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甦る妖術使い
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【技術点14/14 体力点22/24 運点10/14】
無事にダンジョンから生還した俺たち。だが一息なんてつけないぞ。 これでようやくラザックを倒す目処が立ったんだ。冒険はこれからだ!( ̄ー ̄) 取り急ぎ、熱気球を動かしたいんだけど・・・ ボーリー「気球を膨らますために火を起こさなきゃならん。お前さん方が焚き木を集めている間に、気球を広げておくよ」 ブリッツ「うぃーっす」(゚Д゚ )ノ 熱気球を再び浮かび上がらせるために、俺とシャムは十分な量の焚き木を集めることになる。3時間近く原野をうろうろしてからようやく準備が整い、ボーリーが金属の管を取り出して気球の首に接続し、もう一方の端を火の上に吊るす。 しばらくして気球に熱い空気が満ち始める・・・そのときだ! シャムが異変を感じとり、地平線の向こうを見つめた。 「馬が近づいてくる」落ち着いた声で彼は言う。「ホブゴブリンの襲撃部隊だ。あんたの準備が終わるまで、ここに来ないことを祈ろう」 ブツブツ言いながら汗まみれで作業を急ぐボーリー。 あー、俺にも見えた。見えた。全部で20頭くらいか。馬にそれぞれ1匹ずつホブゴブリンが騎乗している。頭数だけはそろっていて、弓矢の飛び道具も持っているから、戦うとなると、こりゃあけっこう手ごわいぞ。 おい、まだかよボーリー!(((゜Д゜;))) ボーリー「だったらお前らも手伝え!風を送り込むんだ!」 ブリッツ「わかったよ・・・うんしょっと!!!」 シャム「十分膨らんだんじゃないか?」 ボーリー「いや待て・・・もう少し・・・!」 そのうちどんどんホブゴブリン軍団が近づいてくる。戦いの雄たけびが迫ってくる! ビイン!奴らの放った矢が俺の脚元に突き刺さった。早くしろよ! ボーリー「・・・よしOKだ!気球をつないでいるロープを木の株からほどいてくれ!」 ブリッツ「わかった、俺がやる!」 ε=ε=ε=ε=ε=┌(; ・_・)┘ シャムとボーリーは急いで籠に乗り込んだ。そして俺はボーリーに言われたとおり、もやい綱をほどきに行くが・・・なんだよこれ、固く結びすぎだぞ!ほ、ほどけねえじゃないか!! そうこうしているうちにホブゴブリンどもが襲いかかってきた!(゚Д゚υ≡υ゚Д゚)ァタフタ ええい、じゃあ、こうだ!俺は俺はロープを剣で斬る!ずばっ!! 熱気球はふわあっと空に舞い上がる! とっさにロープの端をつかむ。すると俺も上空に引っ張り上げられた。熱気球から垂れたロープに、プランプランとぶら下がっている格好だ。 ひょえええ、こえええええ!!(@Д@) 「今引き上げるからな!」籠の中にいるシャムとボーリーが急いでロープを巻き取り、俺を収納しようと試みる。だがホブゴブリンのうち、勇敢な一騎が、鞍の上に立ち乗りになって俺の脚をつかみやがった! くっそー蹴っぱくって振り落としてやらあ!ここで技術点チェックさ。楽勝!・・・って、あら、6ゾロ!ファンブった!!(つД`) 俺の蹴りをかわし、ロープにしがみつくホブゴブリン。ぎらっと腰からナイフを抜いて突き刺そうとしている。俺を巻き添えにして落下するつもりか。そうしたら俺は、ホブゴブリン襲撃部隊が待ち受ける包囲網の真ん中に墜落して、リンチでボコ殴りじゃねえか。 ええい、そうなってたまるか!もっかい技術点チェック、うん、今度は大丈夫!(ほっ) 俺は何とかロープにつかまり続け、ホブゴブリンを蹴り落とした! 余計な荷物を除去して、俺をぶら下げた熱気球は、ゆっくりと空に上がっていく。だがまだ高度は地表近くだ。今度は奴ら、悔し紛れに矢を射かけてきたぞ! 1d6を振り、何本が俺まで届いたかを決める。出目は6。最大値かい!(><) 次はその届いた6本の矢のうち、何本が俺に命中したかだ。1d6で6が出たら命中で体力点-2だってよ。どうだ!?・・・(6,2,3,6,5,5)・・・ぷすぷすっと2本当たった。 これで体力点-4かあ。ケツに2本の矢が刺さりながら、俺は何とか籠まで引き上げられるのだった・・・。 ボーリー「今のはギリギリだったなあ」 シャム「ホブゴブリンどもが散っていく。やっとあきらめたようだな」 ブリッツ「うう、痛えええ・・・」(T-T) ボーリー「少なくとも俺らはここで安全だ。風が俺らを北西に運び続けてくれるように祈ろう」 最愛の熱気球に戻ったボーリーは、陽気に綱を操作しながら、進路を北西に向ける。 ああ頼むぜボーリー。俺とシャムはやることないんで、少し休ませてもらうからな。 とりあえず治療薬1個消費しておこう。体力点+4して相殺だ(治療薬は残り7個)。それから俺はくたくたになって、籠の中で体育座りになって、目を閉じるのだが・・・。 ボーリー「まったく、最近の物価には驚かされるよ」 なんてこった。進路のセットが終わってヒマそうなボーリーは、眠っちゃった俺とシャムに向かって話しかけてきた。何やらおしゃべりに付き合ってほしい様子だ。 ああもう、風は読めるけど空気は読めない奴だな!(-Д-) ボーリー「あんたは、ポートブラックサンド、あの盗賊都市での、戦闘用ハンマーの相場を知っているかい?」 ブリッツ「ふえ・・・今しなきゃいけないのか、その話は・・・」 ボーリー「おいおい、俺の話を聞けよ!」 シャムはボーリーの無駄話なんか気にしないで、顔を伏せてくうくう寝ている。あっちがう、背中がぷるぷる震えているから、笑いを噛み殺しているぞ。 あのやろータヌキ寝入りしてやがるな。んもう!俺が話に付き合うしかねえのかよ! ブリッツ(あくび交じりに)「いくらなのか、まったくわからねえよぅ・・・」(つA`) ボーリー「なんと、金貨35枚だぞ!ばかげてる!」 ブリッツ「ふうん」(*+_+) ボーリー「それだけあれば、いい革の靴と剣と盾が買えて、さらに酒場で温かい食事と1杯のエールを味わって、釣りがくるってもんだ。故郷に戻ったら、俺は武器専門の鍛冶屋になるぜ!」 ブリッツ「ああ、そう」о(_ _)о ボーリー「ところでドワーフの武器と言えば、“戦いのハンマー”が有名だが・・・」 そういうわけで、この陽気なドワーフは続く2時間を、ドワーフの伝説と自分の一生について、延々と講釈を垂れ流すのだった。うわあ、かんべんしてくれえ!(*´д`)=з だが、そんな退屈な空の旅も、長くは続かない。 薄目を開けていたシャムが、突然ガバッと跳ね起きて、西の空を指差して叫ぶ。 シャム「見ろ!空に何かいる!それも・・・こっちに向かってやってくるぞ!!」 俺とボーリーは急いで西の方角に目を凝らす。いた!あそこだ! 最初は消し炭くらいの大きさだったそれは、どうやら飛行型の生物だ。ぐんぐん大きくなって熱気球に接近してくる。そしてその姿が鮮明にわかるようになり・・・ ボーリー「おいおい・・・」 シャム「こいつぁ・・・」 ブリッツ「マジ・・・かよ・・・」 心底ぞっとするのだった。 【技術点14/14 体力点22/24 運点10/14】 SAVE:152
【技術点14/14 体力点22/24 運点11/14】
ここでちょっとおさらいだ。 俺、いや、俺たち善の勢力が、なぜこんな冒険をしているかというと、111年(※公式設定では100年です)の時を経てよみがえった、超強力な妖術師ラザックを打ち倒して、世界を邪悪からしっかり守らなきゃいけないからだ。 もちろん普通の武器ではラザックは倒せない。111年前に奴を倒した英雄クルが持っていた剣--これはもともとラザックが持っていた武器なんだけどな--でなきゃダメだ。そして、それは手に入れることができて、俺が持っている。 でもそれだけでもダメなんだよな。俺に味方してくれる魔法使いヤズトロモの調査によれば、その剣でラザックを殺したとしても、最後の詰めを誤ると、また奴は復活しちまう。100年後にまた他の誰かが苦労するってわけだ。奴がよみがえるのを防ぐために必要な、詰めの作業とは・・・ 奴の心臓をガーガンティスの角で貫くことだ。 そんなわけで、俺らはガーガンティスを狩るため、そいつが棲んでいるという「吠える通路」の最深部までやってきて、お目当ての怪物がいるところまでたどりついた。だけど・・・だけどだよ・・・ ドォスル??(*´・д・)ノ(・д・`*)ドォシヨッヵ・・・ 腐ってどろどろして嫌な臭いがする大穴、そこから顔を突きだした怪物ガーガンティスがどんなモンスターかというと・・・ そいつは緑色のうろこに覆われた巨大な恐竜(それも肉食のティラノサウルスみたいな!)によく似た身体のなりをしている。ゴツゴツした頭部でひときわ目立つのは、広く裂けた口。先の尖った長い歯が輪のように並び、餌を噛み砕く気マンマンだ。そして額の真ん中には、らせんを描いた白い角が1本生えている。