by mccoy12345
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【技術点11/11 体力点18/18 運点12/12】
教室は聴講生でぎっしりだ。ザカリアス教授は人気者らしい。だがいざ授業が始まると、彼の歴史学の講義は非常に単調で面白みが全然ない。こんな退屈なのに、なぜだ? 周りの学生の私語を盗み聞きして理由がわかった。ああそうか、彼は誰彼かまわず、とにかく出席していれば履修単位を与えるらしい。だから学生にとって安全パイな授業なわけか。 しかし必要単位や留年など、一切関係ない部外者の私にとってみれば、ただ眠気を催す時間しかない・・・なるほど、学生は学生で、大変だこれは・・・zzz・・・ 掃除婦「もしもーし!授業は終わりましたよ!!」 ハッ!教室内には他に誰もいない! 何ということだ私としたことが。居眠りするとはまたもや不覚!慌ててザカリアス教授の部屋、239号室に駆け戻るが、ドアにはこんなメッセージが貼ってあり、私は悔しさのあまり拳をドアに叩きつけるしかなかった。 <急用にて早退。明日は午前11時に出勤> 要するにパスワードを教えてもらうのは明日までお預けということだ・・・。 こうまで失策続きとは、私はスパイ任務に向いてないのか?修羅場を数多く潜り抜けた兄上ならば、何の迷いも戸惑いも困難もなく、任務を遂行していくのだろうな。それに引き換え、私という未熟者は・・・ ええい!まったく自分の馬鹿さ加減に腹が立つ。運点-1だ。しかし少しだけ眠ったので体力は回復できた(体力点+2。しかし原点なのでこのまま)。それがせめてもの慰めか。 こうして地団太踏んでいても仕方ない。ともかく今日は撤退するしかないのだ。私は失意のうちに大学の構内を後にするのだった。 不本意ながら投宿しているポーキーズ・パレスに戻るため、モノレールに乗車する。 ところがこれに乗っているうちに、緩んでいた気を引き締め直していた私は、とある「気配」を感じた。 振り返ると、確かにすぐ後ろを別の車両がついてきている。とはいえ効率重視のモノレールシステムでは、夕方の下校時のラッシュアワーに合わせた当たり前のことでもあるのだが。しかし・・・私の第六感が・・・チリチリと脳内で警報を発している・・・ (1)次の駅で降りるか? (2)ホテルにつけば安全だと考えて直行するか? いや、多少ポーキーズ・パレスに着くのが遅くなってもいい、ここは慎重に行こう。(1)だ。 私は次の駅でモノレールからエスカレーターに飛び降り、地上に出る。後ろを見上げると、2人のアルカディア人が急いで降り立ったのがわかった。奴らは脳内に埋め込まれた情動感知機で、女王コンピュータと何やら交信している。 やはりそうか!私は目についた最初の横道に駆け込み、物陰に潜んでじっと動きを止めた。 ここで運試しは吉だ。目の前の大通りを尾行者たちが通り過ぎていった。 ふう、帝国治安部のアルカディア警備兵か。逮捕されたら即時処刑だったかもしれない。私は幸運を感謝しつつ、迷路のような横道を幾度となく曲がりながら、ホテルに戻るのだった。 ところが、今日という受難の一日は、まだ終わっていなかったのだ。 前方から巨大なマシンが、ストリートを歩く私の方に向かってくる。そいつはのっぺりした金属の円筒で外殻は固そうだ。てっぺんにアンテナが突出しており、無重力スラスターでふんわりと浮遊移動している。そして交差点でぴたっと止まると・・・ DOGOOOOMMMMMM!! いきなり超高速回転して衝撃波をぶっ放した!! 周りの建物から、崩れた屋根瓦やレンガがばらばらと落下する。 私は反射的に伏せることができたが、訓練を受けていない一般人の(そして貧困で恵まれない)地球人街の住民達は、この殺人機械の巻き添えを食って続々とゴミのように吹き飛ばされていく。