by mccoy12345
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【技術点14/14 体力点21/24 運点11/14】
骨の谷間を抜け、俺は黒い花崗岩の岩山まで馬を急きたてた。 その岩山の頂上に大きな一枚岩がある。ほとんど苔に覆われているが、何やら碑文が刻まれているのに気づいた。 なんたって今回の冒険は気が抜けないからな。実はこれが呪いの文句でドギャーン!という、笑うせぇるすまんみたいなリスクもちょっとは考えた( ̄д ̄)r-oO だけど来るべきところで情報がなくてDEAD ENDなんていうオチも考えられるよな。うーんじゃあ、しゃあない、覚悟した俺は馬を下りて、そこにある碑文を読んでみるっ! みかげ石の扉から 先へ進まんと思うなら 番号を押せ いち はち よん と ・・・なるほど。これは役に立つ冒険のヒントかもしれないぞ。読んでみて正解だった。 俺は“いち はち よん”という番号を頭にしっかり記憶して、再び馬に乗って先を急ぐ! 岩山を下りきると、そこは丘の底だ。あ、これ、ダジャレじゃないぞ(≧V≦) 北から南に流れている小川が流れていた。すると俺の馬は勝手に足を止め、水をおいしそうにゴクゴク飲みはじめるじゃないか。 んじゃ、お付き合いするとしますかね。俺も馬から下りて水をゴクゴク・・・ ぷはあっ、うまい!o(*゚∀゚*)o きれいな水を十分に補給して体力点+1だ。俺の愛馬もこの休憩で疲れがとれて、元気たっぷりだぜ。 さあ、旅を続けよう。お互いがんばろうな!!(ぶひひーん!)(・∀・) 小川を渡り、次の山の頂上まで登る。 そこから辺りを見回すが、俺の目に映るのは終わりのない丘陵だけだ。暗い空の薄明かりの下に広がる、果てしない稜線のうねり・・・うねうね・・・ 俺が探している失われた湖は、どこだぁ・・・(ノД`) そのとき、足元の地面に、カツっと矢が突き刺さった! ( パカラッ パカラッ パカラッ ) ( うひょひょひょひょおおおお! ) 続いて疾駆するひずめの音と雄叫びが聞こえてくる。 俺は矢が飛んできた後ろを振り返った。うおっ! ゴブリンたちがポニーに騎乗して、俺のいる山の頂上目指して突撃してきている! 奴らのうち1匹は紋章を記した汚い旗を掲げており、そこから萎びた人間の生首がぶら下がっている。俺のほうに向かってくるゴブリン騎馬隊は全部で4騎だ。急いでどうするか決めなきゃいけないぞ! (1)迎え撃って奴らを攻撃する。 (2)奴らから駆け逃げる。 えっとね、相手は4体いるといっても、たかがゴブリンだから勝てるとは思うんだ。 だけど奴ら組織立っていて、軍隊の斥侯部隊みたいだよな。ここで戦闘しちゃうと、続々と悪の軍勢の援軍が駆けつけてきて包囲されて・・・なんてバッドシチュエーションがあるかもしれない。 それに最近戦闘の調子はいいけど、そろそろ出るんじゃないかな。4体も相手の長期戦だと。俺がダイス振る回数が多いと。前回の『ナイトメアキャッスル』の時のように・・・ 1 ゾ ロ フ ァ ン ブ ル が (((((( ;゚Д゚)))))ガクガクブルブル よし、逃げよう! 俺は(2)を選択し、馬にピシっと鞭をくれて山を駆け下りる!! ( パカラッ パカラッ パカラッ ) ( うひょう うひょう うひょう! ) ゴブリン騎馬隊どもは調子こいて俺を追っかけてくる。ちっ、しつこい奴らだぜ!( `_ゝ´) 馬の首を回して相手してやろうとも思ったが・・・ いや、ここはガマンだ。自重するんだブリッツ。 俺の冒険の目的はゴブリンを退治することじゃない。失われた湖を探し出し、戦士クルの剣を手に入れ、それで世界支配寸前の妖術師ラザックを倒すことなんだ。 だから全速力で奴らから離脱するぜ!スティール・ボール・ランだ。レッツゴー! ε=ε=ε=ε=ε=(;゚ロ゚) 俺は斜面を下りきった。ここで進路は2つに分かれる。さあどっちに進もうか。 正面にそびえる次の丘陵に上るか、それともこの谷をさらに下り、左に見える小さな林に向かうかだ。 ここで上り坂はきついな。スピードを落としたら奴らに捕捉されちまう。それに左手にある林なら茂みがあるはずで、身を隠せる場所はたくさんあるに違いない。よし! 俺はさらに谷を駆け下って、林の中に突っ込む。 しかし、けっこう長い間全速力でギャロッピングさせていたので、俺の馬はもうヘロヘロなんだが・・・頼む、もう少しもってくれ。ここで無駄な戦いはしたくないのだ。 『小川で少し休んで、馬に水をやったか?』 (σ゚∀゚)σ YES!! さすがヤズトロモが与えてくれた駿馬だ。俺の馬は持ちこたえた。ゴブリンの騎馬隊を引き離し、かなり先立って林にたどり着くことができたのだ。 俺たちは高くひねくれた木々の間を通り抜け、厚い下生えの中へと駆け込む。暗くて薄気味悪いところだ。降り注ぐ日光も樹木に遮られ、ここまで届かない。 適当なところで俺は手綱を引いて馬を止め、ゴブリンどもがさらに追いかけてくるかどうか、様子を見ることにする。ところが・・・ 奴らは林の端で何やらわめき合っているぞ???(・⊿・) わめいている声には恐怖の感情が混じっている。そして突然、奴らはこの場所から駆け去ってしまった! どうして俺を追って、林の中に入ってこなかったのか? まあそれは、大体想像がつきますけどね(ですよねー!)('A`) 奴らが恐れるに足るだけの何かが、この林に居るということだ。そしてその“何か”が、俺にとって友好的であるという保証は、ど こ に も な い 。 俺はゆっくりと馬を歩かせ、さらに林の中へと入っていく。終始誰かに見張られているような、背中がチクチクする嫌な感覚を味わいながらだ。 【技術点14/14 体力点22/24 運点11/14】 SAVE:365
by mccoy12345
| 2009-05-10 22:03
| 甦る妖術使い
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