by mccoy12345
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【技術点11/11 体力点16/16 運点10/11】
俺は高揚した気分のまま、塀を超えて向こう側に出て四つ辻まで戻り、「港通り」に沿って西に向かう。 するといきなり乞食と出会った。彼は空っぽのブリキ缶を持って、道端に座っている。さっきの出来事で気を良くしていた俺は、金貨を1枚投げ入れてやった。 カラン・・・。缶の中に金貨が入ると、乞食は帽子をちょっと持ち上げて感謝し、二、三言つぶやく。どうやら祝福の文句のようだ。この慈悲深き行いに運点+1だ。 そして俺は西へ歩き続ける。南にそれる路地も見つけたが、脇道にそれるのも気分が乗らなかったので、それは無視してこのまま「港通り」沿いを行ってみることにした。 どかかっ、どかかっ、どかかっ!何だこの音? わかった、石畳の上を走るひづめの音だ。ガラガラ・・・というわだちの音、ハイヨーッ!という馬を急きたてる掛け声も聞こえてくる。馬車がこっちに向かって近づいてきているようだ・・・って、こんな混雑した界隈に入ってこれるのか?(@o@) 俺は乗り手が誰か確かめるため、通りの真ん中に仁王立ちして待つ。 すると突然、豪華な二頭立ての馬車が早がけでやってきた!御者は俺の姿を見て「どけどけえ!アズール卿のお通りだあ!」と、ムチを鳴らして叫ぶ。道にいた住民たちがぎゃあぎゃあ言いながら脇にどいた。 初日の出暴走族かお前は。(笑) ん?待てよ?アズール卿っつったら、この街の支配者じゃねえか。ひょっとしたらお近づきになれて通行証をもらえるかな?俺はアズール卿と面会したいから、馬車を止めようとその場に留まる。ところが馬車は・・・猛スピードのまま・・・ と ま ら な い ((((;゚Д゚)))ガクガクブルブル 御者は「てめえなんてゴミくず知ったこっちゃねえ!」とわめいてムチを馬に叩く。馬車、さらに加速!ブヒヒーン!恐怖に目を見開いた馬が眼前に迫る。 やべっ!ひかれちまう!!Σ(゚д゚lll) 俺はとっさの判断で道の端にダイブする。運試し・・・吉。俺は何とか飛びのいて、馬のひづめに蹴り殺されないですんだ。 ひゃああ、あぶなかったー。立ち上がり衣服の埃を払うと、暴走馬車はすでに視界から消えている。チッキショー、俺様をあからさまに無視しやがって!いつかこの借りは返してやるぞ、アズール卿!凸(゚Д゚#) さて、気を取り直して再び「港通り」を西に歩き続けると、やがて下り坂となり、「黒海老」という居酒屋で家並みが終わった。 その先は河岸(かし)だ。俺は港に行き着いたのだ。石の突堤が海に突き出していて、一隻の古びたガリオン船が繋いである。ん、なになに、『船に頭蓋骨とぶっちがいの骨を描いた旗が掲げられている』だとぅー! 海賊船じゃねえか。_| ̄|○ ってか、堂々と入港して掠奪品を荷揚げ作業しているところが、さすがポート・ブラックサンド・クォリティ。あはは、海賊だと宣言したまま入港しちゃってるよ。普通、全うな商売している交易船に偽装したりするだろ! やれやれ・・・どうしようかな、面倒なことになるからスルーしてもいいんだが・・・ いや待てよ。ひょっとしたら、あの海賊どもは何かお宝を持ち帰ってきているかも知れねえ。ちょっくらおこぼれに預かるとするか・・・ 俺はきらーんと目を光らせながら、海賊船へと侵入するため、そそそっと突堤に近づく。渡り板には海賊の見張りがいて、さすがに警戒は厳重そうだ。 他に侵入口は・・・おっ、あるじゃん!(・∀・) 船のへさきから突堤まで縄梯子がぶら下がっているのを見つけたぞ。俺はそこを伝って、誰にも見つからないようにひょいひょいっと上っていくのだった。 【技術点11/11 体力点16/16 運点10/11】 SAVE:87
by mccoy12345
| 2006-03-20 23:21
| 盗賊都市
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