by mccoy12345
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【技術点14/14 体力点17/24 運点13/14 意志力点9/11】
キョロキョロ周囲を窺いつつ、俺は菜園の角にあるもう一つの四角い塔までたどり着いた。この塔に窓はないが、小さな扉がこしらえてあるぞ。 鍵はかかってない。扉の向うはさっきと同じく真っ暗闇だ。それじゃあちょっとおじゃましますよ。こんばんわあ・・・(ばたん!)・・・ひいっ!Σ(´・д・ノ)ノ 背後でいきなり扉が閉まった! 俺は真っ暗な塔の中に閉じ込められたのだ!反射的にさっと剣を引き抜き身構える。だがそれと同時に「ぐうあおあおあああ!!」耳障りな咆哮を上げて俺に襲いかかる奴がいるっ!! クソッタレなんなんだ。まったく相手の姿はわからないが、幸い荒い呼吸音などから大体の位置はつかめる。さっさと倒してやるぜ!ヽ(`Д´)ノ 【未知の襲撃者 技術点5 体力点8】 1R (未知の襲撃者/15)(ブリッツ/22) 未知の襲撃者/体力点-2 なんだ? 2R (未知の襲撃者/10)(ブリッツ/25) 未知の襲撃者/体力点-2 相手の動きが遅いぞ? 3R (未知の襲撃者/10)(ブリッツ/19) 未知の襲撃者/体力点-2 あっちも暗闇で目が見えないのか? 4R (未知の襲撃者/9)(ブリッツ/20) 未知の襲撃者/体力点-2 ←KiLL!! どりゃあ! 予想外に低い技術点で助かったぜ(・∀・) 未知の襲撃者を撃退した俺は再び扉を開け、その死体を再び月光の下に照らし出す。こいつは世にも醜いオーガーだった。だけど普通のオーガーと違うのは、頭に巨大な白い縁なし帽を被っていることだ。その大きさは帽子というよりも被り物だなこりゃ。これじゃあバランスも悪くなるわけだぜ(`∀´) 俺はこの巨大帽子をオーガーから引っぺがす。どそっ。すげえ重そうな音がした。手にとってよく調べて・・・みぎゃあああ! 帽 子 の 内 側 に 何 か い る う ! (゚益゚||) それは光沢のあるぶよぶよした塊だった。透明なゼリー状の身体から2本の突起が延びており、まるで目のように俺をじっと探っているじゃないか!いやだああ!!(つд∩) 得体の知れない恐怖を感じて帽子ごと投げ捨てようとする俺。でも・・・(つд・)チラッ (この帽子、被ってみるのもいいんじゃない?) なんだか急にそんな思いがする。 (そうだよ、被ってみようよ!) うん、それがいちばんいい気がする。 (きっと素敵だよ!すてきだよ!!) おお、だったら早く被らなきゃ! ( す て き だ よ ) ・・・ ・・・ ・・・ ちょっと待ったああ!騙されるなブリーッツ!!(○・`ω´・) ここで意志力試しだ、結果は吉!俺は頭脳殺しが放ってくる洗脳念波を耐え抜いたぞ! 頭脳殺しが潜んでいた帽子を投げ捨てて、俺は塔の階段を上に登ることができる。 ぜえ、ぜえ、うー危なかったっっ。もしこの誘惑に負けて被っていたら、今頃俺もあのオーガーみたいに脳みそを溶かされてヒイイイイ(><) もうヤダこんな城・・・なんなの今回の冒険・・・(ノД`) 階段の上には扉があった。外見は散々ボコボコにされている--たぶんさっきのオーガーの仕業だな--ものの、扉そのものは開かない。反対側から鍵か横木を掛けられているみたいだ。 力ずくで開けられないのなら、ここで俺はどうしようか・・・うーん・・・整理して考えてみよう。 ここまで厳重に封鎖しているということは、扉の内側にいる人物はオーガーと出会いたくなかったわけだ。あの怪物に怯えていたんだとすると、けっこう俺と同じ立場なんじゃないか? 俺は覚悟を決めて、大きな声で呼びかけてみた! ブリッツ「俺はたった今オーガーをぶち殺してきたばかりだ。開けてくれ!」( °Д°) すると・・・扉の向こう側で・・・がたん。 横木が外される音がした。そして「入るがよい。ただし、お前の剣を収めてからな」と、しわがれ声が聞こえてくる。ありがとうよ。じゃあ遠慮なく入らせてもらうぜ!(^v^) 扉の向うは風通しがよく明るい部屋で、いろいろな園芸道具が置かれている。そして部屋の真ん中には1人の老ドワーフがいた。 