その角こそ俺らが絶対手に入れなきゃいけないものなんだ。 「ギョオオアアア!」この巨大な肉食獣は長い地下生活のせいで目が弱っているようだが、それでも俺らの臭いを感じとって、爪が生えたぶっとい手を伸ばしてきた! う、うわわ!Σヽ(ヽ>ω<) 奴の手が届かないところまで、あわてて通路を戻る。 ぼごおん!奴の空振りパンチで通路の床板が吹っ飛んだ!なんてパワーだ! こりゃあだめだ。以前、ファングの迷宮探検競技で穴悪魔っていう巨大怪物に遭遇したけど、それとおんなじくらいダメだ!たった3人だけの力じゃ、どうにもできねえぞ!(><) ボーリー「だがやるしかない・・・」 ブリッツ「・・・か。シャム、弓で援護してくれ」 シャム「倒す自信があるとでも言うのか?」 ブリッツ「まあ、やるだけやってみるさ」(肩をすくめる) 絶望的な状況だが、このまま逃げ帰ったとしても、ラザックによってさらなる絶望が振り撒かれるだけだ。わずか1%の希望を信じて、俺は奴に戦いを挑むため・・・ 穴の底に飛び降りる! ずしゃ。 うわ。穴の底はガーガンティスの糞だらけだ。俺は剣を抜く。しかしどんなに飛び上がっても、俺のリーチじゃ頭の角までは届かない。うーんどうしたもんかな?なーんてちゅうちょしているとオおおおお!! (ぶううん!) ひょえええ、おっかねえええΣ(´Д`lll) 俺の上半身を根こそぎ吹っ飛ばすようなガーガンティスの右フック・・・(ぶうん!ぶうん!)・・・あれ?・・・(ぶうん!)・・・あらら、空振りばっかりで、なんかおかしいぞ?? あいつ、俺の姿が見えていないのか???(・ω・ノ)ノ 『カメレオナイトの血を塗っているか?』 おお!ずっと前のことだから忘れていた。何せあんときは自民党政権時代のときぐらい、ずっと前だったからな(って、時事ネタはすぐ風化するぞ、おい!) そう、俺は冒険の序盤でやっつけたカメレオナイトの血を身体に塗っていたんだ。それは1回だけ身体の色をカモフラージュして保護色にしてくれる! 今、俺の身体は暗い緑色をしていて、視力が弱いガーガンティスでは、はっきりと捉えられないのだ。そんなわけでチャンスだ、でやあ! 俺は奴の大腿骨に剣をぐっさり突き立てる! それと同時に、シャムの放った矢も奴の腹へと突き刺さった! 「グガアアアア!」ガーガンティスが苦痛の叫びをあげる。 「グアアアアア!グアアアアア!」くそ、うるせえぞ! 「ブリッツ、気をつけろ!」岩棚の脇からボーリーが顔を突き出し、俺に警告をくれた。 ボーリー「そいつはただの叫び声じゃない!」 なになに、本文によると・・・『その苦痛が防衛機能を動かしたらしく、内分泌腺から強力な精神エネルギー波が放たれる』だとお!この巨大怪獣はそんな攻撃もできるのか!! ガーガンティスの凄まじい咆哮に耳を押さえる俺。だがそんなの効果ない。鼻血を吹いて地面をのたうちまわる。超音波が俺の脳に働きかけるんだ。すなわち「クルッテシマエ!」と! うわあああああああああああ!!!! 『金の鎖に繋がれた半透明の水晶を首にかけているか?』 ここで俺を助けてくれたのは、やはり冒険の序盤、不幸な金鉱掘りの爺さんから譲り受けた正気の水晶だった!首にかけていた水晶が輝き、まるで透明な膜を張るように、俺らに向かってきた精神攻撃を撥ね退けてくれる。 何とか発狂しないで正気を保つことができたぞ。だけど奴を倒すには、並のやり方じゃあダメってことがよくわかった。むむう・・・ いったん撤退だ!次の方策を練るため、俺は大穴の縁をよじ登り、元の地点である岩棚まで戻る。そして俺を援護してくれていたシャム&ボーリーと合流した。 ボーリー「大丈夫か、ブリッツ?」 ブリッツ(鼻血をふきふき)「大丈夫じゃ、ねええよおおおお・・・」('A`;) シャム「剣や弓じゃタフな戦いになる。体力勝負じゃ勝ち目がない」 ボーリー「奴を殺さないまでも、角だけ折っちまえばいいのだが」 ブリッツ「おいおい、口で言うのは簡単だがなぁ」 シャム「何か別のやり方・・・あいつの身体の動きを止められるような・・・あ!」 ブリッツ「うおっ!」 俺とシャムは顔を見合わせて、ピッカリコンと閃いたぞ! 麻痺のワンド! 俺が今まで手に入れたアイテムの中に、タマルの墓場で組み合わせた、魔法の杖があったじゃないか!そそくさとザックの中から銀の杖を取り出す。ようしこいつでパラライズさせちまえ! だけど麻痺のワンドは同時に2つ以上の生物に効果を与えることはできない。もしガーガンティスを麻痺させたいなら、その前に麻痺させていた生物を解き放たなければならないし、それを頭に浮かべなければならないのだ。ええっと、あんとき、俺は試しに何を麻痺させたっけか? 思い出せブリッツ!すっげえここ重要!!Σ(*°Д`;) (・・・ウ・・・サ・・・ギ! そ う だ 。 ウ サ ギ だ ! ) 俺は麻痺のワンドを握りしめ、頭の中で凍りついたウサギを想像することにした。 そのとき、何百キロも離れた場所で、ウサギが再び跳ねた。自分が麻痺させられていたことなど気づかずに動き出し、草の中を走り始める。そして・・・ 俺らの目の前にいたガーガンティスの動きが、突然止まった!! やったぞ!歓声を上げる俺ら3人。ヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノ こうなりゃやることはただひとつ。 シャムが素早くガーガンティスの身体によじ登り、背にまたがってナイフを取り出し、ゆっくりと額にある白い角を切り取った。そしてそれを握りしめ、左手を勝利の喜びとともに振り上げる! それから満面の笑みを浮かべ、俺のもとに飛び降りてきて、伝説の角を手渡すのだった。 おおう・・・これが・・・ガーガンティスの角・・・ラザックを永久に滅ぼすアイテムなのか・・・ ブリッツ「さあ、引き上げるぜ!」 俺は2人の友の先頭に立って通路を駆け戻る。骸骨戦士の石像前を通過しても、もう氷幽霊は現れない。 そして運だめしは、吉!ついていたことに、帰り道は何者にも出会うことなく・・・ 俺らは「吠える通路」を抜け出して、地上に戻ってきた! 【技術点14/14 体力点22/24 運点10/14】 SAVE:279
【技術点14/14 体力点22/24 運点11/14】
地下通路を進んでいくと、前方からゴロゴロという物音が聞こえてくる。敵だ!o(*゚∀゚*)o ダンジョン探索じゃあ、お荷物かも知れねえけどな。戦闘だったらパーティの役に立つ自信はある。そんなわけで敵との遭遇を直感した俺は・・・ 剣を抜いてサーチ&デストロォォォオイだぜ!(ノ*°ー°)ノ その通り、俺らの目の前に現れたのは、醜い筋肉質の身体と長い爪、それに牙の間から涎を垂らしたモンスターだった。洞窟トロールだ! 奴は骨が満杯の荷車を押していたが、俺たち3人組を見つけると、棍棒を振り上げて向かってくる。1対3の戦闘になるってのに頭悪い奴だぜ・・・。 そう、この戦いはシャム(技術点10)とボーリー(技術点9)も参戦する。複数戦闘の逆パターンだ。だけどラウンドで負けたとき、ダメージを引き受けるのは全部俺だけどな! 【洞窟トロール 技術点8 体力点9】 1R (洞窟トロール/16)(ブリッツ/20)(シャム/18)(ボーリー/18) 洞窟トロール/体力点-6 2R (洞窟トロール/17)(ブリッツ/22)(シャム/19)(ボーリー/16) 洞窟トロール/体力点-4 ←OverKiLL!! いいぞ ベイべー! 逃げる奴はトロールだ!! 逃げない奴はよく訓練されたトロールだ!! ホント 戦場は地獄だぜ! フゥハハハーハァー (;゚;盆;゚;) 洞窟トロールを片づけた俺様は、戦いの興奮の余韻で荷車をドギャーンとひっくり返しちゃったりする。お?するとその底には大きな箱があったのだ。 用心しながら蓋を開けてみると、中に入っていたのは一本の酒瓶と一冊の本だ。酒瓶には「ワルソー・ビール」(Warthog Stout)というラベルが貼ってある。そして本は、その酒瓶の醸造所が発行したものらしいな。表紙に「ワルソー・ブック」と題されている。 酒に詳しいのはなんたってドワーフだろう。おいボーリー、ワルソー・ビールって、いったいどんな酒なんだ?うまいのか?? ボーリー(露骨に顔をしかめて)「ウウッ!ワルソー・ビール!いったいどうすりゃ、こんなドブ水が飲めるんだ。むかむかするぜ!」 マアマア(・ε・`*)メ(・д・`*)ン(・∀・`*)オチツケヨ ボーリー「あいつらは何でも飲むんだ。だいたいあいつら字が読めないのに、何でこんな本が出版されたか、わからないや」 ブリッツ「そりゃあさ、トロールから見りゃあ、あんたがグビグビ飲んでる火酒のほうが・・・」 シャム「床に塗るワックスか、板塀に塗るニスのような味わいなんじゃないか?」 俺とシャムはからかってケラケラ笑う。酒にうるさいボーリーは、ほっぺたをぷくうと膨らませた。 ボーリー「フン!