by mccoy12345
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【技術点11/11 体力点16/20 運点10/13】
右の地下道の行き止まりは、また扉だ。 ん、扉の前で、何かひらひらと揺れているぞ?ああ、こりゃ、古びた羊皮紙だ。色あせたインキで文字が書かれている。 俺はしげしげと眺める。何語だ?こりゃあ、ずっと昔の言葉らしいが・・・うーん、読めねえや。おれの言語能力じゃダメだあ・・・。 そうだ、物知りなエルフの赤速なら!(・∀・) ブリッツ「おーい、赤速、赤速ったら!あ・か・は・や!!」 赤速「何だい何だい、名前は一度呼べば、わかるよ(^o^)」 ブリッツ「ちょっと来いよ、これ。扉の前のこの羊皮紙、あんたなら読めるかい?」 俺は彼を自分の前に立たせて、古びた羊皮紙を読ませた。 赤速は「えー、なになに?」と一語ずつ解読を始め・・・ 押 し 黙 る ・・・ 。 ブリッツ「ひょっとしたら抜け道とか書いてあんじゃね?(゜∀゜)」 赤速「・・・」 ブリッツ「それとも宝のありか・・・とか!(^v^)」 赤速「(目を大きく見開き、呼吸が荒い)・・・」 ブリッツ「どーしたんだよ赤速ぁ?」 赤速「君も・・・これを・・・見た?」 ブリッツ「ああ、見たぜ。だけどチンプンカンプンだ」 スタブ「何だ何だ2人して、どれどれ、わしにも見せてみろ!」 どすどすとスタブが赤速を押しのけて前に出ようとする。 だが赤速は「いや、ダメだ!!」と、必死の俊敏さでそれを防いだ。そして羊皮紙をビリビリに細かく引きちぎり、ばら撒いて捨ててしまった! ブリッツ「あっ、何すんだよ、せっかくの手がかりをー!(・A ・)」 赤速「だめだ・・・このままでは・・・」 スタブ「何ボソボソ言っとる?」 赤速「たとえ洞窟を抜けても・・・探さないと・・・あのお方を・・・」 ブリッツ&スタブ「・・・?」 赤速「・・・行こう、時間がない」 赤速はさっさと扉を開けて先に行ってしまう。 何だかよくわからねえ俺とスタブは、肩をすくめつつ、新たな心配事ができたらしいこのエルフに、ついていくのだった。 扉を開けるとそこは(案の定)地下道に続いており、数メートル進むと、頭上の鍾乳石から絶えず水が滴っている場所に差しかかった。 ぴちょん ぽちょん ・・・ 水滴は冷たいが透明で無害そうだ。だが天井の鍾乳石が厄介だな。なぜなら俺は、ファングの迷宮探険競技を思い出したからだ。 あそこもこんな鍾乳洞窟だったっけ・・・(ほわほわ~んと回想モード)・・・蛮人のスロム(うわあ懐かしい名だ)が馬鹿笑いを起こしたら、ヒューンと尖った鍾乳石が突き刺さるように俺らに降りかかってきたんだよな。あんときゃあ大慌てだったよなぁ・・・ ずっと昔のことのようだなあ。へへっ(ぐっすん) スタブ「うぉーい、どうした、ブリッツ?」 ブリッツ「あ・・・いやいや、何でもねえよ」 俺は過去の感傷を振り払い、現実に戻る。そうそう、だから頭は守ってった方がいいと思うんだ。突然の落下物に備えるためにな。 赤速とスタブは同意する。俺はさっき手に入れた盾を頭に被せ、ぴたぴたと静かに歩いて渡った。こんな感じで用心にこしたことはないさ。 向こう側に着いた俺は、盾を赤速とスタブの方に投げてやる。彼らも俺に倣って同じように歩く。結果として俺らは、濡れないままでここの鍾乳石地帯を通過した。 スタブ「ふーむ、大げさなこっちゃのう!」 ブリッツ「まあまあ、こーいう身近な危険に気づいてこそ、冒険者だってのよ。な、赤速!!」 赤速「身近な危険に・・・気づいてこそ・・・だと?(じろっ!)」 ブリッツ「う、うん・・・」 赤速「(ふっと皮肉な笑みを浮かべ)まあいいや、先に行こうよ、早く」 あれれ?俺なんか悪いこと言ったかな?(・へ・) おーい、赤速くん、キャラ変わってない?・・・どーしたのぉ??? 【技術点11/11 体力点16/20 運点10/13】 SAVE:339
by mccoy12345
| 2006-08-29 22:27
| 雪の魔女の洞窟
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