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【技術点11/11 体力点9/16 運点11/11】
北への「鍛冶屋通り」は、東西に伸びる「粉屋通り」にぶつかって終わった。ここはT字路だ。東を見ると衛兵の一団がやってきそうなところだったので、俺は西へ歩くことにする。 やがて、左手に狭い路地を見つけた。よし、衛兵をやり過ごすために、この路地に入ってみるかな。「お兄さん、果物いらないかい?」と話しかけてくるフルーツ売りの少年を無視して、俺は急ぎ足で路地の中に入っていく。 この路地の突き当りには小さな店があった。看板には「ジミー・クイックテント、街いちばんの刺青師」と書いてあるっ! い・れ・ず・み キタ━━(゚∀゚)━━ヨ!! 俺ははやる心を抑えて、きいっとドアを開けた。小さなベルが鳴り、紫色の絹の服を着た太目の男が、にっこりと出迎える。その腕も足も、そして顔までが色とりどりの刺青で覆われていた。すげえ、耳なし芳一みてえだ・・・(n;‘Д‘) 「論より証拠!」と刺青師ジミーは俺の肩をバンバンと叩く。「ちっとも痛くしねえから、安心しなよ。それで、どんな模様を彫ってほしいんだい?」 俺はニコデマスに教わったとおりの図案を注文する。すなわち、額の真ん中に黄色い太陽、その上にユニコーンの文様だ。彼はお安い御用だ、と胸を叩く。代金は金貨10枚だそうだ。 現在、財布の中は金貨75枚。十分払える額だ。ここでケチって、変な出来になってもしょうがないしな。俺は言われるままに金貨10枚を支払った。 そして彼が指し示した木のスツールに腰掛ける俺。刺青師ジミーは鋭い針を道具箱から持ってくる。いやーん、痛くしないでね・・・(;´Д`) ちく ちく ちく・・・ 確かに彼の言うとおり、イタクナーイ!というのは、彼が気の利いた冗談をいろいろ話しかけてきて、俺をリラックスさせてくれたからだ。なるほど、こういうプロの技もあるわけだ。 そして1時間ほどで出来上がり。「はい、どうだい!」とジミーは俺に鏡を手渡す。 最初は見慣れなくて変な感じだけど・・・お、おお、おおお!なかなか、かっこいーんじゃなーい!!(≧∇≦)b ジミーは手が凝ってキレイな意匠で見事に彫り上げてくれた。新しい風貌はなかなかの凄味で「俺のキャラ、立ってますよ」ってカンジ。きっと「ユニコーンの剣士ブリッツ」なーんてあだ名がつくかもしれねえな。えへへ♪ さあ、これでザンバー・ボーンは怖くなんかねえぞ。俺はジミーとしばし歓談しつつ、ここで食事を摂り(体力点+4)。意気揚々と「粉屋通り」に引き返す。 ところがそんな俺の前に現れたのは・・・ 通りの向こう側から歩いてきたのは、アズール卿の黒い制服を着た2人のばかでかい衛兵だ。こいつらはアズール卿のトロール近衛兵らしい。ってことは【(トロールの怪力)+(文明化された装備と規律)】かよ・・・やべえ、今まで会ったどの衛兵よりも強敵だ・・・(汗) 見るからに残忍さが滲み出た、悪100%のトロールどもは、まっすぐ俺に近づいてくる。どうする、どうする・・・? 近くに大木があるので、そこから市壁に飛び移り、ポート・ブラックサンドからオサラバすることもできる。だがそんなとこ見つかったら「怪しい人物でーす!」と宣言するようなもんだ。俺は一か八か、奴らの脇をすれ違うことにした。 目を合わせないように、顔を伏せて、足早に・・・ ドックン、ドックン、ドックン・・・(←心臓の音) 近衛兵「ちょっと待ちなあ?」 ギックーン!ヽ(ヽ・∀・)アヒャ 近衛兵は俺を呼び止め、どこに住んでいるか尋ねる。旅の商人だとごまかす俺。だが・・・「じゃあ、通行証を見せろよ、ゲヒャゲヒャゲヒャ!」と、小馬鹿にした感じで切り返された。あうう、持ってねえよ、通行証なんて・・・ 「ほんじゃあ、逮捕だ、タ・イ・ホ♪」とうれしそうな声を上げるトロール。この二人組はポート・ブラックサンド最低最悪最凶の衛兵コンビ、サワベリーとファットノーズという名前らしい。俺を見下しつつ、臭い息を吐きながら挑発的にこう言う。 サワベリー「だけど俺様は寛大だから選択権を与えてやる。“有り金全部を渡して市外に放り出される”か、“不潔な地下牢でネズミ相手に1年間拘留される”か、好きな方を選びな!」 ファットノーズ「HO-HO-HO!!“寛大”だなんて、サワベリー、お前、ユーモアのセンスがあるなあ!」 ゲラゲラ笑う二人組。まさか俺が歯向かうなんて思ってないんだろうな。 さて、どうしようか・・・ (1)罰金を払って市街へ放り出される (2)抵抗する そりゃあ、まあ、な。ここまで来て厄介事は起こしたくないし、もうポート・ブラックサンドに居続ける意味はないんだから・・・(1)、だよな・・・。 【技術点11/11 体力点13/16 運点11/11】 SAVE:73
by mccoy12345
| 2006-03-30 23:28
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