とにかくトロールがどれだけ間抜けか、ちょっと読んでみるか」 やれやれ、ちょっと一休みだ。┐(´∀`)┌ 腰を落ち着けて、ボーリーの酒講釈につきあうことにする。ワルソー・ビール愛好者のための年鑑ファンブック「ワルソー・ブック」を開き、そこに書かれていることにあらん限りの悪態を吐き散らすボーリー。そんなに嫌いなら読まなきゃいいのに・・・。 ボーリー「どこの誰がこんなことをやるってんだ!」 シャム「何をさ?」 ボーリー「ホビットの耳大食い競争のアランシア記録だ。いくつだと思う?118だってよ!」 ブリッツ「なんかホントに、どーでもいいことしか、書かれてねえんだな。逆に感心するわ」 ボーリー(本を投げ捨てる)「さあ、行こうぜ!」 シャム「ホビットの大食い記録はどうだか知らんが、アランシア中で最も背が低いドワーフは知ってるよ・・・それはボーリー、あんたさ」(´・∀・`) ブリッツ「ヒーハー!ちがいねえや!」ヽ(*´∀`)ノ ボーリー「うるさい、どうだっていいだろ、そんなこと!」(`皿´) はいはい、休憩、終わりー! 小休止を終えて通路をさらに進むと、すぐに2つに分かれていた。右の通路は見渡す限りまっすぐ伸びていて、左の方はすぐに行き止まりだ。そして行き止まりには動かない人のようなものが横たわっていて、さらにネズミの鳴き声も聞こえてくる。 うーん、薄暗くてよくわからんが、どうやらあれは屍と、腐肉にたかっているネズミって風情だな。下手に近づくと疫病をもらうかもしれない・・・(ーー゛) なので無用なリスクは負わないぜ。左の通路は回避だ。右の通路を行こう! 分かれ道を右に折れて、そこから長ーい地下通路をひたひたと歩き続ける俺たち。 すると、2体の骸骨戦士の石像が両脇に立っている地点にさしかかった。俺たちが骸骨戦士像の間を通り抜けると・・・ (ひゅうううううううう)・・・いきなり冷たい風が吹きつけてくる・・・次第にその風は・・・ (ごおおおおおおお)・・・吠えるような突風に変わった! 異変を感じてピタッと背中を合わせる俺ら3人。 「どうやら目的の場所にいるみたいだな」ボーリーがいつもより真剣な声で言う。 「来るぞ!アンデッド!」叫び声のような風音に負けないくらいの大声で、シャムが敵を察知したことを告げる。 そして、吠え猛る風とともに通路の向こう側から、ものすごい速度で飛んでくるのは・・・ 苦悶の顔を浮かべ、霧状の身体をたなびかせて、らせん状に回転しながら浮遊している人型の亡霊だ。その口は開いたままで、魂が消えるような叫び声を絞り出し続けている!! シャム「氷幽霊だ!あれが近くを通るときに触れられるなよ!気をつけろ、3体同時に来るぞ!」 シャムの言う通り、氷幽霊というアンデッド3体が俺らに向かって、ねじり込みながら突進してくる。奴らの霧状の身体にはどんな武器も効かない。だからここやることは戦うことじゃない。氷幽霊の呪われた身体に触らないよう、身をかわして避けるしか方策はねえってわけだ。つまりは・・・3回連続で技術点チェックだ、さあいくぜ!! (1回目)・・・(2回目)・・・(3回目)・・・ OK!クリアだ!!p(`・ω・´)q まあ俺の技術点は、今まで大事に温存できていて14だからな。6ゾロでファンブルしない限りは楽勝よ! 恐るべきアンデッドは振り返ることなく俺らを通り過ぎ、そのまま通路の奥へ飛び去ってしまった。そしてこの場に再び静寂が戻る・・・。 シャムとボーリーもかろうじて氷幽霊をかわせていたようだ。ほうっと一息つく俺たち。 ボーリー「俺はここの“吠える通路”って地名が、氷幽霊が巣くっているからだって、思いたくはないね」 ブリッツ「まあ、あいつらが帰ってこないよう望むだけさ。その前にコトを終わらせないとな」 シャム「見ろよ、また前方に2体、骸骨戦士の像があるぞ!」 俺らは覚悟を決めて、さらにまた骸骨戦士の像を通り抜け、ダンジョンの最深部に踏み込む。 もう氷幽霊は現れない。そして先の方から、巨大な野獣の低い唸り声が聞こえてくる。 岩棚に通じる深い穴の底と、通路がぶつかるところに・・・・いたぞ・・・いやがった・・・ ガ ー ガ ン テ ィ ス が ! ( ・д・) 【技術点14/14 体力点22/24 運点11/14】 SAVE:56
【技術点14/14 体力点22/24 運点12/14】
打ち付ける音の正体は、通路の壁をピッケルで掘っている音だとわかった。 通路の先は行き止まりで、拡張工事中だ。掘り進んでいる作業員は・・・うえっ、青ざめた肌と、空虚に膨らんだ目を持っている、3体のゾンビだ。うち2体は通路の壁を掘り進んでおり、もう1体は一輪車に岩を積んでいる。 奴らは黙々と働いている。俺らが近づいても全く気づくことなく、命じられた掘削作業をただやっているだけだ。 シャム「なるほどな。さっきのドラガーは、このトンネルで働くゾンビどもの監督か」 ボーリー「けれど何のために?ガーガンティスのためのか?ま、なんにせよここで行き止まりってわけだ・・・おいブリッツ、むやみに近づくな!」 ボーリーの制止もなんのその。 襲いかからないのがわかっていたので、俺はもっとゾンビどもに歩み寄ってみることにした。ひょっとしたらこいつらが運んでいるのは、金とかダイヤモンド鉱石とか・・・(*゚∀゚)=3 うんにゃ、やっぱりただの石くれだった(´・ω・`) だけどゾンビどものことがもう少しわかったぞ。こいつらはみんな腕に「5」という数のイレズミをしていたんだ。 ボーリー「・・・だから?」 ブリッツ「いや、だからって言われても、困っちまうんだけどな・・・(;´д`)ゞ」 シャム「はいはい、さっさと道を戻るぞ」 なんだかなあって感じで、ゾンビどもが働いていた突き当たりに背を向け、さっきのドラガー撃退地点まで戻る。 ところが驚いたことに、そこで俺らが切り刻んだドラガー部隊の死骸は、血の跡を床に残している以外は、すべてなくなっていた。 誰が片づけた?そしてそいつは、俺たちの敵か?味方か?( ・д・) 薄気味悪さを覚えながら、さらに通路を戻り、いちばん最初の分かれ道のところまで戻ってきた。そして今度は左の通路へ行ってみることにする。 こっちの通路も下りだが、壁には30mおきに生き物の頭蓋骨がかけられており、その中にはろうそくがおぼろげな明かりを灯している。 さあ先を進むぞ。隊列は先頭が俺、真ん中がシャム、いちばん後ろがボーリーだ。 壁のろうそくの明かりに加えて、俺らが持っている松明も周りを照らすが、それでもあたりは薄暗い。通路の先まで見通せない・・・そして天井に・・・ 奇妙なゼリー状の怪物がへばりついていることもだ! (ここで1d6を振り、出目は6です) シャム「・・・っ!!!」 ブリッツ「うわお!」Σ(゜д゜uノ)ノ 天井から奇妙なアメーバ生物がずり落ちてくるのと、危険にいち早く気づいたシャムが俺を押し倒すのが、ほぼ同時だった。ごろんごろんと床を転がる俺とシャム。一瞬の差で、身体がこいつに触れないですむ。びっくらこいたぜ! だけど床でぶるぶる震えている、この珍妙なスライムもどきは何なんだ? 「鉄食らいだ」後ろにいたボーリーは冷静にそう告げると、松明の先でじゅうっと焼いた。 うわっ、錆の臭いが充満する。こいつは鉄食らいといって、肉じゃなくて金属(特に武器と鎧)が大好物のモンスターだったのだ。俺の身体に降りかかっていたら、武器も防具も溶解してイヤーン18禁のエロエロになるとこだった。もし俺が女だったらな。( ´_ゝ`) ていうか、対ラザック最終兵器である英雄クルからもらった剣も、ここで溶かされちゃうところだったってことか。アブネエアブネエ。背筋を冷やすだけでのりきった。ふうう! あ、でも、なんだかさっきから、シャムとボーリーの視線が痛い・・・ ボーリー「さっきのゾンビのことといい・・・ブリッツ・・・わかるだろ、な?」 ブリッツ「うん・・・」 シャム「先頭は俺が代わろう」 ブリッツ「サーセン」il||li (つω-`;)il||li 今度はシャム、俺、ボーリーの順で隊列を組み、通路を下りていく。 壁に等間隔で設置された光源、頭蓋骨の中のろうそくは、相変わらず不気味な光を放っていて・・・ん? 俺は妙なことに気付いたぞ。ある1箇所の地点だけ、頭蓋骨じゃなくてヘルメットの中にろうそくがかかっているのだ。 なんでここだけドクロじゃなくて、ヘルメットなの?(´〇ω〇) 俺は好奇心からそのヘルメットに手を伸ばそうとする・・・が! ボーリー「ン、ン!!」(咳払い) ブリッツ「 (ビクーン!) 」 後ろのボーリーが目を光らせていたので、ヘルメットはそのままスルー ┐(*´~`*)┌ ちえっ、つまんねえな。口をとがらせて八つ当たりで、俺は床に落ちていた小石をカツーンと蹴った。ああ蹴りましたともさ。蹴っぱくっちゃったヨーン!(´ー`) (かちっ) あらら?なんだか変な音??(゚Д゚υ≡υ゚Д゚) シャム「馬鹿、それは・・・!」 ドコオ!床に大穴が開く! 落とし穴の罠のトリガースイッチだった!! (運だめし、吉!) 俺は5m下に落ちて複雑骨折しないですむ。危うく穴の縁で、シャムとボーリーが片腕ずつ捕まえてくれていた。あ わ わ わ わ ・・・ (((( ;゚д゚))) シャム「なあ、下にガーガンティスがいるかどうか、見えるかい?」(←からかい半分) ブリッツ「ふ、ふん。別に助けてほしいなんて、言いませんでしたわ!」(←なぜか強がってツンデレ口調) ボーリー「ほほう。シャム、このまま手を離してみようか?」(←意地悪げに) シャム「そうだな。この格好も疲れてきたし・・・」(←同じくニヤニヤ笑って) ブリッツ「あ、うそです。ごめんなさい!」(>△<) わかったよ、おとなしくしてますよ! あーあ、仲間がいなけりゃ、ここで俺様、何回死んでんだ??? 【技術点14/14 体力点22/24 運点11/14】 SAVE:79
