by mccoy12345
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さあ、ついにやってまいりました。
『Livre dont vous etes le heros(君が英雄になれる本)』は、今日からFFシリーズ最高峰とも称される『モンスター誕生(Creature of Havoc)』がスタートです! 舞台はファンタジー世界のタイタン。そしておなじみのアランシア大陸。しかし今回の主人公は・・・なんと・・・モンスターなのです!!わーお!! 今回の作品、作者は神降臨スティーブ・ジャクソン。そして訳者もまた神!安田均大先生です。スーパータッグでお届けする冒険譚となります。すごいぜ!wktkしちゃいます! なになに「はじめに」によるとだな・・・ 『トロール牙峠全土を、暗い悪の影が覆っていた。妖術師ザラダン・マーがエルフの魔法の秘密を盗み出そうとしていたのだ。それに成功すれば、ザラダン・マーは無敵になるだろう。もはや彼と、悪の軍勢がアランシアを征服するのを阻むものはなくなるのだ。アランシア征服、それこそがザラダン・マーの望みだった。』 うーん。なかなかダークファンタジーだぞ。そしてその次の文章には・・・ 『怪物(モンスター)にとって、そんなことはどうでもよかった。腹が減ったら何か食べ、腹がたったら叩き潰す。怪物はしゃべることができなかったし、誰かがしゃべる言葉を理解することもできなかった。他の生き物を叩き潰し、その肉を食うことができれば満足だった。この恐ろしい破壊を呼ぶ怪物、それが君だ!』 わあーーーーーーーお!!!!! そうなんです。今回はファンタジーなのですが、“君”は人間のブリッツくんではなく、オリジナルの特別編ということで、新しいキャラクター「怪物」を作ることになります。皆さんどうかご了承ください。ちょっと語り口もどシリアスですんで。顔文字とか使いませんので今回は。ガチムチのダークファンタジーです。ヨロシクです。 さあ、キャラ作成はいつもの通り4d6のダイス割振り制にしてぇー、えいっ!・・・(コロコロ)・・・こうなりました!! 原技術点11(5) 原体力点15(2,1) 原運点10(4) おっとお?この能力値はぁ??? ふっふっふ、そーか、そーいうことか・・・策略の神ロガーン様め・・・ まあとにかく、名前もない「怪物」ができました(体力点低いのがちょっと気になるところだが)。こいつが今回の主人公です!! さてそれでは次に、特別ルールだ。 俺っちは怪物くんなもんで、今回は食料持ってないし、原点回復薬もありません。だけど人間じゃないのでバリ強です。 <スゲぇぜモンスター その1> 戦闘ラウンドで負けてダメージ受けるとき、体力点-2じゃない。体力点-1でよいのだ。 <スゲぇぜモンスター その2> 戦闘時にゾロ目を出せば、敵を即死させる。 ・・・うひょお。 ブリッツくんの生唾呑み込む音が聞こえてきそうだね。こりゃあ確かに人間じゃないや。 あ、でも、当Blogのハウスルールにより1ゾロは今までどおりこっちの負け、体力点-4ですからあしからず。 そして次に、ここから・・・おお・・・ 作品の舞台となる「トロール牙峠」について背景説明が載っているぞ。えらく詳しいな。ひい、ふう、みい・・・なんと20ページもあるのだ。これを全部よよよ読むのか? よ、読んだ方がいいんだろうなあ。でないとこの作品の重層なファンタジーが、いまいち伝わらないもんなあ。はうう。 というわけで、このブログでも次回の投稿から数回に分けて、背景世界を紹介していきます。なかなか本編が始まらなくて退屈かもしれませんが、どうかお付き合いください。 それでは、サックリと、スタートゥ!! ===================================================== ではここで、タイタン世界の紹介コーナーですだよ。人物列伝の2回目だ。 前回は9月10日に投稿していたな。