by mccoy12345
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【技術点14/14 体力点19/24 運点13/14 意志力点11/11】
食料品店の主人「さあさあ、温かいミートパイはいかがかな?ケルサーからこちらでは一番のお味だ。保存もきくしおいしいよ!」 ブリッツ(のそっと店先に近づく)「あほぉ・・・」(←あのー) 食料品店の主人「さあ、らっしゃい!らっしゃ・・・Σ(°Д°;・・・い・・・」 ブリッツ「ほえ、ふわはい」(←これ、ください) 食料品店の主人「は、はあ・・・」( ゚д゚)ポカーン 食料品店の主人は、じゃりガキどもにボコられてマタンゴのような顔をして、フガフガとしかしゃべれない俺を見てぎょっとする。そして哀れんでくれて破格値を切ってくれた。金貨1枚で食料3個も売ってくれたぞ(食料は残り4個に増えた)。 もーかったもーかった。だけどなんだか惨めやわぁ(;´Д⊂) さてと、それから(ビクッ!)ょぅι゛ょの影に怯えながら群衆に紛れ、おどおどと市場を歩いていくと(←相当トラウマになったらしい)・・・小さな傾きかけた露店が目に入った。 ガラクタ屋か? 店先に座っている主人は、小さく背中が曲がり、ドワーフのようなひげを生やしている。いや、ドワーフというよりもっと醜い顔つきをしている。まあ凸凹に腫れた俺の顔も同じようなもんだが。 その主人は足を止めた俺の視線に気づくと、にっこり笑って俺を手招きした。 ガラクタ屋の主人「もし金貨を払う気があれば、お前さんを助けることのできるちょっとした古物があるんじゃがね。南国の隣人と戦うのに苦労しているんなら、さぞや役にたつだろうて」 いやこの怪我は、南国人じゃなくて、ガキどものリンチに遭ってできたものですがね(′~`) まあいいや、ちょっと覗かせてもらうぜ。主人は店の中のガラクタを引っ掻き回す。そして持ってきたのは・・・なんだこりゃ? 園芸用の鍬(くわ)か?柄の部分がなく、錆に覆われた金属でできた何かの道具だ。これをいくらで・・・金貨3枚?たけぇよ!( ̄□ ̄;) 「これでも、かね?」ちっぽけな老ゴブリン--もう俺はこの主人の種族がわかっていた--は、このガラクタに付いた錆を丁寧にやすり取る。 すると磨かれたそれは、武器の頭であることがわかった。青い金属製の三叉槍の頭だ。恐ろしげな爪を持ち、表面によくわからない銘文が刻まれている。 ガラクタ屋の主人「錆はきれいにしても、柄がなけりゃ役にはたたん。だがもし柄を見つけられれば・・・(声を潜めて)・・・こいつはろくでなしの南国人どもや、奴らのペットに対抗する強力な武器となるだろう」 俺はじっくりとそいつを手にとって確かめる。重い。それに硬い。 確かに柄をつければ有用な武器になりそうだが、これを結わえ付けて支えるには、それだけ良質な材質でないと難しいんじゃないか? ガラクタ屋の主人「そもそもこの武器が使われ、そして壊れたのはキャッスル・ヒルの戦いのとき。ニューバーグの街や城がまだ建てられる前の話だ。南国人どもはこの戦に負けて敗走した。連中の奇怪な同盟者どもが地面に呑み込まれたとき、槍の柄も後を追いかけていったとのこと。連中はこの槍を死ぬほど恐れておったそうじゃ・・・」 よくわかった。とにかくいわくありげなアーティファクトっぽいな。 だけど金貨3枚かあ。無駄な買い物になりそうな気もするけど・・・あ、ちょっと待て、店の奥にしまうなよ、わかった、払うよ払うから!!(>△<) 俺は老ゴブリンに金貨3枚を渡し、槍の頭を手に入れた。 あーあ、財布の中は金貨残り1枚か。そろそろ市場を出る潮時だな。 俺は市場が開かれている河原を出て川沿いをぶらぶら歩く。城に忍び込むにはまだ日が高い。もうちょっと時間をつぶせそうだったからな。 