by mccoy12345
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【技術点11/11 体力点13/16 運点10/11】
橋の基部にはめ込んだ形で木の小屋が建っていた。ドアには赤い字で「立入禁止」と書かれている。こんなホームレスみたいな奴が、本当に頼りになるのかよ? まあ、歓迎されないのは確かだな・・・と俺は覚悟して、ドアをトントン、とノックした。ブツブツ言う声と共に、ドアが開く。白髪で長いヒゲを持ち白いローブを着た、指輪物語のガンダルフのような老人が現れた。「ニコデマスに何用か?」 俺は事情を話し始めた。シルバートンの街にザンバー・ボーンの魔手が伸びていて、奴を撃退するにはあんたの力が必要・・・かくかくしかじか・・・ 『ニコデマスは顔をしかめ、小屋の中に戻って君にも入れという。そして揺り椅子に腰を下ろし、穏やかな声で話し始める・・・』 おっ、乗り気か?こんなに早く今回は冒険クリアか?(゚∀゚ )俺は小屋に入り、ちょこんと床に座る。さあ、旅支度して早いとこシルバートンに戻ろうぜ! ところが、ニコデマスが言うことには・・・ 「わしは年をとり、疲れ果て、これ以上冒険はしたくない。ポート・ブラックサンドの“歌う橋”の下に居を構えたのは、難儀に陥った人々からの助けを求める声を聞きたくないためじゃ。だが、旧友のオウエン・カラリフはぜひとも助けてやりたい」 ネガティブ入ってんじゃねえよ、ジジイ(;つД`) あんたのモチベーションがどうだろうと、俺はあんたを連れ帰らないといけねえのさ。このウツ魔法使いをどうやって説得するか考えていると、ニコデマスはにやっと笑ってこう続けた。 「おぬしが、闇の王者ザンバー・ボーンを打倒するのはどうかな?そのための方策を教えて進ぜよう」 (◎皿◎)ナンデスト!! 想定外の展開にぶったまげる俺。ちょっとちょっと、話を変な方向に持っていくなよ。「そりゃあ契約条項の中に入ってないはずだぜ」と、エリア88の傭兵みたいに今度は俺がネガる番。 ニコデマス「ほおう、シルバートンに錦を飾りたくはないのか?」 ブリッツ「だってさあ、なんかおっかなそうだぜ。そんな危険な仕事やだよ!」 ニコデマス「たしかオウエンの愛娘、ミレルたんは、花もほころぶ18歳・・・」 ブリッツ「うっ、“~タン”言うな、気持ち悪ぃ」 ニコデマス「かわいそうになあ、若い身空で、ザンバー・ボーンの生贄か・・・」 ブリッツ「いやちょっと」 ニコデマス「もったいないのお、あんな美しい娘を見捨てるのも、ちょっと、なあ・・・」 ブリッツ「・・・」 ニコデマス「できればわしが飛んでいってやりたいが、持病のリューマチが・・・イテテ・・・」 ニコデマスはちらっちらっ、と俺を見つつ茶をすする。あー、もう、わかったよ!(>Д<) とりあえず話を聞くだけ聞いてやらあ。で、結局、ニコデマスからザンバー・ボーンを直接ぶっ倒す方法を聞いた。ちょっと待て、まだこの仕事を受けるとは言ってないからな。あくまでも聞くだけだ、聞くだけ! ニコデマスの情報によると・・・ ○ザンバー・ボーンを倒すのは日没以後。日中は異次元にいる。 ○奴の催眠力を持った視線から逃れるには、額に、黄色い太陽の中に白いユニコーンの刺青をしている必要がある。 ○催眠術に耐えきったら、奴の心臓を銀の矢で射抜け。これで一時的に奴は活動を停止する。 ○そうしたら、奴の眼に「黒真珠」と「魔女の髪の毛」と「ハスの花」の混合物をすり込め。そうすれば奴はたちまちのうちに朽ち果てよう・・・。 「・・・そしてお主は、シルバートンのひぃろぉじゃ!」 えっへへー、そうかなあ(´▽`) ノセられやすい俺様。なるほど、上手くアイテムを集められれば、直接剣を交えずともザンバー・ボーンを倒せるわけか。 そして首尾よく奴を倒せば、豊かな交易市シルバートンの英雄だ。ゆくゆくは次期市長になって・・・うひひ、そういう恵まれた老後も悪くはないな。リスクと報酬を天秤に載せてみようか・・・よーくかんがえよー、いのちはだいじだよー・・・♪(アフラックのCMソングのメロディで) ここでニコデマスがダメ押しでヒトコト言う。「ミレルちゃんも、助けてくれたお主にゾッコンLOVEでハートがドキュンだぞ!」 ・・・ ・・・ ・・・ ・・・! よっしゃ、受けましょう、この仕事。(=゚ω゚)ノ 俺はニコデマスと握手する。あんたの代わりに、俺がザンバー・ボーンを倒してやる。オウエン・カラリフに便りをやって、そう伝えておいてくれ。 刺青や銀の矢、それに混合物に必要な材料は、上手くいけばポート・ブラックサンドで全部手に入るらしい。そしてこの街からザンバー・ボーンの塔までの道筋を書いた地図をもらった。 「同行してやれなくて残念じゃ」とニコデマスは最後にこう言う。なーにをこのジジイ、いけしゃあしゃあと・・・すっとぼけた奴だぜ!(`Д´) まあいいや、名声は全部俺が独り占めだ。 俺は心機一転、ニコデマスの小屋を出て、歌う橋を渡り終える。 「橋通り」はここで終わり、俺は西の「港通り」か東の「ろうそく通り」のどっちかを、選んで進まねばならない。うーん何の手がかりもないし・・・ そこらへんに転がっている木の棒を地面に刺して、ぱたっ。俺は倒れた方の「ろうそく通り」へ進むことに決めた。 【技術点11/11 体力点13/16 運点10/11】 SAVE:238
by mccoy12345
| 2006-03-18 11:37
| 盗賊都市
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