by mccoy12345
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【技術点11/11 体力点20/20 運点5/13】
たいまつで不気味な光を投げかけている洞穴。壁にかかっているのは様々な形の木彫りの仮面だ・・・そして・・・その人はいた。 長い衣をまとった人影が、床に座って俺に背を向けている。俺が近寄ってきても、振り向きもせず、じっと向こうを見て座っている。おそるおそる俺は声をかけてみた。 ブリッツ「あのう・・・あんたが・・・」 癒し手「わしが<癒し手>だ。癒されるために来たのなら、すぐに我が前へ立つがよい」 俺はドキドキしながら、この男の前に回りこむのだったが・・・げげえっっ!!!(((( ;゜Д゜))) 『目の前にいる男は二目と見られぬ姿で、体はねじくれ、顔は苦痛に歪んでいるにもかかわらず昂然と腰を下ろしている』 彼が<癒し手>か・・・。 そしてこれが、エルフの秦皮からある程度事情を聞いていたが、ニコデマスにかかった呪いを取り除いた代償ってわけか・・・こりゃひでぇや・・・。 あ、いやいや、失礼。ついジロジロ見ちまった。俺は<癒し手>に素直に詫びてから、自分の境遇を話し始めた。つまりは雪の魔女にかけられた<死の呪文>がうんぬんかんぬん。どうだい、何とかできそうかい? <癒し手>は俺の話に、一つ一つ親身に乗ってうなづきながら聞いてくれる。顔は醜いけど、やっぱりいい人みたいだ。そして重々しく語る。「<死の呪文>の力を打ち砕くのは難しい。破ったことは一度しかないが、容易なことではなかった・・・」 ああ、わかるよ。あんたの変わり果てた外見を見ればな。あ!ということは!またここで俺を助けちゃったりなんかしたら、あんたにいろんな副作用が、またかかっちゃうんじゃねーの? その質問を聞くと<癒し手>は喉の奥でクスクス笑う。 癒し手「それを案ずることはない。わしの体は、すでに十分な苦痛に蠢いておるからな。解呪の代償をこれ以上くらったとしても、いかほどのこともあるまいよ」 ブリッツ「ほーっ、ならいいけどさあ」 癒し手「心根が素直じゃのう、おぬしは。わしの姿を怖れぬのか?」(ずい、と近寄る) ブリッツ「んー、そりゃいきなりはビックリしたけどさ。でもまあ、これまでの冒険でもっと醜い怪物にも出遭ったから、それに比べれば・・・」 癒し手「ほうほう・・・」 ブリッツ「それにあんた、心根は優しそうじゃん?外面はキレイだけど心が醜い雪の魔女より、あんたと話している方が、ちょっと落ち着くよ。俺的には。えへへへへ」 癒し手「 ・・・ ・・・ ・・・ 」 あ!?(゚Д゚ ) こんなフランクに話しかけちゃって、大丈夫だったかな。けっこう魔法のお偉いさんだろ、この人。やっべ、馴れ馴れしすぎた? 腫れ上がった瞼の下から<癒し手>は俺の顔をじいっと睨む。まるで値踏みされているかのようだ。そして低くムニャムニャと呟いた。 癒し手「なるほど彼はまだこの世界で為すべきことがあるようだ。ニコデマスにヤズトロモよ、私はこの世界に役割を再び与えられたのだ・・・」(ボソボソと小声) ブリッツ「へ?な、なんか言った?・・・じゃねえ、何やらおっしゃられるりらる・・・あて!」(舌噛んだ) 癒し手「・・・お前はある儀式を執り行う必要がある」 ブリッツ「え、ということは、解いてもらえるの!<死の呪文>を!!(゜∀゜)」 癒し手「うむ。お前がそれに耐えられるかどうかは、わからぬがな」 <癒し手>は協力してくれる! ありがてえー。「力の薬」飲んだ直後で健康そうに見えるけどさあ、足が生まれたての子鹿みたいに震えてガクガクきてるのよ、今の俺様。早く治してぇーん(*´д`*) <癒し手>はさっそく行動に移る。壁にかけてある仮面の中から、太陽をかたどった仮面を俺に渡ししてくれた。 まずは<死の呪文>の進行を停止させるために、この<生命の面>を被らなければならないそうだ。彼が言うには「生と死による最初の戦いに生き延びられれば、呪文の効き目を覆す第二の過程にも直面できる」とのことらしい。 OK。被ってみるぜっ!俺はすぐに<生命の面>を顔面に装着する・・・あれ?さっき<癒し手>なんて言ったっけ?“生と死による最初の戦い”・・・と、いうことは・・・ あだだだだっ!!!俺は全身を2つに引き裂かれるような痛みを受ける!!! いきなり体力点から1d6が引かれまーすっ。ああっ!出目は6だ。なんと体力点-6ゥゥゥゥゥ!? (>Д<) 痛みに苦しんでぎったんばったん痙攣する俺。だけど・・・なんとか・・・俺はこの激痛に打ち勝った!必死に歯を食いしばり、気が狂わずにすんだぜ。 ブリッツ「ぜええええええ・・・(T▽T)」 癒し手「よし、呪いの進行は停滞したようだ。これからが儀式の本番だぞ。ついてこれるかな?」 ブリッツ「はあああああああ・・・(T△T)」 癒し手「以前、この呪いを解くことに成功した、ニコデマスのように?」 ブリッツ「へ、へへへ。橋の下に住んでたあのジジイ、こんなくすぐったいことでヒイヒイ泣いてたのかよ」 癒し手「ほほう?」 ブリッツ「大魔法使いっても、大したこたぁねえなあ」 癒し手「ぐ、ふ・・・」 俺の100%強がりに対して、何となく<癒し手>が笑ったような声を出した。 【技術点11/11 体力点14/20 運点5/13】 SAVE:258
by mccoy12345
| 2006-09-19 23:57
| 雪の魔女の洞窟
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