by mccoy12345
カテゴリ
甦る妖術使い ナイトメア キャッスル モンスター誕生 仮面の破壊者 ロボット コマンドゥ 迷宮探険競技 サムライの剣 深海の悪魔 電脳破壊作戦 サイボーグを倒せ 海賊船バンシー号 宇宙の連邦捜査官 恐怖の神殿 フリーウェイの戦士 宇宙の暗殺者 死神の首飾り 地獄の館 雪の魔女の洞窟 サソリ沼の迷路 トカゲ王の島 死のワナの地下迷宮 盗賊都市 さまよえる宇宙船 運命の森 バルサスの要塞 火吹山の魔法使い 親に戻る or 豪華版
以前の記事
2009年 09月 2009年 08月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 02月 2007年 01月 2006年 12月 2006年 11月 2006年 10月 2006年 09月 2006年 08月 2006年 07月 2006年 06月 2006年 05月 2006年 04月 2006年 03月 2006年 02月 2006年 01月 その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
【技術点11/11 体力点15/15 運点10/10】
爽やかな流れの小川に沿って下流の方向へ歩いていく。やがて小さな湖に着いた。 あたりは酸っぱい臭いが立ち込めており、水面から蒸気が上がっている。その蒸気を透かした向う岸に1頭の動物がいた。四つ足で立ち、おいしそうにこの水を飲んでいる。俺から見ても汚いこの水を・・・ 俺は茂みに隠れてそうっと近づいてみる。まだこっちに気づいていないようだ。長い足にはひずめがあり、体の表面は硬そうなうろこで覆われ、尻尾の先は棘々のボールのようだ。頭は蛇のように細い顔で、水を飲むときに長い舌がチロチロと見え隠れしている。 こいつが、魔女たちの言っていたオフィタディオタウルスという獣なのか?だったらこいつがダーガ・ウィーズルタングとかいう奴のところまで案内してくれるっていうのか? 俺はこいつの目の前まで近づく。オフィタディオタウルスは俺を見つけた。動かずにじいっと立ち尽くし、次の俺の出方を見守っている。穏やかな性格のようだ。 そうだ、こういうのはどうだろう。 俺は近くで飛んでいた小鳥を捕まえて握りつぶした。そして動かなくなった小鳥を餌として、オフィタディオタウルスの口の前に突き出す。 (技術点チェック、成功!) 長い舌が巻きついて、俺の差し出した贈り物をぺろりと平らげた。何だか変わった感情が初めて湧き起こったぞ。こいつが「うれしい」っていう気持ちか! どうやらこいつは俺を信じてくれたようだ。だったら賭けてみるか。 人間どもに比べると大きい身体の部類になる俺だが、オフィタディオタウルスもがっしりした身体を持っているので、そうそうつぶれたりはしないはずだ。だから思い切って、俺はこいつの背中に跨ってみた! ヒヒイイン! 驚いたオフィタディタウルスは暴れたが、それも一瞬だけだ。すぐに大人しくなる。 俺は太い指でこいつの首をつかみ、かかとで腹を蹴る。すると突然、オフィタディオタウルスは走り始めた。うわ!今度は俺が驚いた!! パカラッ パカラッ パカラッ ・・・ 藪に分け入って、森の中でどんどん速度を上げていくオフィタディタウルス。ピシピシと小枝が俺の身体にぶつかってくるから、顔を下にしてしがみつくのが精いっぱいだ。 こいつがどれくらいの距離を駆けたのかわからないが、さすがに疲れてきた。腕が痺れて、もう振り落とされることを覚悟したそのとき・・・ オフィタディオタウルスが立ち止まる。 ぽっかり開いた森の中の空き地に着いたのだ。 俺が急いで背中から飛び降りると、俺をここまで連れてきたオフィタディオタウルスは、駆け足で森の中に消えてしまった。 この場所でどうしたものだろうか?俺が途方にくれて頭をぽりぽり掻いていると・・・ (ガキン! キン! うああ! やめてくれえ!!) (へっへっへ 身ぐるみはいじまえ!! 観念しな!!!) 闘いの音、そして悲鳴が聞こえてきた。その音はこっちに近づいてくる。