by mccoy12345
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【技術点14/14 体力点23/23 運点14/14】
いや絶対怪しいって、ココ!! この2本の樫の木が入口なのは間違いないと、冒険者としての俺の勘が告げているわけだ。しかしどうすればいいのか?ノーヒントじゃんよ、ええっと本文によると・・・( ´ω`) 『ここで何をすべきかわかっているなら、使うべき持ち物に書かれている数字を合計してその数字の項へ進むこと。するべきことがわからない場合には、2本の木が怪しげな揺れ動き方を見せはするものの、君をここに留めておくようなことは何も起こらない』 なるほどつまり、俺が今まで集めた中で、数字が書かれているものがキーアイテムだ・・・(がさごそ)・・・俺はザックの中を引っ掻き回す。あっ、ひょっとしてこれかな? 「笏」と「宝珠」!! 銅鉱山で世捨て人からもらった笏には『支配するものはただ1人であるべし』とルーン文字が刻まれている。そして滝壺で玉座に座った骸骨から奪った宝珠には『21は支配者の支配を表す数字なり』と同じ年代のルーン文字が刻まれている。 この2つのアイテムをつなげてみると21+1だ。おお!ぴったりじゃないか。宝珠を頭にして一つの立派な杖が出来上がった。俺はそれを樫の木の間で掲げてみた! (パラグラフ22に飛びます!) 2本の樫の木の間に陽炎が表れる。揺らめく幕のようだ。 ここまで来て後に引けるか!ためらわず俺はその中に入る。 すると一歩踏み入ったそこは・・・もうこの世界ではなく・・・時間のない国だった。 そして俺の前に立って出迎えてくれたのは、きれいな姉ちゃんだ。そう、「とってもきれい」以外に具体的な形容詞が見つからないほどの、完璧な美貌を持った・・・ ヴァシティ「よくおいでなさいました」 永遠の乙女ヴァシティ! 人を超えたあまりの美しさにポカーン( ゚д゚)となる俺。彼女は一目俺を見て、使命の大切さを認めて、雅やかにうなずいた。 ヴァシティ「そなたはまだいくつもの危難を乗り越えねばなりません。そして、そなたが使命を果たすためには、どうしても私に会わねばならぬことになっていたのです」 ブリッツ「そ、そうですか・・・」 じっと見つめられると照れちゃうよ。モジモジする俺様(*´∀`) と、いうことは、俺と一緒にモルガーナを倒す旅に出かけてくれるのかな?こんなきれいな姉ちゃんと二人旅なら、楽しそうなことになるぞウヘヘ(←スケベ) だが、俺の心を読んだヴァシティは、いたずらっこの弟を見守る姉といった感じで、わずかに微笑んで、こう言った。 ヴァシティ「そなたと一緒に行ってあげたくても、それはできないのです」 ブリッツ「 (´・ω・`)ショボーン 」 ヴァシティ「一度だけ--そう、そなたたち生身の人間の数え方で10世紀ほど前に--わたしはこの時間のない国を離れたことがありました。そのときに数え切れないほどの悪魔たちの攻撃を受けたのです・・・」 ヴァシティは古の戦いによって、悪魔に力を奪われ、この時間のない国に留め置かれることになった。ここから離れるための必要な品を失ってしまったのだ。つまりここを出られなくなったんだってさ。うえっ、ということは、ここに入り込んだ俺様も・・・(゚д゚) ヴァシティ「ええ、出られません。私と一緒に閉じ込められました」 ブリッツ「マジ?いやーん!」つД`)・゚・。・゚゚・*:.。 ヴァシティ「この世界を出るには、彼ならば、あるいは・・・そなたには何のことだかわかりますか?」 待て待て、パニックにならずに落ち着けよ俺。ジュジャが見せてくれた本に、そこらへんの詳しい経緯が書いてあったはずだ。あれはたしか・・・ええっと・・・208ページ!! (パラグラフ208に飛びます!) 『時間のない国、入るには樫の木を、出るにはリンゴの木を』--俺がジュジャから教えてもらったその言葉を告げると、「では、ジュジャはまだ生きているのですね!」と、ヴァシティの顔がぱあっと輝いた!! ヴァシティ「それはよかった。まだこの世ができて間もない頃に、2人で過ごした日々は、なんと楽しかったことでしょう!」 ブリッツ「そ、そーですか」(どきどき) ヴァシティ「ところでそなたは、種を持っていますか?」 種?リンゴの種のことか??新婚ドラガーの住処で手に入れたあれか??? そしてここで『リンゴの種の数と、それが入っていた容器に描かれた龍の数を掛け合わせろ』だってよ。俺が持っているのは、8粒のリンゴの種と、11匹の龍が描かれた容器だから、8×11なのだ。うえーい!( ゚∀゚)o彡° (パラグラフ88に飛びます!) 「すばらしい!」ヴァシティが高らかに叫ぶ。「では、あなたは、ここから出る準備が全て整っているのです」だってさ。ほ~っ!!安堵のため息をつく俺様。どうやら異次元漂流は避けられそうだΣ(ノ∀`) そこで初めてヴァシティは語り始める。モルガーナが企んでいる陰謀の全てを。 