【技術点14/14 体力点24/24 運点13/14】
ぷか ふわ ぷか ふわ 快適な空の旅も、いつしか 熱気球の操作はボーリーに任せきりで、俺とシャムは別段やることもない。なので心地よい空の風を受け、はしゃぎすぎた俺たちは、ついウツラウツラしてしまう。 ぷか ふわ ぷか ふわ ・・・はっ!(°Д°) ブリッツ「ふいー・・・」 ボーリー「居眠り王子のブリッツ閣下。起きたかね?地べたに墜ちる夢でも見たか?」 ブリッツ「うんにゃ、違う夢だ」 シャム(同じく目覚めて片目を開けてた)「何の夢だ?」 ブリッツ「これと同じように空を飛ぶ・・・いや、もっと大きな、まさに帆船だったな。俺はその船長で、西の空を駆けて大海を越え、果てのない旅に出かけようとするんだ。混沌の魔物たちといっしょにな」 ボーリー&シャム(顔を見合わせる)「 ・・・ ・・・ ・・・ 」 ブリッツ「だけど途中で空飛ぶ船から飛び降りる。理由はちょっと思い出せねえが。そしたら地面には歯の抜けたババアが待ち構えていて、その傍にいたのは槍を持った金髪の・・・アアあいつか・・・」 独り言をブツブツ唱えている俺を、真顔で覗き込むシャムとボーリー。 あらら、なんだよ。この雰囲気。俺はふざけてバン!バン!とシャムの背中を叩いた。 だから夢の話だって、もう、マジにすんなよ!ヽ(*´∀`)ノ ぷか ふわ ぷか ふわ 熱気球は月岩山地の西端をかすめて、本格的に逆風平原のまっただ中へと入る。さあ、本腰入れようか!(`Д´)ゞ この平原の中央近くには、さらにいちばん真ったいらな西の平地がある。そしてそこには、伝説の怪獣ガーガンティスが潜むという・・・ ボーリー「どうだ、吠える通路(Screaming Corridor)は見つかったか?」 ブリッツ「んー、よく見えねえ。もうちょっと下げてくれい!」 ボーリー「雨雲が近づいて気流が乱れてるんだが・・・しょうがないな・・・」 古いパイプを噛みしめながら、巧みに操作索を操るボーリー。そのたびにぐわっと地面が近づいてくる。墜落の危険に背筋が冷たくなりながら、俺らは地表を凝視する。どこか・・・どこかに・・・洞窟や洞穴のしるしはないか??? (ここで運だめしです。現在の運点が13だから、自動的に吉!) ひょおおおおおおーーーーひょおーーーー なんだこの音? 「風の音だ。地面に風が吹きわたる音」シャムが狩人の経験から察する。 「強い風が穴の上を走ると・・・」ボーリーは空になった酒瓶に横から口をつけ、鋭く息を吐いて同じような音を出した。いわゆる「びん笛」ってやつだ。「・・・こんな音が出る」 なあるほど、そういうことか、近い、近いぞ! ・・・見 え た ! あ そ こ だ ! (・∀・) 小さな丘を飛び越えると、地中ぽっかりと開いた洞穴があった。あそこに下ろしてくれ! 「合点承知!」ボーリーは即座に気球の空気を抜く。熱気球はぐうーんと高度を下げて地面に近づき・・・「何かにつかまってろ!」・・・と、ボーリーが叫んだ次の瞬間! どさあっ!! 俺らを乗せていた籠は、着地したときの勢いでゴロゴロと転がってしまう。しかし3人ともケガはない。折り重なった身体をほどきながら、何だかハイになって俺らはケタケタと笑い合った。 やっぱり地上の旅の方がいいかもな!(´・∀・`) さて、ここまではうまくいった。問題はこれからだ。俺らは気を引き締め直した。 しぼんだ気球を折りたたみ、籠といっしょに近くの岩陰の中へと隠す。それから俺とシャムは剣を、ボーリーは戦斧を手に握り、持ってきた松明に明かりを灯す。 挑むのは真っ正面にある、まるで地獄に続いているかのように中が真っ黒な洞穴だ。ここが吠える通路か・・・ シャム「ガーガンティスの化け物が本当にいるといいんだがな」 ボーリー「まったくだ・・・もっとも、後でそんなことを言ったのを、後悔するかもしれんがね」 ブリッツ「さあ、行こうぜ」 俺たちは緩やかに下っている通路を進み始める。 歩いて5分もすると、通路が二手に分かれていた。まさにダンジョンの基本だが、右か?左か?んー、何の情報もないしなあ(-"-;) じゃあ、右だ、右! 洞穴はまだ下り続けていいて、しかも曲がりくねっている。地表の明かりが届かないくらい深くまで来てしまったぞ。 そしてここで、通路の向こうから、何かがこちらに向かってくる足音を聞きつけた! シャム「二本足!身体は俺と同じくらいで、数は6人!金属鎧を着ている!」 さすがシャム。足音だけでそこまでわかるとは(* ̄0 ̄*) やがて俺らの前に姿を現したのは・・・シャムが察知した通り、大きな耳と牙を有した、オークとトロールの混血のような醜いヒューマノイド6人だった。ドラガーというモンスターらしい。 そいつらは長くてぼさぼさの髪の毛を兜の中に入れ、鋲だらけの金属鎧を着込み、剣や槍を構えている。明らかに侵入者である俺たちをサーチ&デストロイする気満々である! じゃあ返り討ちにしてやろう!俺らは2名ずつ相手を分担する。 ドラガー部隊を迎え撃つぞゴルァ!(°⊿°) 【ドラガー1 技術点9 体力点9】 【ドラガー2 技術点9 体力点10】 1R (ドラガー1/17)(ブリッツ/25) ドラガー1/体力点-2 狭っ苦しい地中回廊のおかげで、1匹ずつ相手すればいいのは何よりだ。 2R (ドラガー1/16)(ブリッツ/20) ドラガー1/体力点-2 久しぶりの戦いで気合いも充実、ガンガン攻めるぞ! 3R (ドラガー1/14)(ブリッツ/25) ドラガー1/体力点-2 4R (ドラガー1/16)(ブリッツ/21) ドラガー1/体力点-2 5R (ドラガー1/17)(ブリッツ/21) ドラガー1/体力点-2 ←OverKiLL!! よし、次っ!! 6R (ドラガー2/17)(ブリッツ/24) ドラガー2/体力点-2 7R (ドラガー2/14)(ブリッツ/22) ドラガー2/体力点-2 8R (ドラガー2/20)(ブリッツ/19) ブリッツ/体力点-2 ドラガーが死に物狂いで繰り出した槍が、俺の腕をかすめた。 ラッキーヒットか。ちい、やりやがったなあ! 9R (ドラガー2/11)(ブリッツ/21) ドラガー2/体力点-2 10R (ドラガー2/15)(ブリッツ/21) ドラガー2/体力点-2 怒り狂ってさらなる猛攻を加える俺たちに、恐れをなして退却を始めるドラガー部隊。 シャムとボーリーも大丈夫そうだな。よし、逃げられると厄介だ。 11R (ドラガー2/17)(ブリッツ/18) ドラガー2/体力点-2 ←KiLL!! ここで仕留めるぞ!でりゃああ! 俺らの追撃戦により、ドラガー部隊は為す術なく殲滅させられた。ボーリーとシャムも俺と同じくらいのダメージを負ったものの自分の相手を打ち負かし、まだまだ元気いっぱいだ。 俺は奴らの死骸を調べる。リーダーが付けていたベルトに皮のバッグが吊るされていて、その中に青銅のカギと茶色い粉の入ったブリキ缶を見つけたぞ。青銅のカギは俺が持っていくとして、この茶色い粉は・・・以前は回復の魔法薬だったけどな。シャムに渡してみよう。何だかわかるか? シャム(粉をクンクン嗅いでから)「ふん、ひどいもんだ!」 シャムは軽蔑した様子で、茶色い粉を地面にどさっと撒き散らし、さらには缶も蹴っぱくって、遠くに飛ばしちゃった。あーあ。何だかよくわからんが、ま、とにかく“ひどいもん”だったらしい。 さてと、先に進むとするか。 俺らはいっそう用心深く、足音を殺して地中の通路を進んでいく。 問題は、この「吠える通路」が--さっきのドラガー部隊と遭遇したってことは--明らかに混沌の軍勢によって占拠されているということだ。 奴らがなんでここにいるのか、その目的はわからん。しかしとにかく敵は大ボスのガーガンティスだけじゃないってわけだ。やれやれだぜ ┐(*´~`*)┌ また数分ほど歩くと、岩を打ち付ける鈍い音と、鎖がジャラジャラ鳴っている音が聞こえてきた・・・ 【技術点14/14 体力点22/24 運点12/14】 SAVE:214
