by mccoy12345
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【技術点11/11 体力点13/20 運点10/13】
持っていける宝は、ざっと見積もって金貨600枚ってところだ。しかしザックの収納量には限りがあるため、金貨50枚につきアイテム1つをここに置いてかなきゃならない。うーむ、けっこうシビアじゃのう・・・。俺はもう不要となって、ここで金貨と引き換えに置いていくアイテムを吟味し始める。むむむ。 まず白マントはいらないな。ボスの雪の魔女がいなくなった今、手下だと偽る必要はないもんな。ぽいっ。 ニンニクも必要ないや。雪の魔女は退治したから。吸血鬼はもう遭わねえだろ。ぽいっ。 香水もいいや。霜の巨人から手に入れたけど、ビンが割れかけだもんな。ぽいっ。 銅の指輪か・・・うーん・・・戦闘時に何かが現れて助けてくれるらしいけど、俺の剣の腕があれば必要なさそうな気もする。ぽいっ。 というわけで、何となく不必要そうな4品目をここで捨てることにして、俺は金貨200枚を手に入れた。現在、俺が持っているアイテムは・・・ 勇気のカエルの護符 銀の笛 石投げと鉄の玉2個 寒さをしのぐ金の指輪 龍の卵4つ ・・・それと金貨208枚と、食料3つ。雪の魔女を倒した充実感。プライスレス(^v^) さあさあさあ、急いでここから脱出だ!! というところで、むむっ! 俺の頭の中の警戒信号にスイッチが入る。どたどたどた・・・という足音と、すたすたすた・・・という両極端な足音が2種類聞こえてくるではないか。どちらも俺が突入してきた地下道の向こうから、この部屋へと近づいてくる。 雪の魔女の残党かっ?!(・A ・) 俺は剣を抜き、身構える。だが背中のザックはずっしり重いし、戦いになるかな・・・ちょっとだけ不安だ。 そのうち、ひょっこりと、戸口から2人の男が現れた。 なんとドワーフとエルフだ。珍しい組み合わせだな。俺に敵意があるようには見えない。それどころか、ニコニコ笑っている??? 2人「あー・・・(同時に話し出そうとして、2人はお互いを見る)」 ブリッツ「えっと、あんたら・・・は???」 2人「僕たちは!(また同時に話し出そうとして、苦笑い)って・・・あははは・・・」 やがてエルフの方が主導権を握って話すことにしたようだ。 エルフ「あの女を殺したんだね!僕らは自由だ!じきに服従の首輪を外せるようになる!!」 どうやら邪悪な信徒ではないらしい。さっきの山エルフと同じく、心までは支配されていないようだ。 エルフの彼が言うには、大ボスの雪の魔女は滅ぼされたが、地下道にはまだ邪悪な信徒やゴブリンどもがうじゃうじゃしている。エルフやドワーフの救出隊が時間稼ぎに奴らと戦っているそうだ。どうやら来た道を戻るのは無理っぽい。この洞窟の先を進むとして、お礼代わりにここから脱出する手助けをしたいと申し出てくれる。 そして、さっそく有能さを証明するかのように、エルフとドワーフは、戸口の真向かいの氷の壁を、すうっと通り抜けてしまった。ええっ、この部屋突き当りじゃないのΣ(゚Д゚)ガーン ドワーフ「(くすくす笑いながら)雪の魔女の目くらましのひとつさ。逃げ道として用意してたんだが、当人は結局使わずじまいだった。わしらも使ったことがない点が問題だが、ね」 ドワーフは茶目っ気たっぷりにウィンクして、俺に「ついてこい」と手振りで示す。 秘密の出口を通り抜けると、そこは松明に照らされた細い地下道だった。俺らは一列縦隊になって進む。 すると間もなく分かれ道に出た。類稀な地下洞窟センスを持っているらしいドワーフの方が、くんくん匂いを嗅いでみる。 ドワーフ「右の道は床の造作が奇妙だ。左は・・・何だか暖かい・・・熱源があるぞ・・・(くんくん)」 エルフ「右は落とし穴か何かのワナかもしれないね?」 ブリッツ「じゃあ左だな。・・・なあ、俺はファング生まれの剣士ブリッツってんだが、あんたらの名前、聞いてもいいかい?」 エルフ「僕は赤速(あかはや:Red-Swift)」 ドワーフ「わしはスタブ(Stab)だ」 2人は親しげな笑みとともに右手を差し出した。冒険者の直感で、俺はこいつらが、信頼に足る仲間だと気づく。だからそいつらと握手をかわした後に、パンパン、パァン!と、ハイタッチする。これは冒険者独特の挨拶なのさっ! 心強い味方ができたぜ!(・∀・) 【技術点11/11 体力点13/20 運点10/13】 SAVE:61
by mccoy12345
| 2006-08-24 00:21
| 雪の魔女の洞窟
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