by mccoy12345
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【技術点11/11 体力点16/20 運点12/13】
天幕にもう少しで着くかというところで、バッと入り口の布がはねのけられる。中にいたのは、黄色い衣をまとって、金の指輪をたくさんはめた、太ったひげ面のオヤジだ。俺に対して怪しむ素振りを見せず、フレンドリーに肩を抱いて招きよせた。 オヤジ「よその人、一休みした方がよさそうだ。わしにもてなさせてくれ。ひょっとしたら、わしの珍しい売り物の数々を買いたくなるかもしれんし!」 彼の名はアブジュルといい、ここで遊牧民やキャラバン相手に交易商を営んでいる。彼は商人らしい目利きで、俺がそれなりの金貨を持っていることに気づいたんだろう。親切に敷物の上へ俺を座らせ、新鮮な食べ物と水を与えてくれた。見事な接待で元気を回復して体力点+4だ。おお、原点まで回復! ふう、一息ついたぜ・・・。リラックスした俺にすかさず、アブジュルがにっこり微笑みかけてきやがった。「さて、買いたいものはどれかね、友よ?」 ここまでされたら、何か買わなきゃなあ。まったくうまい手使いやがる!!( ´∀`) アブジュルが(たくさん自慢しながら)俺に見せた売り物は以下の通りだ。 封蝋(金貨2枚) 黒メノウでできた卵(金貨3枚) 甲虫形の象牙のお守り(金貨2枚) 人魚の鱗をつないだ腕輪(金貨3枚) 銀の鏡(金貨4枚) 水晶のカギ(金貨3枚) 黒檀の仮面(金貨3枚) 骨でできた横笛(金貨2枚) 全部合わせると金貨22枚か。俺の手持ちは金貨12枚だから全部買い占めるわけにはいかない。それに失われた都ヴァトスに着いてからも、その街の住民に賄賂や情報料としてちょっとは残しておきたい(そいつらが金貨を使う生物なのか、はなはだ疑問だけど)。 とすると、ここで払えるのは金貨10枚くらいだな・・・ふむふむ・・・俺はじっくり商品を手に取り、吟味していく。 よし、決めた。これと、これと、これと、これ! 甲虫形の象牙のお守り 人魚の鱗をつないだ腕輪 水晶のカギ 黒檀の仮面 冒険者の直感で役立ちそうなアイテムを選んだつもりだ。 俺は4つのアイテムを受け取り、アブジュルに金貨11枚を支払う。残りは金貨1枚だけになっちまったが、まあいいだろう。 アブジュルは大金を受け取りホクホク顔だ。これだけ上機嫌なら、俺の目的地について何か教えてくれるかもしれないな。俺は雑談を装って情報を聞き出そうとする。 ブリッツ「なあ、この辺に財宝が眠る町の噂を聞いたんだが・・・」 アブジュル「ふーむ、お前さんも、失われた都ヴァトスを探してるのかね?」 ブリッツ(ぎっくうう!)「い、いや、そんな名前だったかなゴニョゴニョ(*´д`*)」 アブジュル(背中をバンバンと叩く)「いいって、いいって、隠すな!」 ブリッツ「ゴホ、ゲホ・・・!」 アブジュル「砂漠の遊牧民たちの間では、いわくつきの伝説の都だ。名前を知らないものはいないよ」 ブリッツ「じゃあ、アンタも何か知ってるかい?」 アブジュル「残念ながらそこを見つけたものは、誰もいない。だからそこに何が待っているかは、わからない・・・」 ブリッツ「ショボーン━━(´・ω・`)━━」 だけど彼の推測によれば、ここから南に行ったところに、眩いばかりの蜃気楼が見られる場所があるんだそうだ。ひょっとしたら、そこの揺らめく光の中に・・・親切なアブジュルは、そこまでの道筋を記した簡単な地図もくれる。 ブリッツ「ありがとう、それだけ手がかりをくれたら十分だ!!」 アブジュル「砂漠の魔物に気をつけろよ。わしの商品があんたの役に立ちますように!」 遊牧民独特の、抱擁して両頬を触れ合わせる別れの挨拶を交わす俺とアブジュル。さあ、ショッピングも終わったし、休養も十分だ! 俺は天幕を出て再び砂漠に歩みだす。彼の助言をもとにして、次に進むべき方角は南だ・・・ 【技術点11/11 体力点20/20 運点12/13】 SAVE:389
by mccoy12345
| 2007-03-23 23:04
| 恐怖の神殿
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