ヤズトロモ、ニコデマス、そして“癒し手”ペン・ティ・コラの伝説、その後編です。 * * * * * * 異教平原の古代の廃墟で“闇の者ども”の企みに嵌り、「死の呪文」という邪悪な呪いにおかされたニコデマス。 彼はその呪いを解いてもらうべく、必死の歩みでストーンブリッジへと向かった。そこにはかつての学友であり、“癒し手”と人々に尊ばれている治癒魔法の使い手、ペン・ティ・コラがいたからだ。 しかし“癒し手”はストーンブリッジにはいなかった。ドワーフたちは、彼はファングに向かったはずだと教えてくれた。悪態をつき、さらに馬をムチをくれ、ときどき止まりかける心臓に怯えながらも平原を北に渡るニコデマス。 そして瀕死の状態となりながらも、何とかニコデマスはペン・ティ・コラに追いつくことができた。彼はアンビルという村の市場で民に施療していたのだ。 ペン・ティ・コラは友を一目見て、思わず神に祈った。それほど死に近かったのだ。 彼はぶるぶる痙攣しているニコデマスを村の外に連れ出し、友を肩で支えながら、東に輝く「火吹山」の山頂へと旅立つことに決めた。「友よ、あそこで夜明けを待とう」と、ペン・ティ・コラは重々しく告げるのだった。 それは長く辛い登山だったが、ついに彼らは山頂にたどり着く。“癒し手”はそこで太陽の仮面を取り出し、ニコデマスの顔に被せ、夜明けの太陽の光を待つ。 やがて暁光が仮面に達した。そのときニコデマスは夢を見ていた。己の魂を生者の地に持ち帰ってきてくれる不死鳥の夢だ。そして目覚めたとき・・・ ニコデマスの魂を押し潰していた“死”の冷たい手が消え去った。彼は一命をとりとめた。“闇の者ども”と、その悪魔の主人の復讐から逃れることができたのだ!! だが・・・“癒し手”ペン・ティ・コラにとって・・・ ニコデマスを治したこの施療は、あまりにも代償が大きく、邪悪の軍勢の注目を集める行為だった。そう、今度はペン・ティ・コラ自身が、怒り狂ったそれらの者の復讐を引き受けることになってしまったのだ。 一週間のあいだ、彼は身体を動かせなくなり、とてつもない業病に襲われた。もともとは壮健な青年だった彼の体は醜く歪み、筋肉を動かすたびに苦痛を受けるように変質してしまったのだ。 我が身に降りかかった想像外の仕打ち、その苦しみにより、“癒し手”は人の世界から去らざるを得なくなった。そして氷指山脈のはずれの寂しい洞窟に身を隠し、ひっそりと世捨て人として暮らすことになる。 彼は今でもそこにいて治療の術を極めているが、めったに人と関わろうとはしない。彼の助けを必要としない者には、絶対に会おうとしなくなったのだ。 そして健康を回復したニコデマスは・・・ それから幾度となく悪の跳梁を妨害し、様々な者から依頼されて数多くの冒険をこなした。 だが、ニコデマス本人が語るところによれば、ひっきりなしに届く助力の要請に疲れ果ててしまい、とうとうポート・ブラックサンド--そう、あの悪名高い盗賊都市--で引退生活に入ることにしたのだった。 苛烈なまでに善の道に自らを捧げたニコデマス。そんな彼が、なぜあんな悪の巣窟の只中に住み着くことを決めたのか・・・それは誰にもわからない・・・ (ひょっとしたらそれは、あの街の支配者アズール卿を密かに探るための口実かもしれない?) * * * * * * で、ヨーレの大魔法学校の俊英三人組のうち、最後の一人、ヤズトロモなわけだが・・・ 他の二人がそんなこんなで大変だった頃・・・ の ん 気 に ぼ り ぼ り 菓 子 食 っ て ま し た 。 ( ヤズトロモ 「うぉーい!」 ) あ、ウソウソ。けっこうがんばってた。 大魔法学校を出てから彼は商業魔術師(よくわからない職業だな)になり、護符やお守りや魔法薬などを売ってそこそこに財を成し、その金貨を元手にしてアランシアの各地を渡り歩いた。人間の住む居住地を、東西南北いずれの果てまでも訪れたのだ。 そして長い旅の果てに得た結論は「悪が再びこの地に充満し始め、彼らの残虐な手が、そこかしこで糸を引いている」ということだった。