by mccoy12345
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【技術点11/11 体力点18/18 運点11/12】
衛兵達は我々を控室に連れて行く。そこには他の競技者が数名おり、どれもこれも、うちのマイヤー保安官と互角の勝負ができるほどのこわもてぞろいだ。 だが、話しかけてみると気のいい男達だ。彼らはクォーク・テストに出場する(クォークとは鋭く長い嘴を持つ宇宙怪獣である)。フェーザー銃で30~40匹のクォークを相手に運試しをして、勝利すれば自由と相当量のマリナイトを報酬として手に入れるらしい。 では、我々が行う競技はどういうものか・・・と質問しかけたところで、ブザーが鳴った。先客は闘技場に追いやられていく。「がんばれよー!」とすっかり親しくなったマイヤー保安官が、彼らにエールを送った。笑顔でうなづき返す彼ら。アスリート同志の交流が生まれた。 この控室の上が闘技場らしい。天井からワーワー、と歓声が聞こえてくる。やがて一団と大きく「ワーっ!」とボルテージが上がった後に、しーんと静まり返った。 そして、我々の目の前を担架が通り過ぎていく。そこに乗せられているのは、先ほどまで我々と歓談していた先客だ! 残念ながら夢破れたのだろう、ものの見事に切り刻まれ、血まみれの物言わぬ肉塊となり果てている・・・。ここまでやるのか! 「こりゃあ、手ごたえのありそうなスポーツですね」と、マイヤーがつぶやく。私は無言でこくり、とうなづいた。やはりこの選択は失敗だったのか? だがもう後には引けない。やがて我々の出番が来た。 我々はまず身体にぴったり密着した戦闘服に着替えさせられた。そして頑丈なヘルメットと、剣や槍、棍棒といった前時代の奇妙な白兵武器を持たされる(ちなみに私は以前、技術点+1を加えられるヘルメットを持っていたので、支給品のヘルメットは被らない)。 そしてトンネルをくぐって出ると・・・耳もつぶれんばかりの大歓声が我々3人を包む。ここは広々とした闘技場だ。その中央にいるのは黒色で両手にチタンブレードを装着した重装備の殺人ロボット(=人を傷つけてはならない、というロボット三原則プログラムを解除したロボット)だ。我々を感知すると近づいてくる! さっそく私はロングソードを、マイヤーはモーニングスターを、ベルカはジャベリンを構えて応戦体制をとった。このとき、観客の興奮は最高潮に達する。 この殺人ロボットは卓越した戦闘能力を有し、我々3人の攻撃それぞれに対応可能である。つまりは通常の白兵戦闘と異なり、全員と1回ずつ戦うことができる。手ごわい相手だが体力点は低い。ここに勝算がありそうだ。 【殺人ロボット 技術点10 体力点4】 1R 攻撃力(殺人ロボット/15)(ホクト/1ゾロ)(マイヤー/17)(ベルカ/17) ホクト/体力点-3 殺人ロボット/??? 恥ずかしいことだが気負いすぎて私は転倒してしまい、殺人ロボットの刃をまともに食らう。ところがそれが格好の囮となったのか、マイヤーとベルカが続けざまに一撃を浴びせた。ところが殺人ロボットは破壊されない! ホクト「あたたたた・・・ん、なぜ壊れないんだ!それ相応の打撃は与えたはずだ!!」 ベルカ「・・・奴の殻、固い!」 マイヤー「シャイセ(クソ)!奴の装甲は強化金属プラスチックです!」 ホクト「どうする?逃げ帰るか?降伏するか?」 ベルカ「マサイの戦士は逃げない・・・弱いとこ・・・見つける・・・!」 マイヤー「とにかくガンガンぶっ叩けば、奴の装甲も凹んできますよ、キャプテン!」 ホクト「よし、戦闘続行!」 地球連邦軍の名誉にかけて降伏などするものか。戦闘は再開される。だが、奴の装甲はあまりにも固い。我々がダメージを与えたとき、1d6を振る。1-4ならば攻撃は無効だ。5-6ならば殺人ロボットの体力点を1点だけ引ける。 