彼女はルカ・・・じゃなかったアイフォー・ティーニンよりも、モルガーナが集めようとしている12種類の魔法印の秘密を、もっとよく知っていたのだ。 ヴァシティ「円周上に等間隔に6つの点をとり、全ての点を通って元の点に戻るように線を引いてみましょう。すると12通りの模様ができます」 ブリッツ(地面に書いてみる)「あっほんとだ。できました、先生!」( ・∀・)ノシ ヴァシティ(にっこり笑って)「よろしい。それが印の形です。この世の全ての人々は、大まかに言うと12の職種(Job)に分かれます。それぞれが固有の魔法印の法則に従って行動する性質を持つのです」 ブリッツ「で、奴はそのうち11個まで印を集めたんだっけ?」 ヴァシティ「そうです。モルガーナはそれぞれの魔法印に対応する職種の人間--生死を問わず--を1人ずつさらってきて、彼らをゴーレムに被せる仮面へと作り変えています。全てそろったとき、つまり仮面が12個できたとき、彼女はゴーレムを活性化する儀式を始めるはずです」 ブリッツ「活性化したゴーレムは、元は人間だった職種の、魔法印を有している・・・」 ヴァシティ「はい、やがてゴーレムは自らに属している人間の支配を始めます。つまり、生きとし生きる人間は全て12種類の職種に属しているわけで、畢竟、全ての人間が支配されることになるのです」 それがモルガーナの狙いか! 優しいヴァシティ先生に教わって、やっとわかったぜ俺ぁ!! じゃあ、現在、あのクソ魔女は生きとし生ける人間の12分の11まで手中に収めたことになる。12分の11っていうことは、91.67%までリーチかかってるっていうことじゃん!?ヽ(ill゚д゚)ノ ヴァシティ 「彼女が未だ手にしていない魔法印は、ついに“支配者の印”のみになりました。そしてその魔法印は・・・誰が持っているかというと・・・」 ブリッツ「だ、だれ?」 ヴァシティ「そなたの兜を見てごらんなさい」 ヴァシティに告げられて、俺はゆっくりと、頭にかぶっていた兜を外す。 今まで普通の防具だと思って、よくよく観察していなかった。しかし鍛冶師ケヴィンやその他アリオンの民が大事に守り継いできた、アリオンの領主に代々伝わっている、その兜の正面飾りには・・・ああっ!!Σ(゚Д゚;) ブリッツ「 こ れ も 印 の ひ と つ だ っ ! ! 」 ヴァシティ「そう。支配者とは、とりもなおさずあなたのことなのです。ここに入るために“支配の杖”を使いましたでしょう?遥か古えに散逸していた王家の笏と宝珠を合わせて・・・」 ブリッツ「そーだったのかぁー!!」(><) ヴァシティ「支配者の魔法印は、全ての魔法印を1つに合わせて最終儀式を行う役目を持っています。そしてこれこそ、モルガーナが手に入れていないものなのです」 ブリッツ「だけど待てよ・・・そうなると・・・」 俺様ヤヴァイことに気がついた。 このままだと、俺は罠の中に飛び込んじまう! モルガーナはゴーレムの仮面に変えちまうつもりで、俺がのこのこクリル・ガーナッシュにやって来るのを、待ち受けているんだ!! ヴァシティ「その通り。しかし、そなたが彼女の筋書きを止めるための人間であることも確かです。それとも、ここまできて逃げ帰りますか?」 ブリッツ「 ・・・ ・・・ ・・・(´・д・`)ヤダ 」 ヴァシティ「そなたは使命を果たすために、旅を続けねばならないのです」 ブリッツ「おお!やってやろうじゃねえか!仕掛けられた罠の網を食いちぎってやらあ!!」 改めて使命感に燃え上がる俺。 ヴァシティはそんな俺をうっとりと見つめ、祝福の接吻を授けてくれた(わあーお!)。そしてリンゴの種を地面にまく。するとたちまち2本のリンゴの木が生えてきた。なるほど、「出るにはリンゴの木」だ。この木の間をくぐれば・・・ ヴァシティ「ごきげんよう!過酷な運命を有する戦士よ!!」 ブリッツ「おう、あんたとはもう二度と会わないだろうな。元気でな!」( ゚∀゚)ノシ ヴァシティ「いえ、全ての冒険を生き抜いたとき、そなたの旅路は再び、この“時間のない国”へと至るでしょう」 ブリッツ「ふぇ?」( ´゚д゚)ノシ ヴァシティ「そのときそなたは会うのです。私と・・・それから・・・」(声が途切れていく・・・) ブリッツ「えwwwちょwwww待っwwwwww」 それってどういうこと? 聞き返す言葉も届かず・・・俺は・・・また・・・丘の上に戻っていた。 時間のある世界に戻ってきたのだ。時間のない国に入ったときと同じ2本の樫の木の傍らに、まったく時間が経過しないまま、俺はそこに立っていることに気づく。 夕陽も俺がヴァシティの世界に入ったときとまったく同じ、そっくりそのままの位置にあるのだった。 【技術点14/14 体力点23/23 運点14/14】 SAVE:37
by mccoy12345
| 2008-10-29 23:17
| 仮面の破壊者
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