by mccoy12345
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【技術点14/14 体力点24/24 運点14/14】
ブリッツ「・・・って、ピンピンしてんじゃん!」(・A・) スタブ→ (;´д`)ゞ ヤズトロモ→ (;´д`)ゞ ブリッツ「・・・ぜんぜん、元気じゃん!!」(°⊿°) スタブ→ (;´д`)ゞ ヤズトロモ→ (;´д`)ゞ ここはアランシア大陸、月岩山地から流れ出るシルバー川の土手沿いにある田舎町、チャリス。そこにある「ライオン亭」という酒場だ。 よっす!(^v^)ノ 俺の名はブリッツ。 いろいろあったが、まあ、今も冒険者としてがんばってる。 今まで様々な戦いをこなしてきたんだが、実は俺には、たびたび因縁を吹っかけてくる宿敵の妖術使いがいるんだよ。そいつは100と10と1年の眠りから覚めた後、この世界を恐怖で支配しようと企む邪悪な存在だ。とてつもない能力を持つネクロマンサーなのだ。 今まで俺の冒険談に付き合ってくれた皆さんは、もうご存知だよね。 その名はラザック! 俺の大事な女友達である槍乙女アンセリカに死を与え (詳しくは「恐怖の神殿」のラスト参照) 慕ってくれた子分の少年海賊ルカを奸計で破滅させた (詳しくは「仮面の破壊者」のラスト参照) と ん で も な く ワ ル で 憎 た ら し い 悪 役 さ ヽ(`Д´)ノ もうガマンならねえってんで、俺といっしょに冒険したこともある(詳しくは「雪の魔女の洞窟」を参照)ドワーフのスタブは、俺が与えた迷宮突破賞金の金貨2万枚を元手に、傭兵隊を率いて悪の妖術師ラザックを倒すため出発していった(詳しくは「迷宮探険競技」のラスト参照)。 だが奴の力は強大で返り討ちにあってしまい、瀕死の重傷で退却してきたのだ・・・ と、ヤズトロモから聞いて、遠くクール大陸のニューバーグから時空移動ですっ飛んできたんだぜ。あっちでのぬくぬく平穏な貴族暮らしを反故にしてまでよお。そりゃあ親友の葬式には駆けつけなきゃならんしなあ。だけど・・・ ここでグビグビ酒飲んでるクソドワーフはいったい誰だ(°Д°)ゴルァ!! スタブ「いやあ、3日くらい寝込んで、起きて、ビール飲んだら治ったワイ」(ぐびぐび) ヤズトロモ「さすがドワーフじゃのう。回復能力がマジパネェってところか。今風の言葉使いで言うなら」(もぐもぐ) ブリッツ「 う る せ ぇ 」(`皿´) まあ、でも、生きているなら何よりだ(´ー`)フッ 俺は心を落ち着けて、再会の乾杯をしてからぐいっと酒をあおり、この陽気な老ドワーフ戦士の身に起こったことを聞くことにした。大魔法使いヤズトロモといっしょにな。同じ丸テーブルで。考えてみるとすごい構図だなチキショー。 スタブ率いるラザック討伐隊が全滅したのは事実だ。 最初、こいつらはラザックの復活地点を目指して進軍していった。そう、“嵐の子”マルボルダスを倒す手がかりを得るために訪れたアンセリカが、命と引き換えに一瞬だけ封印に成功した、奴の石棺がある月岩山地の奥深くさ。 だがもうそこは、アンセリカの槍の縛りが外れて完全復活を果たしたラザックによって、煉獄のような場所に変わり果てていた。 ・・・スタブは怖気を奮いながら話を続ける・・・ 再度訪れたその地には、大地から臭気の煙が噴き出す深い裂け目があった。周りの草は全て真っ黒に変色して枯れており、樹木も葉を失って捻じくれていた。 討伐隊の傭兵たちが裂け目に近づいたとたん、焼け焦げてしおれた手がそこから伸び、鉤爪のような指から雷光がほとばしった。その閃光は一瞬にして討伐隊の半数に命中し、彼らは心臓に風穴が開いて死んだ。 ヤズトロモ(身を乗り出して)「残る半数は?」 ブリッツ(同じく前かがみで)「どうなったんだ?おい??」 討伐隊の残る半数は、裂け目から噴き出している瘴気にやられた。 頭が正常な理解力を失い、周りにいる仲間を敵と見なし、各々が各々を襲い始めた。誰もが怒り狂う野獣と化しての同士討ちバトルロワイヤルが始まり、それは最後の1人--それはスタブだったのだが--が生き残るまで続いたのだ。 そしてヤズトロモが血まみれで気絶した残り体力点1のスタブを見つけ、急いでチャリスまで運んできた・・・ってわけだ。 マ ジ パ ネ ェ な (´Д`υ) 周りは酔客でがやがや騒がしい陽気な居酒屋「ライオン亭」。その真ん中のテーブルで眉根を寄せてどよーん(ー'`ー;)とうつむき、大きなため息をつく俺たち。 ヤズトロモ「封印が解かれるまで丸100年。そこから片目が開き、外に念波が送れるようになるまで10年・・・」 ブリッツ「そして石棺の蓋が外され、奴の両目が開いて動き出してから1年ちょっとか。その間にルカが・・・くそっ・・・」 ヤズトロモ「ラザックはどんどん強大になっていく。1ヵ月後には果たしてどんな力を身につけているのか、もはや想像もつかんわい」 スタブ「なるべくなら石棺を開けた責任のあるわしの手で、と思っておったのだが。金貨2万枚の盛大な無駄使いに終わってしもうた。すまぬ!」 深々と頭を下げ、それからぐいっとヤケビールをあおるスタブ。 俺も安物の薄めたワインでそれに付き合い、相手のドワーフを慰める。 ブリッツ「まあどうせ、あんな腐った金はいらなかったけどよぉ」┓(;´_`)┏ ヤズトロモ「うむ、アンセリカとおぬしは貴重な時間を稼いでくれた。ほんの一瞬だけだがな。だが、その時間でブリッツは、こうして立派な戦士になってわしらの前に戻ってきたのだ」 ブリッツ「おいおい、オダてたって無駄だ。どうやったらあの凶悪な妖術使いを倒せるんだよ!たった1人で世界の息の根を止めるような大玉だぜ!!」 ヤズトロモ「全ての望みが費えたわけでは、ない」 酒が飲めない甘党のヤズトロモは、リンゴを薄くスライスした蜂蜜漬けを1枚平らげた後、ゆっくりとそう言った。 彼も指をくわえて脅威を放置していたわけではない。あの出不精(デブ性?)なジジイにしては珍しく、ポート・ブラックサンドのニコデマスや、柳谷のヨーレ魔法学校を訪れて、ラザックに対抗できる情報をせっせと集めていたのだ。 とりわけヤズトロモが血眼になって探求したのは、ラザックが111年前に封印された状況だ。その時、たしかにあの凶悪な妖術使いは正義の力に敗れ去り、眠りにつかされた。 アンセリカのときのように弱々しい一時的な滅却ではない、完全な封印が為されたのだ。その時の状況がわかれば、そして、それを再現できれば・・・ ヤズトロモ「わしが調べたことによれば、だ」 蜂蜜のついた指をペロペロなめながら、ヤズトロモは100年前の戦いについて語り出す・・・ 【技術点14/14 体力点24/24 運点14/14】 SAVE:1
by mccoy12345
| 2009-04-23 22:58
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