by mccoy12345
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【技術点10/11 体力点17/18 運点10/12 装甲点-/-】
エスケープ・シュートを抜けると、そこは小型宇宙艇が1隻存在している格納庫だった。どうやら逃亡を企てるつもりだったんだな。自分は熱線銃を油断なく構えながら、ゆっくりと格納庫に進入していく。 ハヤト「サイラス、出て来い!」 だだっ広い格納庫の中に、自分のマグネットブーツの靴音だけが響く。 ハヤト「無駄な抵抗をすれば君を殺害する。降伏するんだ!」 相手の返答はない。 確か、彼は居室から脱出したときに、ろくな武器を持ってはいないはず。1発、威嚇の意味で格納庫の壁を射撃してみた。BAZ!! ・・・どうだ?これでサイラスは戦意喪失だろう。なにせ彼は戦闘トレーニングなどしていない、ただの中年男なのだ。 しかし、自分の甘い予測は覆される。 ZAAAAAAAAP!! ビリビリ空気が震える振動音とともに、高圧レーザーの白い光をコンテナの陰に確認。そしてそのコンテナは、白い奔流で一瞬にして真っ二つになる。太いレーザー光波はまっすぐ自分の方に向かって・・・危ない!! すんでのところで飛びのく。自分の背後の壁が誘爆した。 なんだあの武器は!あんな重エネルギー兵器、生身の人間で扱えるわけが・・・ サイラス「ふははは、インナーのボディスーツだけとはね!」 コンテナの陰から出てきたのは、機械歩兵使用の重装甲スーツだった。こいつは手足の数こそ同じだが、操縦者の動きを何十倍にも増幅させる人型戦闘機械だ。もちろん操っているのはサイラス。奴は薄い防護皮膜のボディスーツしか着ていない自分に、砲口が50cmほどもある工業用レーザーガンを向ける。 サイラス「戦闘を決定するのはね、火力と装甲なんだよ、キミイ!」 チュイイイイイイン・・・ZAAAAAAAAAP!! また発砲!強大な火力の前に、自分は回避するのが精一杯だ。慌ててコンテナの陰に隠れるが、それをスポンジのように切り裂く白い光。高笑いするサイラス。自分を遠ざけたのを確認すると、ズシン、ズシン、と、ゆっくり小型宇宙艇の方に歩いていく。こっちが手を出せないのをいいことに、悠然と脱出する構えだ。 ハヤト「S##T!ここまで来て、奴を逃がすの・・・か・・・」 ジェニー「彼の欠点はあの自重ですぅ」 ハヤト「自重?重いのか??」 ジェニー「はい。もともと無重力の宇宙空間での使用を前提に設計されていますので、重力空間ではバランス悪いです」 ハヤト「そうか!ジェニー、君は最高の相棒だ!」 ジェニー「えへへー♪」 自分はバッグパックからボール・ベアリングの筒を取り出し、床一面にばら撒いた! ビー玉のように格納庫の床に転がる鉄球は、つつーっと重装甲スーツの足元に達して・・・ズシィィィン!彼を転倒させる!! サイラス「な、なんだとおっ!」 急いでバランスを修復させる重装甲スーツ。サイラスは必死に操縦しているが、なかなか鈍重な工業用レーザーを拾えず、やむを得ず背中に収納されていた熱線銃を取り出すことにした。 これで武器は互角、しかもサイラスは足元が不安定なので技術点-1になる。こうなれば任務を果たすまでだ。サイラスに接近して銃撃戦を挑め! もう自分は装甲宇宙服は着ていない。命中したらそのままダメージを受けるしかない。自分の体力点とサイラスの体力点、どちらが先に尽きるか、最後の決闘が始まる!! 【サイラス 技術点8 体力点12】 (銃撃戦) ※手榴弾 指示なしで使用不可 1R ハヤト銃撃、熱線銃(3)命中 サイラス/体力点-2 サイラス銃撃、熱線銃(4)命中 ハヤト/体力点-4 うわっ、相手の熱線銃は自分のより高性能だった。右足を撃ちぬかれ、痛みにあえぐ。 2R ハヤト銃撃、熱線銃(3)命中 サイラス/体力点-2 サイラス銃撃、熱線銃(6)命中 ハヤト/体力点-3 だがここでひけるか!猛然と撃ち返す。 壮絶な射撃戦。先に音を上げたのは・・・ 3R ハヤト銃撃、熱線銃(7)命中 サイラス/体力点-1 サイラス銃撃、熱線銃(11)外れ ・・・サイラスだ!奴は怯えて手元が狂う。 休むな、加えて熱線銃のレーザーを叩き込め! 4R ハヤト銃撃、熱線銃(8)命中 サイラス/体力点-2 サイラス銃撃、熱線銃(10)外れ ボスン!バスン!!奴の重装甲スーツが次々と火を噴き始める。 「うわあああ!」命を切り貼りするような戦いに慣れていないサイラスは恐慌状態になった。 自分は転がりながら次の射撃点を探す。 ハヤト「このラウンドだ・・・」 ジェニー「すでに戦闘駆動系は損傷甚大。あとはパワードライブです」 ハヤト「この一撃で決めるんだ!」 ジェニー「そこを撃ち抜けば、作動停止します」 ハヤト「それはどこに!」 ジェニー「あなたの目の前、ちょい左っ!」 ハヤト「ここかっ!」(照準セット) サイラス「馬鹿な、この、この、天才科学者の私がぁっ!!」 5R ハヤト銃撃、熱線銃(4)命中 サイラス/体力点-5 ←Destroy!! ZAP!ZAP!ZAP・・・BAHOOOOOOM!! 自分の熱線銃による最後の一撃は、見事に重装甲スーツのパワーユニットを吹き飛ばした。高駆動エンジンを完全に破壊したのだ。その帰結として、巨大なクロム合金の塊はその場に倒れて動けなくなる。プシュー、ブスブスブス・・・と嫌な音を発して、黒い煙を吐くだけだ。 ・・・???中にいるサイラスの反応がない。 彼の身体ごと撃ち抜いてしまったのか?いや、奴は生きている!あまりの衝撃に失神しているようだ。 自分の怪我の手当てをしないまま(どのみち活性剤は使い切っているのだ)、重装甲スーツに近づく。そして非常用コックをつかんでぐるりと回し、コクピットを開放した。バシュー!空気の漏れる音がする。ぐったりしている操縦者が確認できた。 網膜パターン確認・・・OK。DNAパッチを奴の頬に当て・・・うん、完全に一致している。 間違いなくサイラス本人であるのを確認した自分は、奴の身体をずるりと引きずり出す。 ここに、自分の任務は完遂された! 【400へ進め】
by mccoy12345
| 2007-01-16 23:52
| 宇宙の暗殺者
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