by mccoy12345
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【技術点11/11 体力点13/17 運点8/11】
「ひいっ!お、お助けくださいっ!」 扉を開けた俺は、そんな怯えた声に出迎えられた。部屋の中にはボロをまとった囚人の男がいた。そいつは左腕を鎖で留められ、右腕は切断されている(そうか、扉にかかっていた干からびた手はこいつのものか・・・)。彼は慈悲を請いながら、俺から尻込みして、来るべき暴力から逃れようとしている。 なんかかわいそうになっちゃったな(;´Д⊂)。俺はこのオジサンの鎖を剣で切ってあげた。 がきん☆ ほら、自由になったぜ。好きなとこに逃げな。男は「ありがとうございますー!」と、ひざまずいて何度も礼を言う。そしてぽつぽつと身の上話を始めた。 彼の名はウンガワール・カッターネといい、4年前の迷宮探険競技に参加した挑戦者の1人だったのだ。ところが・・・ ○まあ、例の如くワナにひっかかって失敗に終わった。落とし穴から出られなくなった。 ○そのとき「競技監督」に救出される。その代償として彼の奴隷になった。まあ、アシスタントディレクターってやつだな。 ○だけど「競技監督」のこき使いぶりは非道いもんだった。過重労働に耐え切れなくなったので脱走を試みた。 ○しかしそれも失敗。オークどもに捕らえられる。オークは見せしめで彼の片手を切断し、この牢獄で禁固刑にした。 ○そして1年たって、今に至る、と・・・。 うう、なかなかに悲惨な転落人生よのう。俺の未来が一瞬垣間見えて、精神が思わずズーンと落ち込んでしまう(´・ω・`) いやいや、まあ、これで自由になったことだし、第二の人生を生きなよ・・・ウンガワールさん・・・ ウンガワール「ありがとうございますー。この恩はいつかきっと・・・」 ブリッツ「なあにそんなのいいってば( ̄ー ̄) あ、そうだ、この先の情報、何か知ってる?」 ポリポリと頭をかくウンガワール。「さあねえ、何しろ私自身、ここでの首尾はよくなかったもので・・・」 (はは、そりゃそうだな、と苦笑する俺) 「・・・だが、これだけは確かですよ。もしここから出たいと思うなら、宝石や宝物を集めて回る必要があります。なぜかは知りませんが、ぜひそうなさい」 OK、それだけ聞ければ十分だ。俺は囚人のウンガワール・カッターネと別れて、さらに北へ向かうことにする。彼は部屋から駆け出し、トンネルの中へと消えていった。 あいつ、生還できるかなあ・・・まず・・・ムリだろうなあ・・・。 ┐(´ー`)┌ さて、引き続き北に進む俺は、右手の壁に直径1mはある鉄管を見つけた。こいつは壁にドカンとめり込んでいて、管の先のほうは暗すぎて見えない。って、なんでこんなとこに、唐突にこんなものがあるの? 怪しい、絶対あやしいよな・・・。顔を突っ込んで「うぉーい!」と呼びかけてみるが、何の反応もないようだ。さてさて、どうしようか? 何かアイテムが隠されているかも!! ∑(・∀・) ・・・という天の声が聞こえた(笑)。いやまあ、実は単なる好奇心でしかなかったんだけど、管の直径はちょうど身体が入るくらいだったので、俺はそこに潜り込んでみることにする。 匍匐前進でずるずる~とミミズのように這いつくばっていく。すると、俺の手が、何か固くて四角い物体に触れた。振ってみるとカタカタ音がする。どうやら木製の箱のようだ。 むー、ここじゃ暗いな、よし、いったん管から出よう!俺はまたずるずる~と戻って、元の通路に戻った。 そこであらためて発見品を調べてみると、ウホッ!( ・∀・) 中には鉄のカギと大きな宝石が入っている!この宝石はサファイアだ。この幸運に運点+1だって。ラッキー! さっきのウンガワールの話によると、宝石を集めてきゃいいってことだからな。これで任務達成にまた一歩近づいたぞ。俺はていねいにそれらをザックにしまい、北に向かうトンネルを歩き続けるのだった。 【技術点11/11 体力点13/17 運点9/11】 SAVE:142
by mccoy12345
| 2006-04-19 23:18
| 死のワナの地下迷宮
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