by mccoy12345
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【技術点14/14 体力点8/23 運点7/14】
ウ、ワーーーーーーーーーーッッッッッッッ!!!!! 青天白日の下に抜けだした俺を迎えたのは、とてつもない大きさの歓声だ。観客全員がスタンディングオベーションで、安堵と気圧されの複合効果でよたよたと尻餅をつく俺。そんなとき、グイッと引っ張り上げて肩を貸してくれた男がいた。 そいつはひげもじゃらのドワーフだった。感動のあまり、うっすらと目に涙を浮かべている。 スタブ「まったく、一度ならず二度まで突破しやがった!」 ブリッツ「よう・・・スタブ・・・へへっ」 おおおー、こんなとこで会うとはなー!!(;^▽^) こいつは俺の旧友スタブだ。かつては一緒に雪の魔女の洞窟で戦った仲間で、俺様が--まあいろいろあって--チアンマイの領土を譲ってやった、気のいいドワーフなのさ(詳しくは「雪の魔女の洞窟」とか「恐怖の神殿」とか、そこらへんを参照)。 スタブはドロップアウトした俺に代わりブリッツ・キャッスルに住み込んで、チアンマイの領土を統治していた。そしてここら辺はやっぱりファングのサカムビット公がいちばんの顔役なわけで、今回、お祭りの祝福のご挨拶かたがた、迷宮探険競技を観戦しに来ていたわけだな。 んで、俺との再会をここで果たした、と。 スタブ「参加者名簿を見て、気にしてはいたんだが、まさか本人だとは!」 ブリッツ「へっへっへ、ブリッツ様を、なめんなよ」(親指を上げてサムアップ!) スタブ「そーいうことなら、昔のよしみで、もそっと優しい造りにしておけばよかったのう!」 ブリッツ「ふぇ?」(・A・) 今、なんつった、おまえ??? なんとびっくり。スタブは今回のダンジョンリニューアル工事を担当していたのさ。そりゃあ先輩貴族の要請には逆らえんわなあ。オーナー施主のサカムビットが金に糸目はつけないのをいいことに、ドワーフ技術の粋を凝らして造営したんだって。 道 理 で も の ご っ つ い ワ ナ の 連 続 だ っ た わ け だ orz ブリッツ「 お ま え な あ ・・・ 」(ぷるぷる拳を握り締める) スタブ「まさか、お主がまた潜りにくるとは思ってなかったんだ!いやあ、すまん!!」 ん・・・まあ、そりゃそうだ ┐(´-`)┌ お詫びのしるしにと、スタブは俺の傷に包帯を巻き、特殊な治療薬と、おいしい果物--おお、これはアンセリカの実じゃないか。ブリッツ・キャッスルの特産品!!(´∀`)--を、くれる。消耗した身体によく効くぜえ。むさぼり食って体力回復した俺は技術点+2と体力点+6だ(ただし技術点は原点なのでそのままです)。 ブリッツ「まあいいや、これでチャラにしてやるよ」 スタブ「さあ、貴賓席まで行くんだ、ブリッツ。失意のサカムビット公が金貨2万枚を用意しているぞ!」 俺は苦虫を噛み潰した顔アーンドどことなく涙目のサカムビット公が座っている貴賓席まで、ゆっくりと階段を上っていく。左右から覆いかぶさる拍手喝采。へへへ、何回味わっても、これはいい気分だな(*´ー`*)ーЭ ・・・ところが! ???「しばし待ていっ!!」 俺とサカムビット公の中間地点に乱入した貴族がいる。 あの顔は忘れもしない、この冒険の発端で俺様がぶち込まれたブラッド・アイランドの悪の総元締め、カーナス卿だ!! ザワザワどよめく群衆。最初は驚いた表情をしたが憎たらしい兄に弱みを見せまいと、威厳を取り繕った冷ややかな声でサカムビット公は応待する。 サカムビット公「さてさて、我が名声を妬んで便りも寄越さぬ兄上よ。こうしてファングにやってきたのはどういうわけか?」 カーナス卿「この戦士はわしの奴隷で、我が領土の名代だ。だからその賞金はわしがもらう。異存はあるまいな!!」 奴は口を歪めて高々とこうぬかしやがった。 なんて野郎だ。腐ってやがる。 <`Д´> 一瞬たじろいで天を仰ぐサカムビット公。陰謀が見事成立して悦に入るカーナス卿。 しかし俺の生まれ故郷のファングの群衆で、このKYなクソ貴族に味方する者は誰もいない! 奴の卑怯きわまる要求は、俺の隣にいるスタブを筆頭にして、物凄い野次と罵声で否定される。そして両耳に手を当てグルリと周囲を見回し、吹き荒れる群衆のブーイングを存分に聞き届けたサカムビット公は・・・俺に向かって、こう言った。 サカムビット公「今年は、優勝者にもう一つ賞を出すことにする」 カーナス卿「なんだって?」(1、2歩後ずさる) サカムビット公「一つだけなんなりと望みを叶えてつかわそう」 ブリッツ「ふっ、そういうことかよ・・・」(ニヤーリと微笑む) サカムビット公「ブリッツよ、お前の望みは何だ?」 ブラッド・アイランドで非業の死を遂げた奴隷たちの復讐を果たすことだ! さあカーナス卿、決闘だ。剣を抜け!! カーナス卿「じょ、じょ、冗談ではないぞ!」 カーナス卿は甘かった。奴は計算違いをしたのだ。サカムビット公は--邪悪な兄貴が考えている以上に--酷薄だったのだ。 最初の威勢はどこへやら、怖れおののいてこの場から退散しようとするカーナス卿。だが怒り狂った群衆は、この卑怯な貴族を許そうとはしない。退路を断たれる悪の元締め。ウロウロするが、どこも人並みのバリケードで通れない! そしてそのうち、スタブが床にあるレバーをガシャコンと引く。するとこの凝り性のドワーフが仕組んでいた最後のカラクリが現れた。 もともとはサカムビット公を観衆の暴動から守る仕掛けだ。四角い金網が突然床からガチャーンとせり上がったのだ。だがそれは、俺とカーナスの野郎を囲む形での特設リングにもなっちゃうわけだ! 「思う存分にやれ!」とサム・アップするスタブ。マジッスカ!!:*:・( ̄∀ ̄ )。・:*:・ さあて、いよいよクライマックス、そしてボーナスステージだぜ。 100%アウェイ状態のカーナス卿も、まさか自分が見世物の剣奴隷と同じ扱いを受けるとは思っていなかっただろう。熱狂する観衆をじろりと睨み「やむをえぬ!」と叫んで俺に向き直る。そして剣を抜いて襲いかかってきた! 【カーナス卿 技術点10 体力点10】 1R (カーナス卿/18)(ブリッツ/24) カーナス卿/体力点-2 2R (カーナス卿/17)(ブリッツ/23) カーナス卿/体力点-2 3R (カーナス卿/20)(ブリッツ/21) カーナス卿/体力点-2 4R (カーナス卿/18)(ブリッツ/24) カーナス卿/体力点-2 5R (カーナス卿/18)(ブリッツ/19) カーナス卿/体力点-2 だが、魂のこもった俺の剣が、奴に一合たりとも反撃を許すはずがない。 ベルマよ、お前の最後の願いを、かなえたぞ!! 【400へ進む】
by mccoy12345
| 2008-05-20 23:16
| 迷宮探険競技
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