【技術点14/14 体力点24/24 運点13/14】
断言できる。俺は今までの人生の中で、もっとも奇妙な光景を目にしている・・・ そこにあったのは、ヤズトロモの塔並みに大きなずだ袋だ。それが逆さになっていて、口のところでボーリーが焚火をガンガンたき、デカ袋の中を熱い空気で満たしている。当然、デカ袋はふわふわ上っていこうとしているのだが、飛んで行ってしまわないようにスタブはじめ他のドワーフたちが、ロープにしがみついて押さえつけている。 ボーリー「これがわしの発明さ!熱気球と呼ぶんだ!!」 シャム「ね・ね・ね・・・・」 ブリッツ「 ね つ き き ゅ ー ????? 」 Σ(°Д°υ) スタブ「おうよ!これに吊るしたかごに入った人間を遠くまで運んでくれる。空に舞い上がって風に乗り、山を越えられるのさ!」 ブリッツ&シャム「ふえー・・・」(°Д°) へえ、こんなんで空を飛べるのか。そうかあ。 いやはや、ドワーフの技術力ってのは大したもんだ。まったく俺らは感心するだけだ。うん、朝からおもしろいもの見させてもらったよ。 さてと、俺らもあまりここに長逗留はできねえな。そろそろ馬に乗って旅を再開するか・・・ ボーリー「おいおい、どこへ行く気だ?」 ブリッツ「俺らも俺らで、そろそろ出発しなきゃ。御馳走ありがとよ!」 ボーリー「わしらはガーガンティスを見つけなければいけないんだろう?」 シャム「ああ、そうさ・・・ってボーリー、お前さん、今、“わしら”と言わなかったか?」 ボーリー(にやりと笑ってうなづく)「お前さんたちが乗ったらすぐに、空に出発するぞ!」 な ん で す っ て え ?(◎皿◎) 俺らもこれに乗り込めと!!?? 「いや、だってこれ、ありえねえだろ!ヽ(ヽ°ロ°)」 「試験飛行とかしたのかよ!(≧Д≦)」などと顔面蒼白で文句つける俺たち。ボーリーは俺らのそんな口ごたえに対して視線をそらしつつ「て・・・てすとなら・・・したもん!(´ε`*)」と、スヒースヒーと口笛を吹きつつバックれている。 呆気にとられて顔を見合わせる俺ら。 まじか? まじなのか? これに乗らないと・・・ スタブ「幻の怪獣ガーガンティスを手っとり早く探すには、この熱気球に乗るしかないぞ。地べたをはいずりまわって野垂れ死によりはましだろう?」 ボーリー「わしがしっかり操縦するわい。墜落なんかするもんか!」 確かに月岩山地での道中は苦労した。 そしてここから先、俺に許されている時間は無限ではない。 空に上がればモンスターに襲われる危険はないし、山があろうが川があろうが飛び越えてラクラク先に進める。そして鳥のように広い範囲を見渡せて、目指すべきガーガンティスのねぐらを効率よく見つけだすことができる。 そうだな。この熱気球は、ヤズトロモが言ってたように、俺らの旅を十分に助けてくれる・・・ ブリッツ「OK、ボーリー、よろしく頼むっ!」p(`・ω・´)q シャム「正気かよ!俺は嫌だぞ!狩人の誇りにかけて絶対反対だ!!」 ブリッツ「でもよう、ガーガンティスを狩りに行くんだろ?伝説の怪獣をよ」 シャム「うっ・・・」 ブリッツ「やっぱ、ふつーのやり方じゃ、だめなんじゃねえの??」 シャムは、俺と、ボーリーと、大きく膨らんだ熱気球を交互にきょろきょろ見て・・・ 「わかった!ブリッツ・ザ・チャンピオンに従おう!」と怒鳴り、「はあーー!」と、大きなため息をつくのだった! ようし!じゃあ出発だ!!ヽ(´▽`)ノ 覚悟を決めた俺とシャムは旅支度を整え、急いで熱気球に吊るされたかごの中に乗り込む。いっしょに乗り込んだボーリーが、下にいるドワーフたちに縄を離すよう命じた。 すると気球は滑らかに--うわあ、すげえ、本当に浮いてる浮いてる!--俺らを乗せて空へと舞い上がった!! 地面に残ったスタブが「ブリッツ、がんばれよ!」と、声の限り叫んでくる。あれっ?あんたはいっしょに来ねえのかよ!?(・⊿・) スタブ(肩をすくめて)「わしが乗ったら定員オーバーなんじゃ。なので残念だがついていけんわい。ラザックを成敗したら、またビールをおごってやる!」 ブリッツ「本当かい?楽しみにしてるぜ!」 スタブ「だから絶対生きて帰って来い!約束だ!幸運を祈る!」 ブリッツ「おう、任せとけ!」 スタブ「・・・たしかに幸運が必要だな」(←ぼそりとつぶやく) ブリッツ「 (・∀・`)ノシ 」(←そんなスタブのつぶやきなど聞こえていない) 高度はどんどん上がっていき、見る見るうちにストーンブリッジが小さくなっていく。もう自分の声が届かないくらいにお互いの距離が離れてから、同時に「ありゃ、いかん!」と、スタブと俺は唐突に気づいた。 スタブ「アンセリカのことを話しておらんじゃった!」 ブリッツ「アンセリカのことを聞くの忘れたよ!」 ま、いいか ┐(*´v`*)┌ 生き残って帰ってくれば、酒のつまみにいろいろ話を聞けるだろ。 ストーンブリッジの彼女の墓の中に、アンセリカ自身の実体が入っていないとしても、それはあまり今回の冒険の本筋とは関係なさそうだ。今、急いで聞くこともない・・・それに・・・ なかなかいいもんじゃないか。空の旅ってのも♪ 最初のうちは揺れが怖かったけど、美しい眺めと静けさが俺の心をくつろがせる。 「揺れてる、揺れてるぞおい!落ちるんじゃないのか!?」なんて、風が吹くたびにシャムは怯えて大騒ぎだけど、操縦士役のボーリーは暢気に「ききゅうーにのってーどこーまでもーいこおー♪」なんて調子っぱずれな歌を歌っている。その両極端な同行者2人の様子に、思わず俺は苦笑いだ。愉快な連中だぜマッタク! 魔法の石炭をガンガン燃やして袋の熱を維持させてから、風向きを確かめつつ、ボーリーが俺に尋ねてきた。 ボーリー「さて?あんたはどこに行きたいんだね?」 (1)クモの森か? (2)西の平地か? (3)青銅の平原か? うむ。ここで俺は、ガーガンティスに関する情報をわずかながら集めているのだ。 そいつは西の平地にある「ほえる通路」をねぐらにしているらしいのだ。 というわけで・・・(2)だ! ブリッツ「西の平原に向かって、全速前進!!」(・∀・) ボーリー「アイアイサー!よーそろー!!」( ̄ー ̄) シャム「うわあ!いきなりぐらりと来たぞ!落ちるのかこれ?落ちるのか!?」(⊃Д`) そんなこんなで、ぎゃあぎゃあ騒ぎながら、俺らの旅は続いていくのだっ!! 【技術点14/14 体力点24/24 運点13/14】 SAVE:135
【技術点14/14 体力点24/24 運点12/14】
稲妻は近くの木に落ち、その幹を真っ二つに引き裂いた。ズズン!バリバリバリ!ブスブスブス・・・黒く焦げた木から煙が立ち上る。 その後、女の笑い声が風に乗って流れ去り、すべてが静けさを取り戻す。運が良いことに俺は無傷だ・・・ ( ;゚д) ・・・ ・・・ ・・・ (д゚; ) 青い顔して呆然とする俺ら。もし直撃してたら、ただじゃ済まなかったよ。最悪死んでたかも。 ブリッツ「い、いやあ、あああぶなかったぜぜぜ・・・」 シャム「そそそ、そうだね、おっとブリッツ、手にしている杖は、いいいいったい・・・」 心の動揺を隠しつつ平静を装う俺ら。 ききき気を取り直してててて・・・そう、そうだよ、この杖だ! 50cmほどの長さだ。いわゆるワンドってやつだな。一方の端がネジのように細くなっているぞ。もう一方の端には玉がついていて「13」という刻印が押されている。 ポロッ。あっ、この玉がとれた。そして中から紙が出てきた。「我を使わんと欲する者は、わが半身を繋ぎ合わせよ」って書いてあるぞ・・・? ひょっとして、残されている半分って、これのことか? 俺は似たような銀の杖の片割れを持っている。月岩山地の林魔人の巣の中で、犠牲者が遺していた物だ。そこには「37」という刻印が押されているのだ。 『もし君がこの杖のもう一方を持っていて、2つの杖についていた数字の合計を出せるのなら、その数へ進む』だってさ。ということは13+37だから・・・(ぴたっ)・・・ 分かれていた杖は、ぴったり1つにくっついた!(・∀・) んだば、いったいこいつは何の役に立つんだ? 俺はしげしげと眺めてから、このワンドでコンコンと地面を叩いてみる。しかし何も起こらない。だがそこでタイミングよく、ピョコンとウサギが草むらから顔を出した。俺は思わず反射的に、そのワンドをウサギに向けてしまう。 すると、ウサギはそこでピタリと動きが止まった! おおー!近寄って調べてみるが、もはや完全にマヒ状態だ。なんとまあ、俺は麻痺のワンドを手に入れたってわけだ(運点+1)!!( ´ ▽ ` )ノ さあ、先に進もうぜ。俺らは意気揚々と死者の墓場を後にする。 次の目的地はストーンブリッジだ。ヤズトロモの話では、そこで先行しているスタブの友達が、何やら「旅を助けてくれるもの」を開発しているらしいが・・・??? ( ぱからっ ぱからっ ぱからっ ) それ以後は何事もなく過ぎ去った。