握手を求めてきた風来坊の俺に、ちょっと驚いた様子を見せるバグランド親分。だが、にやりと笑い返して握手を交わす。さあここからの交渉は気を抜けないぞ。ある意味これは言葉による戦闘だ。ふむ! バグランド(口ひげをひねりながら)「何の用があるってんだ?まずは聞いてやろうじゃねえか」 ブリッツ「“あるもの”を盗み出す手助けが必要だ」 バグランド「ほう、そのために俺たちを・・・。盗み出すのは財宝か?」 ブリッツ「いや違う、お宝じゃない」 バグランド「なら、俺たちの儲けにならねえ。フン、とんだ時間の無駄・・・」 ブリッツ「儲けはないが、もっと大きなものが手に入る!」 バグランドはじいっと俺をにらむ。俺はその目を正面から見返す。そして一語一語、区切りながら言う。そう、お前らが手に入れるのは・・・評判だ。 もっとも困難な仕事を果たした盗賊として、お前さんたちはオーブ世界の全盗賊の間で一目置かれる存在になるぜ。この仕事を果たしたらな。 辛うじて耳を傾け続けるバグランド親分。相変わらず口ひげをひねっているが、表情は読めない。見事なポーカーフェイスだ・・・。 バグランド「で、“あるもの”ってのは、いったい、なんなんだ?」 ブリッツ「フェル=キリンラ寺院にあるものさ」 バグランド(ここではじめて表情を変える)「おい、まさか!」 ブリッツ「死神の首飾り」 盗賊ども「!!!」 俺の言葉で部屋の中がシーンと静まり返った。緊迫した沈黙が支配する空間。 ・・・ ・・・ ・・・ここで、最初に口を開いたのは、バグランドだった。 バグランド「その首飾りなら、値段もつけられない貴重なものだ」 ブリッツ「え、じゃあ・・・!」 バグランド「首飾りがどこかに移されないうちに寺院を襲うとしよう。今日は市場の立つ日、願ってもないチャンスだ。スカーフェイス、ネズミのジェミー、ブラッドハート、ミン殿下、お前たちがこいつといっしょに行け」 やったぜ、説得成功だ!!(゜∀゜) こうなると話は早い。バグランドの大親分はテキパキと仕事の指示を下し始めた。 こうして俺たちは何時間かを潜入準備に費やしてから、フェル=キリンラ寺院に向かって出発する。あ、その前に、ちょっと待てよ。暗闇で仲間ってわかるかな?合言葉とか決めてった方がいくない? そう俺が提案すると、スカーフェイスは面倒くさそうに「じゃあこいつにしようぜ」と、壁になぐり書きされた文字を合言葉に決めるのだった。さて、その言葉とは・・・ 『盗賊どもに信義なし』 Σ(゚д゚lll)ガーン 【技術点11/11 体力点12/20 運点11/13】 SAVE:241
by mccoy12345
| 2006-11-18 01:15
| 死神の首飾り
|
ファン申請 |
||