ハッとして俺は素早く近くの茂みに身を隠す。そして何がやってくるのか見届けることにした。 やがて3人の姿がもみ合いながら、この空き地に転がり込んでくる。 うち2人は人間の山賊のようで、革の胸当てとナイフを身につけている。 こいつらは白髪のエルフを殴りつけていた。エルフは滑らかな布のローブを身にまとっているが、逃げる途中で落としたのか武器は持っていない。2対1ではどう見ても分が悪そうだ。抵抗しているものの、腹や顔をしたたかに殴られ続け、とうとう地面に突っ伏して弱々しく呻くだけになった・・・。 (1)エルフを助けようとするか? (2)黙って見ているか? (1)だ。ドリーの三姉妹の導きによると、おそらくこの情けない痩せっぽちが、ガレーキープに潜り込む方法を知っているダーガというエルフのはずだ。そしてガレーキープには、俺が倒すべきザラダン・マーと、俺が求めるべき真実がある・・・ だから俺はぬうっと茂みから出た。山賊どもはぎょっとして振り向く。そしてお互いに顔を見合わせた。 テール「な、なんだこいつ・・・」 俺「 ・・・ 」(一歩、ずいっと踏み出す) ビビッツ「テール、どうやらこいつ、エルフの助太刀気取りだ!」 俺「 ・・・ 」(また一歩、ずん、と進む) テール「わかってるさビビッツ、返り討ちにしてやるぜ!」 この山賊の2人組は、お互いをビビッツとテールという名前で呼び合う。そして同じような動きで同時に俺へ向かってきた! (本文中『君は同時に戦わねばならない』とありますので、ここは複数戦闘になります) 【山賊1 技術点8 体力点9】 【山賊2 技術点8 体力点7】 1R 山賊2を指定 (山賊1/13)(山賊2/13)(“君”/21) 山賊2/体力点-2 俺はまずスタミナのなさそうなテールを殴る!しかし・・・ 「落ち着け、連携だっ、人間様の知恵を見せてやれっ!!」と山賊どもが目配せする。 2R 山賊2を指定 (山賊1/14)(山賊2/11)(“君”/1ゾロ) “君”/体力点-4 そしてひらりひらりと右から左から・・・ ぐうっ!奴らのナイフが同時に俺を刺す!! 3R 山賊2を指定 (山賊1/13)(山賊2/15)(“君”/16) 山賊2/体力点-2 だが、これで俺の闘志に火がついた。 こいつらは敵だ!俺の行く手を阻む障害だ!! 4R 山賊2を指定 (山賊1/18)(山賊2/17)(“君”/20) 運試し吉 山賊2/体力点-4 ←OverKiLL!! 俺はテールの両腕を押さえて、上半身を紙のように引きちぎるっ!! 山賊の片割れは悲鳴を上げる間もなく鮮血とともに絶命した。 5R (山賊1/14)(“君”/18) 山賊1/体力点-2 「なん・・・だと・・・!」残されたビビッツはじりじりと後ずさる。 どうやら俺にかなわないと悟ったようだ。 6R (山賊1/15)(“君”/15) Draw だがもう遅い。 ちょこまかと逃げるな、貴様・・・ 7R (山賊1/18)(“君”/22) 山賊1/体力点-2 俺はビビッツの右足首を手で捕え、容易くポキリと折る。 「ひい!」と、短く叫んだのが・・・ 8R (山賊1/18)(“君”/3ゾロ) 山賊1/即死 ←KiLL!! こいつの最期の言葉だった。 俺は、足を折って動けなくなったもう一人の山賊の胴体を、ズシンと踏み潰す。 ズシン!ズシン!念には念を入れて、ビビッツの身体を何回も何回もしつこく踏みつける。とうとう背骨というか肋骨というか、なにもかもが粉砕されてこいつも死んだ。山賊の2人組は、静かな森の中で、血まみれの肉塊に姿を変えた。 そして俺は、相変わらず地べたに倒れているエルフに注意を戻した。エルフは自分も同じような目に遭うと思ったのか、俺と目が会ったとき、びくっと縮こまる。 お前がダーガ・ウィーズルタングだな? なるほど、イタチの舌が生えているような、卑屈な顔だ!! 【技術点11/11 体力点11/15 運点9/10】 SAVE:448
by mccoy12345
| 2009-01-14 22:32
| モンスター誕生
|
ファン申請 |
||