どうやら庭師だったらしいが、ベルトには不思議なルーン文字が刻まれた斧をさしている。老いぼれて疲れた様子だが、まだまだ現役でその武器を見事に操れそうな雰囲気も漂っているぞ。見くびっちゃいけなさそうだな・・・( ・д・) ドワーフ(微笑をわずかに浮かべながら)「お前がこの10週間にわたって、庭からわしを遠ざけたオーガーを倒した勇士なら、心から感謝しよう。お前がトールダー男爵の味方にせよ敵にせよ、わしの部屋に立ち入ることを許す」 ブリッツ(つられてにやりと笑いつつ)「そいつは礼を言うぜ。俺様の名はブリッツ。トールダーの・・・まあなんというか、古いダチだ。実は俺がここに来たワケは・・・」 直感に賭けてみよう。この老ドワーフは見くびっちゃいけないけど、善良で信頼できそうな雰囲気も漂わせている。だからこのニューバーグ城に潜入した目的を、俺は包み隠さず正直に打ち明けてみた。 するとドワーフはしばらく考え込んだ後、ふうーっと、ため息をついた。 ドワーフ「よくわかった。お前さんを信用することにしよう。そんな荒唐無稽な話は、およそ本物でなければ思いつかないからな」 ブリッツ「信じてくれてありがとう(´∀`)」 ドワーフ「それにもしお前さんが、本当はずるがしこいペテン師だったとしても、この城を牛耳っている奴らよりはましだろう」 ブリッツ「 (内心タハハ・・・と思っている)(*゚ー゚) 」 ドワーフ「まあ、できる限りの手伝いはしよう。とにかくここに座って休みたまえ。食料を持っているなら食べていくがよい。あいにくとわしには今、持ち合わせはないがな」 ふうう。俺は快適な部屋の中で、ちょっとだけ一息つくことができたぞ。運点+1だ。 そして食料で体力点を回復しようとザックから1つ取り出したとき・・・(じいーーーっ)・・・う、何やら視線が。老ドワーフの飢えた視線が・・・ ブリッツ「あの・・・」 老ドワーフ「あ、いやいや、すまぬ」 まったくもう、こっちじっと見ないでよ。落ち着いて食べられないじゃん。 俺は食べようと口を大きく開けて・・・(じいーーーーーーーっ)・・・って、おい!(><) ブリッツ「おぅい・・・」 老ドワーフ「実のところ、ここ数日間何も食べてなかったものでな。うらやましくてな」 ブリッツ「 ・・・ ・・・ ・・・ 」 老ドワーフ「さあさ、わしに遠慮しないで、しっかり栄養を摂ってくれ。どうした?」 ブリッツ「わかった!わかったよ!!」d(>Λ<)b 俺は食料を自分では食べないで、1つ分をドワーフに与えてやることにした(残り3個)。あーあ、もう! だけど粗末なミートパイにもかかわらず、老ドワーフは豪華な晩餐のようにありがたく受け取って喜んでくれる。まあいいか。悪い気分じゃないな。 情けは人のためならず、ってね。そう、その通りだ。 オーガーを撃退して封鎖を解き、さらには貴重な食物まで譲ってくれた俺に対し、老ドワーフは恩義を感じてくれる。ベルトから斧を差し出して俺に渡した。 老ドワーフ「お前さんにはこの斧をやることにしよう。これにはボコービールという名がついておる」 ブリッツ「うえっ、いいのかい?貴重品じゃないの?」 老ドワーフ「うむ、ただし彼女は最近ひどく怒りっぽくてな、気をつけていないと、いつ何時わしにお前さんを襲わせないとも限らんぞ」(くす、くす) ブリッツ「えっと・・・?」 老ドワーフ「もちろん今のは冗談じゃ」 ブリッツ「あ、ああ、そうか」 なんだかコミュニケーションがとりにくいジジイだな(-_-) まあでも、悪い奴じゃないことは確かだ。俺はありがたくその斧--えっと、ボディービルだっけ?--を受け取る。続けて彼は「さあ、何なりと尋ねてくれ」と、この城のことを何でも話そうと申し出てきた。 じゃあ何を質問しようか、えっとねえ・・・あーもう、これだけは聞いとかなきゃ・・・ この先も怖いイベントは、まだまだあるんですか???(T▽T;) 【技術点14/14 体力点17/24 運点14/14 意志力点8/11】 SAVE:151
by mccoy12345
| 2009-03-05 22:55
| ナイトメア キャッスル
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