by mccoy12345
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【技術点11/11 体力点14/16 運点9/11】
階段のてっぺんの踊り場まで上がったとき、フト気付いた。俺って、まさに今、空き巣はたらいてるシーフってカンジ・・・( - _ - ) (注;気付くの遅いです) そんなとき、階下から物音が聞こえる。誰かが玄関から入ってきたのだ。やべえ、言い逃れできねえぞ! 男の声が聞こえる。「かわい子ちゃん、飛んでお行き、侵入者を見つけな」そして羽音。うーむ、黒狼なんて飼い犬にしているご主人だから、言葉通り「かわい子ちゃん」のわけ・・・ねえよなぁ・・・。謝るのはとりあえず後にして、自衛のために俺は剣を抜いて身構える。 不意に目の前に、小さな羽根の生えた生物がバタバタ飛んできた。赤い身体で頭から2本の角が生え、火を噴きながら俺の頭上を目まぐるしく飛び回る。この家の主人のペットは火の小鬼(ファイアー・インプ)だったのだ。体力点はないが、それなりに厄介だぞ! 【火の小鬼 技術点9 体力点4】 1R 攻撃力(火の小鬼/17)(ブリッツ/16) ブリッツ/体力点-2 んぼっ!奴の吐く火の息が炸裂し、俺の顔面は真っ黒になる。あちち! 2R 攻撃力(火の小鬼/20)(ブリッツ/20) Draw んぼぼっ!続いての噴射を、俺は辛うじてさっき手に入れた盾で防いだ。 3R 攻撃力(火の小鬼/18)(ブリッツ/16) ブリッツ/体力点-2 んぼぼぼっ!火の小鬼の攻勢は止まらない!くそ、落ち着け、奴の動きを見切れ! 4R 攻撃力(火の小鬼/13)(ブリッツ/15) 火の小鬼/体力点-2 よし、振るった剣に手ごたえを感じる。つかまえたぞ! 5R 攻撃力(火の小鬼/13)(ブリッツ/19) 火の小鬼/体力点-2 ←Kill!! ふう、けっこう手間取っちまった。断末魔の羽虫のように地上で弱々しくホバリングしている火の小鬼を、俺はむぎゅっと踏みつける。そして剣を抜いたままそろそろと1階に戻ると、贅沢な服を着た太った男がいた。 俺はおそるおそる尋ねる。「あのう、あなたがニコデマスさん・・・で?」男は首を横に振る。どうやら同じ魔法使いだが、彼ではないらしい。それから怒りの表情だが、ゆっくり、冷たい口調でこう言う。「わしのペットを殺した代償は、お前の命で支払ってもらおう」 男は右手を上げると・・・バリバリバリ!!轟音がして、伸ばした指の先からギザギザの白い稲妻が発射された!避けきれん!うわーライトニングボルトかよ。体力点にいくらダメージくらうんだろ。俺は反射的に目をつぶってしまい、覚悟して来るべき衝撃に備える・・・ ・・・??? ところが、稲妻は俺に当たらなかった。なんと、俺が先ほどゴブリンから分捕った象牙の頭蓋骨がほとばしる電流を吸収している!そうだ。俺はこのアイテムを、ペンダントみたいに首から下げていたんだ。 あららら・・・?俺はきょとんとして周りを見回す。「それは、わしの、稲妻避けのお守り!」太っちょの男はわなわなと震えていた。なるほどゴブリンどもはこの家から盗んだのか。「そしてその盾も・・・わしの・・・。ええーい!この街は全くこそ泥だらけだ!」 男は怒りまくるがどうにもできない。いや、まあ、ね。俺はこの男が何となくかわいそうになってしまう。これだけのセキュリティかけても盗まれまくりだもんなあ。やっぱりポ-ト・ブラックサンドは恐ろしかとこバイ。マイホームを建てる場所はよく考えた方がいいな。将来設計の参考にする。 「まあ、落ち着きなよ魔術師さん。ほら、このお守りは返すからさ」と、俺は象牙の頭蓋骨を彼の手に渡した。そして交換条件として、お守りを取り戻した礼金代わりというかたちで、この立派な盾をもらっていくことを承諾させる。戦士じゃないあんたが持っていてもしょうがないだろ、とかなんとかペラペラしゃべりながら。 こうして俺は無事に玄関から外に出るのだった。さあ、金貨も盗まれていることにあの男が気づく前に、急いでダッシュだっっ!!!スタタタタタッ(((((((((((_´Д`) 再びストリートを北に歩いていると、やがて俺は四つ辻に出た。 見回すと、西は「カギ通り」で東は「時計通り」だ。いちばん最初に3つに分かれていた街路が、ここで合流したらしいな。俺が今まで歩いてきた「市場通り」はこのまままっすぐ北に続いている。 その進行方向の北の方を見ると、大勢の人々が大声ではやし立て、腕を振り回しながら歩いている。なんだなんだ?おもしろそうだぞ・・・(・∀・) 俺はその後をつけてみることにした。 【技術点11/11 体力点10/16 運点9/11】 SAVE:148
by mccoy12345
| 2006-03-14 23:18
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