ここら辺は「シバリング通り」というらしい。かなり貧民地区だ。じくじくした川の流れは悪臭が漂い、腐りかけた桟橋に数少ないボートがつながれている。足首まで泥に浸かる小道が続き、哀れなほど傾いた小屋が並んでいる。 厄介なことしか起こらなそうだ。さっさと通り過ぎるとするか。 というわけで俺は歩くスピードを速める(((((((((((っ・ω・)っ しかし前から1台の荷馬車がやってきやがった。 泥にずぶずぶで曳き馬は進むのにかなり難儀しているぞ。この馬車に乗っているのは・・・ 南国人のローブ姿の兵士たちだ! 直感でヤバさを感じ、桟橋の脇に建てられた倉庫の陰に身を潜める |ω・)コソーリ 南国人どもは桟橋に着き、悪態をつきながら馬車から降りて、積んでいた樽や箱を荷下ろしし始めた。それらにはトールダー男爵の紋章が刻まれているぞ。 さらに奴らは近くに居た人足たちを駆り立て、荷物を艀(はしけ)に積み込むよう命じた。思いのほか荷物は重く、時間が予想外にかかっているらしい。イライラしながら情け容赦なく棍棒や鞭でシバキ倒している。 やがて積み込みの荷物は最後の一箱を残すのみとなった。だがこの箱には誰も触りたがらない。人足たちはどんなに脅かされても触れるのを嫌がっている。やがて彼らは蜘蛛の子を散らすように逃げ去ってしまった! 残された南国人たちもこれには参ったようだ。ぶっきらぼうな言葉を一言二言交わすと、この一箱だけを置いて、馬車に乗り込んで去っていってしまった・・・ で、ここには俺一人が残ったわけだがΣ(°Д°;≡;°д°) 隠れていた場所から出て、残された箱に近づいてみる。 なんだか怪しげな箱だ。吐き気を催すような臭いがかすかに漂っている・・・(かりかり、かりかり)・・・中から何だか音がするぅ!(つД`) だけど空気穴なんか見当たらないぞ。もし中に入っているのが生き物だったら窒息しちまうな。じゃあ開けてあげた方がいいか・・・な? どか!ばき!俺は蓋に打ち付けてあった釘をはがしてこじ開ける!すると箱の中身は??? 『渾身の力をこめて蓋をはねのけ、箱の中を覗き込んだ君を忌まわしく不可解な恐怖が襲った。箱の中にはバラバラにされた人間の四肢が詰め込まれていたのである』 (◎皿◎)!!!! 『手もあれば足もあった。保存状態が良い物もあったが、腐りかけた物もある。強い異臭があたり一面に漂った』 (*´艸`)オエップ 『そしてさらに恐ろしいことには、これらの手足はうねうねと動いているのである。のたうちながら君の方を探りに向かってくるではないか!』 (((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル 腐りかけた手に頬をなでられ、悲鳴を上げて後じさる俺。 こ、こ、こ、ここで意志力試し(運試しと同じルール)だ!結果は吉!! 俺は気違いじみたスピードで蓋を引っ掴む。肉塊の上に被せて素手で釘を打ち直し、蓋が二度と開かないよう固定する。その顔は情けないことに、涙と鼻水でもうくしゃくしゃだ。 う あ あ あ あ あああ!!! (どん!どん!どんどん!) 永遠のような時間の後、やっと作業が終わった・・・ 俺は桟橋にへたり込み、粉々になった理性をかき集める。そして落ち着きを取り戻して呼吸を整えると、重い足を引きずってニューバーグの城塞に向うことにした。 ブリッツ「トールダーに会うんだ・・・やめさせなきゃ、こんなことは・・・」 そして、彼を操っているのが何様であろうと、この恐怖に終止符を打たなきゃ!! 【技術点14/14 体力点19/24 運点13/14 意志力点10/11】 SAVE:289
by mccoy12345
| 2009-02-25 22:36
| ナイトメア キャッスル
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