シャムの卓越した野外方向感覚のおかげで、あっという間にドワーフの街、ストーンブリッジが見えてくる。 ここに立ち寄るのは・・・ええっと、「恐怖の神殿」の始まり以来か。 ストーンブリッジはドワーフが多く住んでる居留地なので、醸造されるビールがうまいんだよな。えへへ、ちょっと長旅で疲れたぜ。ここでしこたま喉を潤すのも悪くはない。うふふふふ。ビール、ビール、ビールゥゥゥ♪ヽ(´ρ`)ノ シャム「どうする?もうすでに日も暮れた。この近くで一夜を過ごすのもありだと思うが・・・?」 ブリッツ「びーーーーーるううううううううう!!!!!」( ゚ A ゚;) シャム「わ、わかったわかった。じゃあ強行軍をするとしよう」(苦笑い) ブリッツ「(* ̄▽ ̄*)にゃは」 というわけでその日のうちに、俺たちはストーンブリッジに到着した! 「いよう、ブリッツ!」澄んだ小川に架かった橋の上で待っていたのは、俺の旧友のドワーフ戦士、スタブだ。それと彼の傍らにもう1人のドワーフがいる。 疲れ切った馬を下りた俺は、スタブと再会を祝してから、旅先で知り合った仲間の狩人シャムを紹介する。こいつは腕っこきのハンターで気のいい奴さ。きっとあんたともウマが合うと思うぜ!( *‘∀‘ )ノ それから、ええっと、あんたの脇にいる、もう一人のドワーフの旦那は・・・? スタブ「紹介するよ。わしらの仲間のボーリー(Borri)だ」 ボーリー「はじめまして。あんたがたがヤズトロモのお友達だね。遠いところ大変だったろう?」 丸ぽちゃの赤い頬と長いアゴひげを持つドワーフのボーリーは、にこにこ笑いながら俺らを出迎える。陽気さがにじみ出ている愉快そうな奴だ。だけど残念ながら、体つきや身の回りの品で判断すると、どうやらスタブのような戦士というわけじゃないらしい。どっちかというと職人(クラフトマン)とか、戦い慣れていない職業の雰囲気が漂う。 だけどスタブによると「この世界にラザック・クライシスが迫っとるんじゃー!」と、部族会議で彼が男泣きで訴えた際に「ならばわしの秘蔵っ子、最新の発明品を提供しよう!」と勇んで応じてくれた、数少ないドワーフだったらしい。 それだけの勇気と度胸はあるってことか。ふむふむ、なるほど・・・ ボーリー「まずは俺の家で食事をしていってくれ。その間に馬の方は面倒みておくよ。大丈夫、食事は食べきれないくらいあるから!」(スタブの方に片目をつぶる!) スタブ「・・・それとビールもな!」(ボーリーの方に片目をつぶる!) ブリッツ&シャム「 ヽ(´ー`)人(´∇`)ノ 」 さあさあ、俺たちはボーリーの小屋の中へ入ったぞ。そして、用意された御馳走と美酒を言われるまま、 も う 食 べ き れ な い というくらいになるまで食べ続ける!(体力点+2、でも原点なのでこのまんまです) ボーリーは、すべてのドワーフがそうであるかのように冒険談が大好きだ。俺らが食べている間も、ひっきりなしに今までの冒険の話について尋ねてくる。北方の氷指山脈、俺とスタブが初めて会った「雪の魔女の洞窟」の話なんかは、もう大盛り上がりさ! スタブ「でよう、こいつ、魔女にペテンをひっかけおった!」 ブリッツ「あーありゃ、見事だったぜ!スタブのノリノリ具合ときたらもう!!」 スタブ「丸だか星だか四角だか、ごちゃごちゃ騒ぐなと目を白黒する女魔法使いなんか、初めて見たわい!」 シャム「そいつぁ俺も見たかったな、悔しいぜ!」 ボーリー「まったく、まったくじゃ、グワハハハ!」 ま、そんなわけで、迫りくる世界の心配をよそに、少しだけ羽目を外したってことで♪ ヽ(´ー`)人(´∇`)人(`Д´)人(。・_・。)ノ 仲良し~♪ ドワーフ流の歓待にすっかり気を良くする俺様。それでも楽しい時間は、そうそう長くは続かない。ついに宴会はお開きとなって、俺らは明日に備えて寝ることにした。 そこら辺の干し草でベッドを作れってさ。あとは雑魚寝だ。それでも野宿よりはましさ。なにしろ屋根のあるところで眠れるんだからな(* ̄ー ̄)v まぶたがとろんとして大あくびをしたとき、ボーリーが寝る前にひとこと言ってくれる。 ボーリー「朝には特別なものを見せてやるよ。わしの発明品だ!」 スタブ「びっくりして腰を抜かすなよ、ブリッツ!」 ブリッツ「うっるせえ!さてと、お・や・す・み~(*´o`*)」 そして俺は久しぶりにゆっっっっっっっくり眠って・・・翌朝になった。 おはよう!ゲンキバリバリだぜ!(;゚∀゚)=3 俺とシャムは朝食を済ませた後、さっそくボーリーとスタブについていく。ストーンブリッジの町中の中央広場まで出てきて、そこで見たものとは・・・ ・・・ ・・・ ・・・ (=゚ω゚=) う っ そ 、 な に こ れ ? ? ? 【技術点14/14 体力点24/24 運点13/14】 SAVE:353
【技術点14/14 体力点24/24 運点12/14】
そのまま素直に次の日・・・は、迎えられなかった。 交代の少し前、俺は木々の間から苦しそうなうめき声を聞きつけたのだ。シャムは・・・っと、もうすっかり目を覚まして俺の傍らで警戒している。さすが腕利きのハンターだぜヽ(´ー`)ノ (調べてみるか?) (OK!!) 俺らはハンドサインをかわすと、その声がした木陰の方へ慎重に近寄ってみた。 そこにいたのは倒れていた男だ。長いひげを生やした老人で、風雨にさらされてしわくちゃの顔つきをしている。身体中傷だらけだ! 生き倒れで放っておくのも夢見が悪い。俺らはその老人を野営地まで運び、手当てをする。治療薬も1口分与えてやるぞ(残り7個)。そして朝まで安静にしてやった・・・ そして、翌朝。 老人は目を覚まして「うーむ!」とうめいた。どうやら一命をとりとめたらしい(´∀`) ブリッツ「じいさん大丈夫か?」 シャム「命があって何よりだ」 老人「助けてくれてありがとう、見知らぬ方々よ。昨日、わしは友人のいる塔に向かっていたのじゃ。だが森を抜ける近道をしようとして、熊に襲われてのう」 シャム「ダークウッドの森を丸腰で抜けるなんて!ただのバカか、よっぽど急いでいるかのどっちかだ」 ブリッツ「待てよ?“友人のいる塔”って言ったか今?じゃ、あんたはひょっとして・・・」 老人「む?わしの名はブドロンというのだが??」 ブリッツ&シャム「 ブ ド ロ ン ! ! 」 キ--(・∀・)タ!! ヤット(・∀・)キタ!! 俺たちはヤズトロモと一緒にあんたを待ってたんだぜ!こんなところで会えるなんて!面倒くさがらずに助けてよかった。この幸運に運点+1だ。 ブドロン爺さんは、午前中静養したら、かなり体力が回復した。彼をシャムの馬の背に乗せ、俺らはさっそく爺さんの案内を借りることになる。ダークウッドの森を離れて死者の出る墓場へと向かうのだ。方角は北西だ! ( ぱからっ ぱからっ ぱからっ ) そして何時間か駆け続け、こんもりとした小さな林のそばまできたとき、ブドロンは「ここで止まってくれ」と言った。 ブドロン「墓場はこの林の中心の空き地にある。わしはこの林に入るには信心深すぎるでな。ここでお別れを言わせてもらうよ。あなた方に良き運がありますように!」 そう言うとブドロンは片足を引きずりながら、来た道をひょこひょこと引き返していった。無事に家まで帰れるのかちょっと心配でもあるが、こっちもやらなきゃいけないことがある。ここで別れるのは、まあしょうがないな。元気でなブドロンじいさん!!ヽ(=´ω`=)/ さて、じゃあ、行くか! 俺らは馬を駆って林の中に入っていき・・・すぐ空き地に達した。 ブドロンが言っていたとおり、ここは長い間放置されていた墓場だ。墓石は壊れて苔に覆われ、雑草や芝生が生い茂っている。 俺たちは馬を下りた。死者が出てくるんだろ死者が。じゃあ用心しなきゃな。 剣を抜いていちばん近い墓石へと歩み寄っていく。ここにラザックの父親の墓があるという。その墓石には、あの恐るべき妖術師を倒す手がかりが刻まれているというが・・・ ん?ここでアイテムチェック?『髑髏の指輪をはめているか?』 ああ、あの生意気な骨の守人から奪った指輪か。奴が持っていた骨の指輪の中で、いちばんイカしたセンスだったからこれを選んだけど・・・ そ れ が な に か ? (=゚ω゚=) ごぼぼぼおっ!!! いきなり不気味な異変が起こった! 墓石の周辺の地面が動き出し、骸骨が見る見るうちに土中から湧き出てきたのだ。あっという間に俺らは、錆びた剣を持った6体のスケルトンに囲まれちまったのだ! 奴らは安息の眠りを乱されて怒っているかのように、剣を振って俺らに戦いを挑んでくる。カタカタと引き攣ったような動きだ。 なるほどな、俺が持っていたドクロリング(笑)には呪いが憑いており、それは死者の骨を蘇らせるトリガーアイテムだったのだ。わーお、なんてこった!(´д`) 3体はシャム、そして残る3体は俺が相手しなきゃならない。