by mccoy12345
カテゴリ
甦る妖術使い ナイトメア キャッスル モンスター誕生 仮面の破壊者 ロボット コマンドゥ 迷宮探険競技 サムライの剣 深海の悪魔 電脳破壊作戦 サイボーグを倒せ 海賊船バンシー号 宇宙の連邦捜査官 恐怖の神殿 フリーウェイの戦士 宇宙の暗殺者 死神の首飾り 地獄の館 雪の魔女の洞窟 サソリ沼の迷路 トカゲ王の島 死のワナの地下迷宮 盗賊都市 さまよえる宇宙船 運命の森 バルサスの要塞 火吹山の魔法使い 親に戻る or 豪華版
以前の記事
2009年 09月 2009年 08月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 02月 2007年 01月 2006年 12月 2006年 11月 2006年 10月 2006年 09月 2006年 08月 2006年 07月 2006年 06月 2006年 05月 2006年 04月 2006年 03月 2006年 02月 2006年 01月 その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
【技術点11/11 体力点16/16 運点11/11】
いよう、久しぶり、俺の名はブリッツ。覚えててくれた? 悪の魔法使いザゴールやバルサス・ダイアを倒し、ストーンブリッジに戦いのハンマーを戻したいっぱしの英雄剣士・・・ということにしといてくれ。なんでそんなスゴイ男がこんな辺境をぶらぶらうろついてるかっつーと、まあ、いろいろあったんだよな・・・ふうう・・・(´-ω-`) 結局、俺はいつも通り貧乏暮らし。財布が寂しくなってきたので、ポート・ブラックサンドにでも行こうかなー、なんて思っているところだ。あそこはありとあらゆる海賊や山賊、殺し屋や盗人や悪漢の巣窟なので「盗賊都市」(City of Thieves)なんて呼び名があるくらいの物騒な街だ。だがそれだからこそ、俺みたいなあぶれ者にもデカイ仕事のヤマが舞い込んでくるだろう、って皮算用が働いたわけだ。 そんなわけでストーンブリッジからポート・ブラックサンドに抜けるルートを、てくてく歩いて旅行していて、途中、シルバートンという街についた。ここは交易の中心地で、なかなかに繁盛している。ダークウッドの森でドワーフの宝を取り返した俺様の噂はここまで広がっていて、街に入るとき俺はちょっとした尊敬の目で見られた。悪くないね、テヘヘ・・・(ノ´∀`*) ところが・・・日が暮れると・・・ 高い塔から鐘の音がけたたましく鳴らされた。それから「夜だ!夜だ!みな家の中へ!」と街の住民は恐れおののいて自分ちに入っていく。ひとりポツーンと街路に残される俺。 首をかしげながら俺は「老いたヒキガエル亭」という居酒屋に入ることにした。怪しまれないように「いよう!冒険者ブリッツのお話は聞きたくねえかい?」なーんて快活にコミュニケーションを図ろうとしたが、そこにいたマスターと客はノーリアクション。あら、俺、浮いてる・・・?(苦笑) なーんだかなー、食事とったらもう寝ようかなー、なんて思っていたら、居酒屋のドアがガンガンと叩かれた。「開けてくれ、開けてくれ!私はオウエン・カラリフだ!!」 そうして居酒屋に入ってきたのは太って禿げかかった中年男だ。オウエン・カラリフは、このシルバートンを治める市長らしい。彼は俺の食事しているテーブルに座り、俺を値踏みするかのようにじっと見つめる。あの・・・そう見られると・・・落ちつかないんスけど・・・(困) 俺がそそくさと食事を終えたところを見計らって、彼は熱のこもった口調で話しかけてきた。彼の治める街シルバートンはとても困っていて『大いなる災厄と危険に見舞われている』とのことだ。