2R 攻撃力(殺人ロボット/16)(ホクト/17)(マイヤー/19)(ベルカ/22) 装甲貫通チェック(ホクト×・マイヤー×・ベルカ○) 殺人ロボット/体力点-1 3R 攻撃力(殺人ロボット/16)(ホクト/19)(マイヤー/15)(ベルカ/17) マイヤー/体力点-2 装甲貫通チェック(ホクト○・ベルカ×) 殺人ロボット/体力点-1 4R 攻撃力(殺人ロボット/14)(ホクト/18)(マイヤー/18)(ベルカ/15) 装甲貫通チェック(ホクト×・マイヤー×・ベルカ×) くそ!なんて硬い装甲だ!普通なら体力点を16点削るくらいのダメージなのに!! 奴はまだ立っていて両腕の刃を振り回してくる! 5R 攻撃力(殺人ロボット/15)(ホクト/17)(マイヤー/22)(ベルカ/17) 装甲貫通チェック(ホクト○・マイヤー×・ベルカ×) 殺人ロボット/体力点-1 だが、私の渾身の一撃で頭部から黒い煙が漏れ出した。もう少しだ! 6R 攻撃力(殺人ロボット/16)(ホクト/22)(マイヤー/17)(ベルカ/19) 装甲貫通チェック(ホクト×・マイヤー×・ベルカ×) マイヤーがベルカに話しかける。ベルカがこくっとうなずいた。 彼は私に怒鳴る「艦長、私達が牽制します、そのスキを突いてください!」 7R 攻撃力(殺人ロボット/18)(ホクト/21)(マイヤー/13)(ベルカ/14) マイヤー/体力点-2 ベルカ/体力点-2 装甲貫通チェック(ホクト○) 殺人ロボット/体力点-1 ←Destroy! マイヤーとベルカは、あえて緩慢な動きで殺人ロボットの攻撃をひきつける。奴のチタンブレードが両者の身体に叩き込まれ、彼らは苦痛のうめきを上げる。だが、両腕が開いたおかげで、胴体が丸見えだ。胸部と腹部の境目にある装甲板の継ぎ目に、私は思い切り剣を刺し込んだ! ビビィー!!!!けたたましいアラーム音が鳴り、奴はどうと倒れる。そして巻き起こる大歓声。我々は勝利したのだ! 観客である鉱夫たちの熱狂的な賞賛の中で、我々3人はハイタッチをかわす。疲労してはいるが、なかなかにいい気分だ。 こうして、私達はこの惑星の英雄になった。鉱山のお偉方から相当量のマリナイトをもらい、さらには宇宙飛行本部に連れていかれ、本部長に面会することになった。 驚いたことにその本部長とは、我々を引っ掛けたクテイトだ! 彼は陳謝すると、お詫びとして1枚のプリントアウトされた用紙を提出してくれた。それによると、我々が探しているブラックホールの位置座標は083星区にあるらしい。 クテイト「しかしすごい連携攻撃、見事なチームワークだった!今年のバトルは大盛り上がり、競技会は大成功だ!なあ、ここに残る気はないかい?君達ならチャンピオンとして英雄になれる。私の目に狂いはない!」 ホクト「マイヤー、ベルカ、残るか?」 (2人とも、ぶんぶんぶん、と首を振る) ホクト「ということですクテイト本部長。我々のチームは合意に至りませんでした」 クテイト「そうか・・・契約金が折り合わないのなら・・・」 ホクト「(クテイトの言葉に被せて、きっぱりと言う)大変恐縮ですが、チャンピオンの座は返上させていただきます!!」 もうこれ以上の会話は無用。私は礼儀正しくチャンピオンベルトを彼に返還した。そして残念そうなクテイトを後に残して、我々は乗船ビームで母船に戻り、この星を旅立つことにする(この時点で私とマイヤー保安官とベルカ警備員は、体力点が2点回復する)。 なお、我々が持ち帰った抱えきれないマリナイト鉱石は、トラベラー号の乗員みんなで分配することにした。無事地球に帰れれば、それなりの危険手当額にはなるだろう。 【技術点11/11 体力点17/18 運点11/12】 SAVE:320
by mccoy12345
| 2006-03-03 00:30
| さまよえる宇宙船
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