しかしその端くれといちいち戦って潰していくのも面倒くさい。 だったらどうすればいいか・・・その手段を見つけるには・・・ううむ・・・ そんな感じで悶々と考えたが結論の出ないまま、彼は旅の途中である場所に立ち寄った。 そこは広大な森林ダークウッドの森の外縁部だ。季節は隠の月で寒くなりかけていたが、まだ黄昏の星の下を歩くのは快適だった。 ぶらぶらと夜の散歩を楽しんでいたヤズトロモだったが、ここで闇エルフの襲撃部隊に遭遇する。奴らはダークウッドに住む森エルフの集落を攻撃しようとしていたのだ。すぐさまヤズトロモはこの戦いに加わり、闇エルフどもを魔法の火の玉で焼き尽くした。彼の助力により、戦いは善の圧倒的な勝利に終わった。 そしてヤズトロモは森エルフたちの尊敬と称賛を勝ち取ることになる。闇エルフの脅威は去ったが、それ以外にもダークウッドの森には数々の危険が潜んでいた。この土地は、常に監視し、保護できる者を必要としていたのだ。 ヤズトロモは思った。ここは様々なことが牧歌的で、とてもいいところだ。この森のほとりで、のんびりと休養できる「別荘」を作るのもいいかもしれないな、と・・・ 思い立ったが吉日、ヤズトロモはストーンブリッジのドワーフに、自分が住む塔を建ててくれるよう依頼した。ドワーフ王のジリブランは、何でエルフが近くにいるあの森で俺らが工事しなきゃならんのかと一瞬思った。しかし、魔物が潜んでいるダークウッドの森の付近に、良い魔法使いが睨みを利かすのはいいことだと考えた。 こうしてヤズトロモの塔は建てられた。 それは白い石でできていて、大きな樫の扉がある、印象深い外見の塔だ。中にはたくさんの部屋があり、天文台や、魔法の実験に使う様々な道具が収められている。 別荘のできばえに満足した彼は・・・ここで少しだけ過ごすはずだったのだが・・・滞在期間が6ヶ月になり・・・1年になり・・・そして最終的には、自分がここに留まり、この地の面倒を見るべきだ、という結論に達した。 以来、風変わりな老人のヤズトロモは、ほとんどの時をこの塔の書斎で過ごしている。 お気に入りの古い樫材の肘掛け椅子に座り、とても重大な悪の陰謀が企まれている時を除き、めったに外に出ることはなくなった。 あとそれから、ここで商売を再び始めた。自分が作った魔法の小道具を訪れた旅人に売り、大好きな砂糖菓子を買う小遣い金に換えるビジネスだ。彼は甘い物が大好きで、買う金が手元にあればいつも注文してしまう。それでも常に備蓄量に満足しているわけではないらしい。たぶん。 とまあ、ここまで書くと、どうしようもない人物なように見えるが、それでもヤズトロモは善に与する活発な勢力だ。付近のエルフとドワーフから絶大な信頼を得ており、仲が悪くいさかい事が多い二種族の間柄であっても、彼の仲裁でなら一致団結して悪に挑みかかる。 ニコデマスやペン・ティ・コラと違って、完全に引きこもったわけではない。外からのニュースは森に住む鳥や動物、そして(罰当たりにも)自分の師匠の名をつけた「ヴァーミスラックス」というペットのカラスにより届けられる。他にもいろんな魔法ネットワークを有していて、ヤズトロモはこの地にて鋭く目を光らせている。 彼はアランシアで起こり得る悪の蠢動のほとんどを把握している。そしてポート・ブラックサンドにいるニコデマスを初めとして、その他多くの協力者と情報のやりとりを交わしているのだ。 * * * * * * というところで、ヤズトロモ、ニコデマス、“癒し手”ペン・ティ・コラのお話はここまで! 次の人物列伝は・・・そうだねえ・・・今度はダークサイドから1人出そうか。さっきちょっと名前も出たことだし、ポート・ブラックサンドの支配者アズール卿のお話です。 お楽しみに!(^v^)ノ
by mccoy12345
| 2008-11-20 23:35
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