だから俺の剣の腕に頼りたいらしい。彼の話をまとめると次の通りだ。 ○10日前、悪魔の使者が2人、巨大な馬に乗ってやってきた。騎手は黒いフードを被り、語尾がシューシュー言っていた(指輪物語のナズグルみたいだね)。 ○そいつらは魂のない骸骨スピリット・ストーカーで、この近辺の超悪者「闇の王者」ザンバー・ボーンの手下だ。やつらを倒すには銀の矢で心臓を射抜かねばならない。 ○スピリット・ストーカーどもは私の愛娘ミレルを「ご主人様のザンバー・ボーンに差し出せ」と言ってきた。もちろん私は断った。 ○するとザンバー・ボーンは怒ってこの街に報復した。ムーン・ドッグという狂犬獣を、夜、この街に放つように仕向けたのだ。この獣は徘徊しつつ家の開いた窓から侵入し、一晩で街の住民23人を殺した。 ○それからというもの我々は、窓に格子をはめ、扉に錠をして自衛するようになった。だが、それでも犬どもは毎晩やってくる。我々は神経がすり減らされて、おちおち眠れやしない。中には「ミレルを生贄に差し出した方が・・・」なんて言う奴も出てくる始末だ・・・。 ここで俺が口を挟む。 ブリッツ「ああもしもし、オウエン・カラリフさん?」 カラリフ「ん?何ですか?」 ブリッツ「そのミレルっていうあんたの娘、ぶっちゃけ、どんなカンジ?」 オウエン・カラリフは、娘の肖像画の入ったペンダントを俺に見せた。お?おお?おおおお? キャワイイじゃん!!!(゜∀゜) ブリッツ「お父さんと呼ばせてください!(がしっ)」 こんなかわいい街の看板娘を手ごめにしようなんざあ、ザンバー・ボーンだかチキチキ・ボーンだか知らねえが、太ぇ野郎だ!俺はもう依頼に大乗り気。やる気150%(当社比)だよ! オウエン・カラリフは話を続ける。この先にあるポート・ブラックサンドに、自分の親友で、世捨て人のように住んでいる高名な魔術師がいるらしい。その者だけがザンバー・ボーンを倒す方法を知っているのだそうだ。老練で賢い魔術師、そいつの名はニコデマスという・・・。 で、その悪名高い街ポート・ブラックサンドに潜入して、魔術師ニコデマスを探し出し、シルバートンまで連れてきてほしい。それがオウエン・カラリフの依頼だ。報酬は前金でとりあえず金貨30枚(初期所持金にプラスされる)。もちろん連れ帰ってきたら、さらに謝礼は十分に行う、と約束する。それからさらに金持ちのオウエン・カラリフは、俺に見事な広刃の剣をくれた。柄の周りに金箔の蛇が絡んだ華麗な名刀だ。え?いいの?こんないい剣もらっちゃって?! 俺は右手を差し出して握手する。契約成立だ。どうせポート・ブラックサンドには行く予定だったしな。我らのアイドル、ミレルちゃんを救うために、俺も一肌脱ごうじゃないの。 オウエン・カラリフは熱っぽくその手を握り締めて、こう言う。「あなたは、暁の最初の光を待って出発なさるがよい。その頃には犬どもは立ち去っています。私も今夜はここで足止めです。だから、我々の前途を祈っていっしょに飲みましょう。神があなたと共にありますように!」 話がわかる依頼人だぜ!(^v^) こうして「老いたヒキガエル亭」で一晩すごした後、翌朝早々に俺はポート・ブラックサンドに向けて出発する。そこに至るまでの道はオウエン・カラリフに地図を書いてもらっていたから、ばっちりさ! で、宿から一歩出たとき。にゃああああああん・・・ 『黒猫が一匹、足元を横切り、君は危うくつまづきそうになる。はたして、これは悪い前兆だろうか?』 おいちょっと、何だよそれ・・・(;´Д`) 【技術点11/11 体力点16/16 運点11/11】 SAVE:1
by mccoy12345
| 2006-03-10 00:47
| 盗賊都市
|
ファン申請 |
||