順番に戦え! 【スケルトン1 技術点6 体力点5】 【スケルトン2 技術点6 体力点6】 【スケルトン3 技術点5 体力点6】 1R (スケルトン1/14)(ブリッツ/23) スケルトン1/体力点-2 2R (スケルトン1/16)(ブリッツ/19) スケルトン1/体力点-2 3R (スケルトン1/16)(ブリッツ/21) スケルトン1/体力点-2 ←Crushed!! なんだこいつら。現れたときはビビったけど、この能力値なら雑魚キャラだ! 4R (スケルトン2/10)(ブリッツ/24) スケルトン2/体力点-2 5R (スケルトン2/14)(ブリッツ/23) スケルトン2/体力点-2 6R (スケルトン2/12)(ブリッツ/19) スケルトン2/体力点-2 ←Destroy!! 落ち着いて対処すれば怖くないぜ。へへへ(`∀´) 7R (スケルトン3/10)(ブリッツ/22) スケルトン3/体力点-2 8R (スケルトン3/17)(ブリッツ/19) スケルトン3/体力点-2 9R (スケルトン3/17)(ブリッツ/19) スケルトン3/体力点-2 ←Destroy!! 相手がいくら6ゾロ出したって、この技術点差なら、楽勝さっ♪(・∀・) 最後の猛攻も軽くいなして、俺はやすやすとスケルトン3体を骨の山に還す。ちょうど同じころ、シャムも大した苦労もなく3体のスケルトンを打ち倒していた。やるじゃんやるじゃん! イエーィヽ(´ー`)人(´∇`)ノとハイタッチしてから、俺らは改めてこの場所を調べてみる。墓石にこびりついている苔やら蔓草やらを引っぺがしてみて・・・見 つ け た ! これこそが忘れ去られていたラザックの父、タマルの墓だ。墓碑銘にはこう刻まれている。 『 我はここに眠る しかるに終わりなき闇の力は絶えず 我が魂は我が息子なり タマル、この世界で108歳で死す 』 シャム「・・・いまいちピンとこないな」 ブリッツ「ああ。これがホントにラザックを倒す手がかりになんのかよ?」┐(*´~`*)┌ なんだかなあ。拍子抜けしちゃったぜ。だけどここでシャムが、目ざとく何かを見つけた! 近くの墓から杖の先端が突き出ていたのだ。 何だこりゃ?俺は近づいてよく調べてみる。どうやら材質は銀でできているようだぞ。値打ち物っぽいな、じゃあ持っていくとするか。よいしょっと! <ずぼっ> 俺は銀の杖を引き抜く。すると・・・ <<びゅうううううううう!>> いきなり風が巻き起こって枯葉が空中に巻き起こる。おいおいなんだかヤバげだぜ。 <<<キヒャヒャヒャヒャヒャ!キヒャヒャヒャヒャヒャ!>>> 悪意のこもった女の笑い声がどこからか響いてきたぞ。 なんだよ、また俺様、余計なことしちゃったのか??? ピカッ!ドッゴオオンンン!! 雷鳴とともに稲光りが降ってくる!ここに直撃だ!!マジかよ!!! 運試しだ、運試しっ・・・ 吉だっ!!!! *。。゜(゜´Д`゜)゜。*゜ 【技術点14/14 体力点24/24 運点12/14】 SAVE:121
【技術点14/14 体力点22/24 運点12/14】
時間も無限にあるわけじゃないので、俺はヤズトロモに手短に説明する。 まあ、ここまでの冒険の道筋はかくかくしかじか、そういうわけだ。そして俺の隣にいる男は誰かというと・・・ シャム(帽子を取ってごあいさつ)「私はシャム。しがない狩人です。ニコデマスに依頼され、導師のお手伝いに馳せ参じました」 ヤズトロモ「 お お ! な ん と 礼 儀 正 し い 若 者 じ ゃ ! (目を細めて)わが友ニコデマスは良い同志を知っておるのう(そしてブリッツをじろりと見て)それに比べて・・・(聞えよがしにため息)・・・ハァーっ!」 ブリッツ「・・・(‐д-)、ペッ」 さて、憎まれ口の叩き合いはこれくらいにして、だ。 俺が月岩山地で悪戦苦闘しているうちに、ヤズトロモもいろいろ情報収集を試みて悪戦苦闘していた。俺らの共通の敵である妖術師ラザックについて。残念ながら奴のすべてを解き明かすには時間が足りなかったが、たったひとつだけ確実に言えることは・・・ ラザックはFighting Fantasyシリーズにおいて とにかくもう、いやんなるくらい最強のボスキャラだということだ il||li (つω-`;)il||li たとえ英雄クルから譲られたこのラザックの剣を持っていたとしても、普通に戦って倒すだけではダメなのだ。奴を奴自身の剣で仕留めるだけじゃなく、心臓をガーガンティスの角で貫かなければならないらしい。 ガーガンティス?それってたしか・・・??(°Д°) 俺は林魔人の犠牲者が遺していた巻物を思い出した。 そう、ガーガンティスは未知の怪物で、その角には魔力が秘められている。たしか西の平地にある「ほえる通路」に生息していると・・・ ヤズトロモ「そこまで知っていれば話は早い。ガーガンティスはほとんどの武器に対して不死身で、ある特定の魔法を使わねば、その角を切り落とせないそうだ」 ブリッツ「そりゃいったいどんな魔法だよ?」 ヤズトロモ「いやあ、それを調べるまでには時間が足りなかった。わらわらとラザックの手下どもが押し寄せてきてのお・・・」 ブリッツ「だったらまた、俺の冒険は行き当たりばったりかよ!アァ?(´Д`)σ)Д`)ァゥァゥ」 シャム「まあまあ、ブリッツ、次の道筋はついたじゃないか。ガーガンティスを狩りに行くぞ!」 ブーブー不平を言ってる俺をなだめてくれるシャム。彼は彼で、未知の怪物をしとめるという次のミッションに大乗り気だ。ハンターの血が騒ぐらしい。 ま、しょーがねえな。なんとかなんだろ!(°ー°*) 俺らはダークウッドの森を出てヤズトロモの塔に戻ることにした。ヤズトロモはラザックについて調べていくうちに、その手掛かりとして1人の情報提供者にたどりついた。そいつがそろそろ到着するころだということで、いそいそと小道を急いでいく。 ヤズトロモ「その協力者の名は、ブドロンという老人だ。何事もなければよいが・・・」 ブリッツ「何を知ってるんだよ?」 シャム「どんな方なんですか?」 ヤズトロモ「彼は亡霊の出る墓場を知っておる、それが重要なんじゃ。ラザックの父タマルの墓石を読む手助けをしてくれる」 ブリッツ「ははあん、その墓石を読めれば・・・」 シャム「ラザックの弱点がわかるかも、と・・・」 ヤズトロモ「そのとおり!よしよし、懐かしき我が家に戻ったぞ!!」 こうして俺らは塔の前まで戻ったが・・・ ブ ド ロ ン は い な か っ た 。 あーあ、待ちぼうけだぜ。ええっとこれからどうする??? (1)ブドロンが朝までには着くと思い、ここで待つ。 (2)今、出発する。 (2)だな。ラザックのしもべどもはここまでやってきた。ということは、ブドロンは力の弱い老人だっていうことも考えて、おそらくこのあたりで魔物に襲われて、ぱっくり食われちゃったんだろう。 来ない奴を待ってたって時間の無駄だ。しょうがねえや。情報提供者と会えないのは心残りだが、俺とシャムは今すぐ出発することに決めた。 ヤズトロモも特に反対はしない。「おなかが空いたらス×ッ×ーズじゃ!」と、栄養満点のチョコバーを振舞ってくれて(体力点+2)、さらに治療薬を5個補充してくれる。治療薬はこれで残り8個に増えたぞ! ヤズトロモ「お前さんたちが亡霊の出る墓場を自力で見つけられれば、それに越したことはないんじゃが・・・」 シャム「しかし、その探索はあまり時間を割けない。ラザックの妖力は日々増大しています!」 ヤズトロモ「そのとおり。ある程度で見切りをつけて、そのあとはガーガンティスを狩りに行くべきだ」 ブリッツ「やるだけやってみて、ダメならあきらめろってわけだな」 ヤズトロモ「うむ。墓場の探索をあきらめたら、ストーンブリッジのドワーフ村に行き、そこに先行しているスタブを訪ねるのじゃ。彼の友達がお前さんたちの旅の時間を大幅に節約できるものを開発したらしい」 ブリッツ「オーケイ、最終的にはストーンブリッジだな。シャム、行くぜ!!」(馬に乗る) シャム「お供しよう!」(同じく馬に乗る) ヤズトロモ「それからブリッツ!ちょっと待てい!!」 ブリッツ「おわっと!ななな、なんだよ・・・」(*´ω`) 馬の背に乗って今まさに旅を再開しようとする俺に身体を近付け、ヤズトロモはひそひそとささやく。「おぬしの雑念を招くので言おうか言うまいか迷っていたが、今生の別れになるかも知れんから言っておく」だってさ。なんだよ勿体ぶりやがって、俺ぁ忙しいんだよ!ヽ(`Д´)ノ ヤズトロモ「槍乙女アンセリカの最期のことじゃ」 ブリッツ「・・・!」 ヤズトロモ「ストーンブリッジに建てた彼女の墓は、石だけじゃ。肉体はまだ残されておる。彼女を殺したラザックの付近にな」 ブリッツ「・・・おどかしっこなしだぜ、爺さんよ」 ヤズトロモ「信じるも信じないもお前さん次第。詳しくはあのとき一緒にいたスタブに聞くがいい!では達者でな!!」 そしてヤズトロモが手綱を放す。ぶひひーん!と馬がいななく。俺たちは馬を駆り、ダークウッドの森に沿って西の方へ進むことになった。 ( ぱからっ ぱからっ ぱからっ ) 「どうしたブリッツ、ヤズトロモに何を言われた?」むっつり黙っている俺をシャムが変に思って声をかけてきた。「いやあ、別に・・・」言葉を濁す俺。なんだかカッコ悪ぃなあ。(´Д`) 1時間もしないうちに暗くなったので、眠る場所を見つけることにする。大きな焚火を起こし、見張りの順番をくじ引きで決める。そうした野営の準備がひと段落したときに、またシャムが蒸し返してきやがった。 シャム「亡くした恋人のことかい?」 ブリッツ「そんなんじゃねえよ!」 シャム「だいたいそんな感じだと思ったんだがね」 ブリッツ「いいから早く寝ろ!見張りの順番は俺からだろ!」 シャム「へいへい・・・」(毛布をかぶる) ホントになんだかカッコ悪ぃなあ('A`) 【技術点14/14 体力点24/24 運点12/14】 SAVE:244