そんな哀れな彼らが辛うじて発することのできた言葉は・・・「逃げろー、ストリート・ファイターだーー!!」 たしかにそれにふさわしい名前の戦闘ロボットだ! なに?本文によると・・・『きみはバリオン手榴弾を持っているか?』・・・そんな物騒な兵器の所持が地球人に許されているわけがない。 なので私は衝撃波を回避しつつ、曲折する横道を駆け回るしかないのだが、どこに行ってもストリート・ファイターは「FEEENNNN・・・」と浮遊しながら私を追って街路を曲がってくる。 そう、私を追尾している!このロボットは、先ほどのアルカディア帝国治安部の尾行者が呼び寄せた刺客なのだ! DOGOOOOMMMMMM!! またとてつもない衝撃波が噴出され、スラムの建物と一緒に、罪のない地球人がばらばらと吹き飛んでいく。 くっ、これ以上私のために犠牲者を出すわけにはいかない。立ち向かわねば! 私はレーザー剣を構え、ストリートのど真ん中に踏みとどまった!! 久しぶりのレーザー剣戦闘。相手は油断ならぬ殺人ロボット、アルカディア帝国軍の恐るべき処刑兵器ストリート・ファイターだ。 周りの建物が衝撃波で脆くなっていくたびに、私を襲う瓦礫はどんどん強烈になっていく。もし私が負けたラウンドの場合、最初のダメージは体力点-2で済むが、その次に負けたら体力点-3、その次は体力点-4と、どんどん増大していくのだ。 だがここで技術点チェックだ。成功!私はこいつの弱点を見つけた!! ストリート・ファイターの弱点、それは敵を探知するために取り付けられたアンテナだ。急所を見破った私は、自分が勝ったラウンドのとき「普通に外殻を傷つけて敵の体力点-2」か、「アンテナを傷つけて技術点-1」か、どちらかを選ぶことができるようになった。 さあ、戦闘開始!! 【ストリート・ファイター 技術点9 体力点12】 1R (ストリート・ファイター/14)(ケイト/18) ストリート・ファイター/技術点-1 まずはセオリー通り、アンテナを狙っていこう! 2R (ストリート・ファイター/11)(ケイト/17) ストリート・ファイター/技術点-1 まだ技術点低下が足りぬ。絶対安全圏まで持っていかねば。 3R (ストリート・ファイター/16)(ケイト/1ゾロ) ケイト/体力点-3 あっ!しまった脇腹に!くそ、あばらが2本持っていかれたか!! 4R (ストリート・ファイター/13)(ケイト/14) ストリート・ファイター/技術点-1 だが私は退かぬ。退かぬぞ! 5R (ストリート・ファイター/11)(ケイト/17) ストリート・ファイター/技術点-1 まさかのファンブルに苦しみもしたが、アンテナをついに切り落とした。 6R (ストリート・ファイター/15)(ケイト/18) ストリート・ファイター/体力点-2 十分に技術点を低下させた。あとは・・・ 7R (ストリート・ファイター/9)(ケイト/15) ストリート・ファイター/体力点-2 切り刻むのみ!! 8R (ストリート・ファイター/13)(ケイト/16) ストリート・ファイター/体力点-2 9R (ストリート・ファイター/13)(ケイト/18) ストリート・ファイター/体力点-2 10R (ストリート・ファイター/10)(ケイト/18) ストリート・ファイター/体力点-2 11R (ストリート・ファイター/13)(ケイト/16) ストリート・ファイター/体力点-2 ←Destroy!! ストリート・ファイターは、私の瞬速の連撃によって、ついに作動を停止する。 その一瞬の後に・・・ZUGOMMM!爆発して四散した!! 【技術点11/11 体力点15/18 運点10/12】 SAVE:309
by mccoy12345
| 2007-11-05 23:49
| 電脳破壊作戦
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