【技術点14/14 体力点22/24 運点12/14】
森の中に建てられた木の小屋が目に入る。俺たちは急いで馬を下り、近くの木に手綱をくくりつけて、その小屋の開きっぱなしのドアへ駆け寄った。 ブリッツ「おーい!ヤズトロモ!生きてるかあ・・・って、おわっ!!」Σ(||゚Д゚) しかし、ドアの向こうから出迎えたのは、ローブをまとった骸骨だった! その眼は不気味に赤く輝き、何者かによって操られているようだ。ここで待ち構えていたのは、ラザックのしもべであり、甦った死体の魔奴隷だった! 奴らは全部で2人。俺たちに向って素手で立ち向かってくるぞ。「シャム!そっちは任せた!」「おうよ!」俺らは剣を抜いて1人ずつ相手にする!! 【魔奴隷 技術点8 体力点7】 1R (魔奴隷/11)(ブリッツ/25) 魔奴隷/体力点-2 ガツーン!まずファーストアタック!! 2R (魔奴隷/15)(ブリッツ/22) 魔奴隷/体力点-2 そして2撃目も与えたところで・・・? ガクン!ガラガラガラ・・・ 糸の切れた人形のように、魔奴隷はただの骨の山に返ってしまった。どうやら魔奴隷を動かしていた呪文の効果が切れたらしく、2回連続で攻撃に成功したらその時点で勝利だったのだ。シャムの方も順当勝ちで、もう1人の魔奴隷を確実に仕留めている。 俺たちは改めて木の小屋の中を探る。ヤズトロモは・・・いない・・・。 ブリッツ「とすると、あのメッセージそのものが、俺らをおびき寄せるワナだったか?」 シャム「いや・・・ちがう・・・これは?」(目ざとく床にこぼれていた粉を見つける) ブリッツ「クラッカーの食べかすだ。じゃあ・・・」 シャム「魔術師ヤズトロモは、確かにここで、俺たちを待っていた」 シャムは熟練した狩人だ。どんな痕跡でも見逃すまいと、床にべったりと自分の顔をくっつけた。それはまるで精悍な猟犬のようだ。そしてかすかに残された状況証拠から丁寧に推論を組み立てていく。 シャム「黒い焦げ跡・・・炎が爆発したんだ・・・魔法の?・・・でもそれは効かない・・・跳ね返された・・・引きずった靴の跡・・・力の強いものにつかまれて・・・無理やりこの小屋を・・・出させられて・・・」 シャムが一つ一つの痕跡を追っていくと、彼はいつの間にか小屋の外に出て、さらに森の奥へと入りそうになった。そこで彼はがばっと身を起こす。 シャム「君に語りかけた、あのスーマとやらは、正しいことを言っていたぞ!」 ブリッツ「急ごう!北だ!!」 俺らは改めて馬に乗り、スーマが教えてくれたとおり、北の森の中へ入る! シャムの鋭い観察力によると・・・ヤズトロモは、彼が住む塔に危険が迫ってきたので、先手を打ってこの避難場所に身を隠すことにした。しかしそこで魔法耐性を持つ怪物に見つけられ、捕縛されたということらしい。 そいつは厄介だ。確かのあの爺さんの魔法は強烈だが、身体は全然鍛えていなくて、メタボのたぷんたぷんだもん。腕っ節の実力行使でこられちゃあ、どうしようもなかったろうよ ┐(゚~゚)┌ さてさて、ダークウッドの森は、邪悪な者がいろいろ潜んでいる悪名高い地域だ。 俺もドワーフ族の「戦いのハンマー」を探しに入り込んだこともあるが(「詳しくは「運命の森」参照)、結構気の抜けない冒険だった。 だから用心するにこしたことはない。はやる気持ちを抑えながら、俺らはゆっくり注意して馬を進めていく。もちろん先導は森について詳しい狩人のシャムだ。 そしてシャムが馬をとめる。密集した木々に阻まれてここからはよく見えないが、乾いた風の通り具合から、どうやら今の茂みを抜けた先に小さな空き地があるらしい。 そこで何やら、ひと悶着起こしている奴らの声が、聞こえてきた! 怪物の声「ぐるるる・・・」 ヤズトロモの声「わわわ、わしなんか食っても、旨くないぞ!」( ・д・) 怪物の声「うがが、があ!」 ヤズトロモの声「なにせ脂身だらけじゃからなっっ!!」(・´з`・) よかった!生きていた!間に合った!!( ´∀`) あのよくわからんエスプリの利いた命乞いは、まぎれもなくヤズトロモだ。彼を救出するため、俺とシャムは急いで茂みを抜け、空地に姿を現す! その空地の中央には地面に魔方陣が描かれており、そこにヤズトロモは杭で括りつけられていた。そして得意げにその周りをウロウロしていたのは、忌まわしい角の生えた魔獣だ。こいつはコブだらけの鬼のように太っていて、足は2本、手は4本、頭は2つもある混沌そのものだ。そして身体は緑色のねばねばした皮で覆われている。 「やれやれだ!」縛られて地面に寝そべっているヤズトロモが、英雄クルから譲られた剣を下げた俺の姿を見てとって、ぱあっと顔を輝かせた。 ヤズトロモ「一生のうちに、これほど友を見て安心したことはないぞ!」 ブリッツ(わざと呑気そうにしゃべってみる)「うぉーい、ヤズトロモ、大丈夫かい!?」 ヤズトロモ「ばかたれ!大丈夫なもんか!」ヽ(=´Д`=)ノ ブリッツ「ははは、そりゃそうだ!」┐(´ー`)┌ ヤズトロモ「早く!その剣を彼の地獄の使者に使うのだ!奴にはそれしか効かんのじゃ!!」 ブリッツ「シャム、お前さんはヤズトロモの縄を解いてやってくれ。俺はこいつの相手をする!」 シャム「合点承知!」 ヤズトロモをさらったのは魔人の落とし子(Demonspawn)というモンスターだ。 やっぱりこいつもラザックが差し向けたしもべの一員で、混沌の奈落から呼び出された下劣な魔物なのだ。奴には普通の武器も魔法も効かない。効くのは召喚した主人が持つ調教具だけ。つまりここでは俺が携えている、元々はラザックが持っていた剣だけということになる! 【魔人の落とし子 技術点6 体力点6】 1R (魔人の落とし子/13)(ブリッツ/17) 魔人の落とし子/体力点-2 有効な対処法が見つかっちまえば、こんなぶよぶよの怪獣、怖くなんかねえぞ! 2R (魔人の落とし子/13)(ブリッツ/22) 魔人の落とし子/体力点-2 オラオラ!俺は敵のパンチをかいくぐって切り刻んでいく!! 3R (魔人の落とし子/14)(ブリッツ/23) 魔人の落とし子/体力点-2 ←KiLL!! 俺のフィニッシュブローが相手の身体に大穴を開けた。どうだあっ!!(`∀´) 魔人の落とし子はどうん!と地面に倒れた。そしてシュウシュウという音とともに、湯気を上げて萎びていく。ついには悪臭のするぬかるみの水たまりだけになってしまった・・・ 「お見事!」シャムに助けられて身体の自由を取り戻したヤズトロモが、痛む手首に顔をしかめながら俺に向かって拍手する。 ブリッツ「余計な手間かけさせやがって!」( ゚`A´゚ ) ヤズトロモ「魔法が効く怪物ならば、こんなことにもならなかった・・・いたた・・・」(´_`。) ブリッツ「少しは抵抗しろってんだよ、甘いものばかりクチャクチャ食ってっから、こんなことになるんだ」 ヤズトロモ「そそそ、それとこれとは、関係ない!」 ブリッツ「いーや、あるね!もっと身体を鍛えておけってんだよ。いつか糖尿病になっちまうぞ!」 ヤズトロモ「やかましい!残り少ない人生じゃ。好きなものを好きなだけ食って、何が悪い!!」 シャム「いや、ちょっと、論点がずれているようだが・・・」(くすくす) 笑いを抑えるのに懸命なシャムが、俺とヤズトロモの不毛な言い争いに割って入る。 ヤズトロモ「おお、わしの戒めを解いてくれて心から感謝ですぞ、腕利きの狩人殿!」 ブリッツ「あ、うまいこと話しそらしやがったな、コノヤロー」(・A・) ヤズトロモ「さあ教えてくれ、お前さんはどうやって失われた湖を見つけ出したのかを。そして、ここにいるお友達はどなたかな?」 【技術点14/14 体力点22/24 運点12/14】 SAVE:278
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